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ソフトバンク孫社長、個人で100億円寄付

2011-04-04 05:55:41 | Weblog
ソフトバンク孫社長、個人で100億円寄付 2011年4月4日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110403-OYT1T00664.htm
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0403/TKY201104030199.html
 ソフトバンクは3日、東日本大震災の被災者支援と復興資金として、孫正義社長が個人で100億円を寄付すると発表した。
 孫社長は2011年度から引退するまでソフトバンクグループ代表として受け取る報酬の全額も寄付する。
 ソフトバンクはグループとしても10億円を寄付することを決めた。
 寄付金は、日本赤十字社や赤い羽根共同募金などへ送るほか、非営利組織(NPO)やボランティア団体にも寄付する。震災遺児の生活と勉学の支援にも役立ててほしいとしている。




 ソフトバンクの孫社長については、ネット上でついこの間まで『何で孫さんは寄付しないんだ?』といった陰口を叩かれていたのですが、ユニクロを運営するファーストリテイリングが総額10億円+ヒートテック30万点など7億円相当の支給品を寄付(うち柳井正会長の私財10億円含む)ならば、ソフトバンクは孫さん個人だけで100億円とまさに桁が1つ違う寄付金額、グループとしても10億円の寄付ですか…(吃驚
 日本国内でビジネスを展開し続けていく以上は、物の支援だけでなくいずれ現金での支援も発表してくるのだろうな…とは思っていましたが、さすがに100億円という金額には驚かされますし、ソフトバンク本体の資金繰りだって(個人向けに高利率の社債を発行せざるを得ないなど)決して楽ではないだろうに、本当に頭の上がらない思いですし、ある意味日本人以上に自分が成し遂げられることをやり遂げることのできる器の大きな経営者だと思います。
 原発騒動でドライに東京からいち早く逃げ出す外国人もいれば、国内に留まってこれだけの貢献を成し遂げる外国人もいある。 金額だけで判断するのはいささか稚拙かもしれませんが、こういう非常時こそ人間としての器が試されるのかもしれませんね…。