ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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児童の列に車突っ込む、3人けが…居眠り運転

2011-04-23 06:16:27 | Weblog
児童の列に車突っ込む、3人けが…居眠り運転 2011年4月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110422-OYT1T00166.htm
 22日午前7時20分頃、茨城県つくば市島名の県道交差点で、歩道上で信号待ちをしていた同市立島名小学校の児童5人に乗用車が突っ込んだ。1年生の男児と女児(いずれも6歳)、4年生の女児(9)が足を打撲するなどの軽傷を負った。つくば中央署は車を運転していた同市若葉、会社員芹沢幸嗣容疑者(26)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕した。
 現場は片側2車線で見通しのよい直線道路。発表によると、芹沢容疑者は同県常総市内の勤務先に出勤途中。調べに対し、「昨晩遅くまで起きていて、居眠り運転をしてしまった」と供述しているという。乗用車は交差点の手前約40メートルから左にそれ、縁石を乗り越えて電柱に衝突。弾みで児童たちに突っ込んだという。
 児童5人は集団登校中だった。事故を目撃した近くに住む60代の主婦は「車は随分スピードが出ていた。栃木で事故があったばかりなのに許せない」と憤っていた。



 で、世間がこの小学生6人の死亡事件で大騒ぎとなっているのに、よりによってこのタイミングで居眠り運転で集団登校中の児童に車を突っ込ませるバカがもう1人いたようです…(怒!
 巻き込まれた3人は、直撃を受けなかったことからたまたま打撲程度の軽傷で済んだようですが、事故を目撃した60代の主婦さんの言葉ではありませんが、ホント『栃木で事故があったばかりなのに許せない』と思いますし、車を運転する方は、もっと運転することへの責任を自覚して欲しいものだと強く思います。

てんかん薬、直前服用が影響か クレーン車事故

2011-04-23 06:08:49 | Weblog
てんかん薬、直前服用が影響か クレーン車事故 2011年4月22日 共同
 栃木県鹿沼市で18日朝、小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、運転手柴田将人容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で送検=が持病のてんかんの発作を抑える薬について「普段は夜に服用していたが事故の前日は忘れ、当日の朝に飲んだ」と供述していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。
 服用後、間もないため薬が十分効かずに発作が起きたり、薬の種類によっては眠気を催したりした可能性もあり、県警は柴田容疑者から採取した血液や押収した薬を詳しく分析して調べている。
 捜査関係者によると、柴田容疑者は発作を抑えるため、夜間に服用する薬を処方されていた。17日夜は飲むのを忘れ、18日朝になって飲んだ。
 同日午前7時40分ごろ、鹿沼市内の工事現場に向かうため勤務先をクレーン車で出発。間もなく事故が起きた。
 柴田容疑者は17日は休みで、遅くまで起きていたという。県警は同日の行動や服用を忘れた経緯も調べている。
 てんかんに詳しい医療関係者によると、発作を防ぐ薬は血中での濃度をなるべく変化させないようにするのが必要。規則正しく服用するのが基本となる。また、就寝前に飲むよう指示されている薬には眠気を引き起こす可能性もある。
 柴田容疑者はこれまでの調べに「人をはねたか覚えていない」と供述。県警は、現場までの直線約400メートルの部分で意識を失った可能性が高いとみている。

免許取得・更新時に病状申告せず…6児死亡 2011年4月21日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110421-OYT1T00446.htm
 栃木県鹿沼市で登校中の児童がクレーン車にはねられ6人が死亡した事故で、自動車運転過失傷害容疑で逮捕された同県日光市大沢町、運転手柴田将人容疑者(26)が、発作を伴う病気を抱えながら、運転免許の取得・更新時に道路交通法で義務付けられた申告をしていなかったことが21日、捜査関係者への取材でわかった。県警は、申告していれば免許を取得できなかった可能性もあるとみて、裏付けを進めている。
 捜査関係者によると、柴田容疑者は免許の取得・更新時に病気について申告しなかったほか、医師の診断書も提出していなかった。この病気は、2002年の道交法改正により、「5年以上発作がなく、今後も起きる恐れがない」「発作が睡眠時に限られ、今後も悪化の恐れがない」などの条件に該当すれば、診断書を提出したうえで免許は取得できるようになっていた。

クレーン車事故「持病隠してた」 勤務先に謝罪の手紙 2011年04月22日 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042201000724.html
 栃木県鹿沼市で小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、運転手柴田将人容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で送検=の母親が「持病や執行猶予中であることを隠して働いていた」とする謝罪の手紙を勤務先の会社に送っていたことが22日、分かった。同社が明らかにした。
 同社によると、手紙が届いたのは21日夕方。B5判の便箋1枚に、謝罪の言葉が並んでいた。持病などを隠していたことについて「いつも心苦しく思っていた」とし、「息子が喜んで働く姿に、親バカなことに本当のことを話せずにおりました」などと記してあった。



 ん…。ほとんどの抗てんかん薬は眠気やふらつきなどの症状(副作用)が発生しますし、前日に夜更かししていて寝不足の状態で、朝に抗てんかん薬を飲めば、(仮に車を運転しないで電車で通勤するようなケースであっても)どれ程危険か 素人でもわかりそうなものですが、この容疑者 とことん無責任ですね…(激怒!
 医師の処方箋が必要な睡眠導入剤として使われる中では、比較的効いてくるまでに時間がかかる(効果がマイルドな)デパスだって、お風呂の直後など、あまり早い時間帯に服用すれば夕食の途中で居眠りしてしまうこともあります(容疑者がどの程度の強さの抗てんかん薬を飲んでいたか紙面からだけではわかりませんが、この手の薬を飲んだ直後に運転することが、危険極まりないことは間違いないでしょう)し、『抗てんかん薬を飲んだ直後に車を運転すればどうなるか…』を想像することさえ、この輩にはできなかったのでしょうか…(溜息
 こんなつまらない理由で、未来ある尊い6人の命が失われてしまったと思うと、同じ子育て世代の1人としてあまりにもやり切れず腹立たしい思いにかられます。

 母親の謝罪の手紙は『会社よりも先に真っ先に謝罪に行く先があるのではないか?(死亡した小学生の遺族には勿論のこと、まずはてんかんの持病に苦しむ全ての方に謝罪すべきではないでしょうか…。又、これから先 風評被害を被る可能性のある容疑者の主治医にも当然謝罪すべきでしょう。)』という素朴な疑問が浮かびますし、そんな手紙を貰ったところで、会社が被る使用者責任が大幅に軽減されるわけでもなく…。
 今後、この持病を抱えつつもきちんとした生活態度を守り、真っ当に生活している方々までもが 言われもなき差別を受ける可能性だって否定できませんし、母親の行為も単なる自己満足にしか思えず『だから何?』と冷たく突き放したくなります。