ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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鳥取、大雪で車千台一時立ち往生 列車で1200人年越し

2011-01-02 06:31:04 | Weblog
鳥取、大雪で車千台一時立ち往生 列車で1200人年越し 2011年01月02日 共同
http://webun.jp/news/main/kyodonews/20110102/90687
 山陰地方で降り続く記録的な大雪のため、鳥取県琴浦町から大山町の国道9号で12月31日から1日にかけ、約20キロにわたり約千台の車が一時立ち往生した。救急車が渋滞に巻き込まれ女性(82)の搬送に約5時間かかり、病院で死亡が確認された。JRも約1200人が列車内で年を越し交通機関は大きく乱れた。
 県や県警は31日深夜に対策本部を設置し、県が陸上自衛隊に災害派遣を要請。自衛隊員が約70人態勢で車への給油などの支援をし、県の職員や消防団員らが車に残った人に食料や毛布を配った。

「1cmも動かず」大雪立ち往生、事故追い打ち 2011年01月01日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110101-OYT1T00484.htm
 大雪のため、約600台の車が立ち往生した鳥取県琴浦町―大山町間の国道9号は、その後もスリップ事故が相次ぐなどし、発生から24時間以上たった1日夕も数百台が抜け出せない状態が続いている。
 同県などによると、大山町内でスリップして国道をふさぎ、立ち往生の原因となったタンクローリーは1日午前中に移動したが、同11時30分頃には同町内で大型トラックが横滑りして道をふさぎ、午後4時頃にも同町内でトラック同士の衝突事故が発生。渋滞の両端で一部の車がUターンしているが、車列が動かない区間も残っている。
 国土交通省や災害派遣の陸上自衛隊、地元消防団などが除雪を急いでいる。県や地元自治体、自衛隊が燃料や乾パン、水、毛布をドライバーらに配布。大山町では、近くの住民が公民館を開放して避難を呼びかけ、おにぎりを配った。
 米子市内に買い物に出かけ、同県倉吉市の自宅まで帰る途中の大学生吉田奈々子さん(21)は「大山町で31日夕方に立ち往生してから、1センチも動いていない。ガソリンの残りが気になりエンジンを切ったので、とても寒い。携帯電話の電池も切れた」とぐったりした表情。「地元の人からはおにぎりをもらって助かったけれど、いつ抜けられるのか分からないのが一番つらい。2泊目も覚悟しないといけないのか」と話していた。

大雪鳥取の千台立ち往生ほぼ解消、自衛隊ら除雪 2011年1月2日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110101-OYT1T00571.htm
 大みそかからの大雪で数百台の車が立ち往生していた鳥取県琴浦町―大山町間の国道9号は、除雪作業が進められた結果、1日夜に渋滞がおおむね解消された。
 国土交通省倉吉河川国道事務所によると、2日未明までに大半の車が現場を抜けられる見通し。
 同事務所などによると、12月31日午後2時頃、大山町でタンクローリーがスリップして国道をふさぎ、渋滞が発生。待っている間にも雪が積もり、動けなくなる車が続出、ピーク時には約25キロにわたって1000台の車が身動きできなくなった。同県は陸上自衛隊に災害派遣を要請。国交省や自衛隊、地元消防団などが除雪を進めた。ドライバーらには、県や地元自治体、自衛隊が燃料や飲料水、乾パン、毛布などを配った。

ご飯炊けず、厳寒正月…青森・岩手停電2万世帯 2011年1月2日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110101-OYT1T00506.htm
 大みそかから元日にかけての荒天で、青森県南部や岩手県北部を中心に大規模な停電が起き、1日午後9時現在、約2万1000世帯で停電が続いている。
 雪や倒木が立ちはだかり、復旧作業は難航しているという。
 東北電力によると、強風や積雪による倒木で電線が切断するなどし、12月31日朝から停電が起き始めた。同社が復旧作業を進めたが、同日夜になって停電地域は拡大。停電が発生したのはこれまでに40市町村(青森18、岩手22)、延べ約8万7000世帯に上っている。
 青森県南部の新郷村では31日午後8時40分頃から約1900世帯のうち約1800世帯で停電が発生し、1日夜になっても約1200世帯で復旧していない。
 同村の山間部では、倒れた木が至る所で電線を切断。同村戸来の無職男性(76)は、「テレビが見られず、ご飯も炊けず、とんだ正月になった。床暖房なども使えず、とにかく寒い」と話した。






 う~ん。鳥取よりもずっと北にある実家(北陸)では地面が見える程ほとんど雪がない状態だけに、第一報が入ってきた時も、テレビで実際の映像を見るまでは にわかにその事実が信じられなかったのですが、巻き込まれた人は本当に災難だったと思います。
 雪が降ると言っても、山陰地方なら積雪量も普段はそれ程多くはないでしょうし、中にはスタッドレスタイヤに変えていない方もいらっしゃったのではないかとも思うのですが、今回の荒天では、他にも山の中の温泉旅館のキャンセルが相次いだり、青森や岩手では大規模停電があるなどかなりの人が被害を被ったようです。

「転職前に住宅ローンを組む」そのリスクとは(執筆者はファイナンシャルプランナーの菱田雅生氏) 

2011-01-02 06:01:51 | Weblog
「転職前に住宅ローンを組む」そのリスクとは(執筆者はファイナンシャルプランナーの菱田雅生氏) 2010年12月28日 R25
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_r25bus__20101228_120/story/r25spcate_wxr_detail_id2010120200004567r25/
 住宅取得に関する相談を受けていると、たまにいるのが、「これから転職をしようと思っているんですが、その前に住宅ローンを組んで家を買ってしまおうかと考えています」という人。
 確かに、民間の銀行等が取り扱う住宅ローン商品は、「勤続年数3年以上(自営業の場合は営業年数5年以上)」などといった要件を満たさないと、借りられないのが通常です。転職してしまった後では、少なくともそれから3年以上経過しないと住宅ローンが借りられないことになるので、転職前に買ってしまおうと考えるらしいのです。
 しかし、転職前に住宅取得を決めてしまって本当によいのでしょうか。住宅ローンを組めるかどうかよりも、きちんと返せるかどうかの方がよほど重要なことなので、住宅ローンが組めるうちに早く買ってしまおうと考えるのは、ファイナンシャルプランナーとしてはあまりおすすめできません。
 どうしても買いたい物件が見つかってしまった場合でも、転職後の収支状況を冷静に見積もったうえでの決断でない限り、やはりリスクが高いのではないかと思われます。
 そもそも、転職後の収支状況を冷静に見積もること自体、なかなか難しいもの。一昔前に比べれば、転職は容易になっているかもしれませんが、昨今の経済情勢からすると、転職によって年収が減るケースの方が多いくらいかもしれません。また、転職した会社の業績がその後どう変化するかを正確に見通すのは困難ですし、長く働いていける職場環境なのかも、外から見ているのと、なかで働いているのとでは、感じ方が違うこともあるでしょう。
 結論としては、転職の可能性があるという時点で、住宅取得についてはしばらく様子を見た方がよいと思います。仕事の状況や家計の状況が落ち着き、ある程度将来の見通しが立つようになってから、あらためて検討すればよいでしょう。それまでは、じっくりと頭金準備を進めてください。
 貯蓄を増やせば増やすほど、住宅ローンの借入金額を抑えることができますし、転職後に想定外の事態が起きても、貯蓄がある分だけ金銭的に対応できる余力がつくことになります。転職前後の数年は、しっかりと貯蓄する時期だと割り切って考えるのもひとつでしょう。
 なお、「フラット35」の場合は、勤続年数についての要件がないので、転職して間もない時期でも融資を受けることは可能です。ただし、転職後の収入をもとに融資可能額などを算出することになっているので、少なくとも数カ月程度の給与明細を持っていかないと、審査してもらえないでしょう。転職後何カ月以降なら審査可能なのかは、住宅金融支援機構では定めていないので、取扱金融機関によって異なるようです。どうしても早くローンを組んで買いたいという場合は、金融機関等に問い合わせをしてみてください。
 繰り返すようですが、転職してすぐに住宅ローンを組むのは、リスクが高いと思われます。転職先の会社について、報酬面だけでなく、職場環境を理解したうえで、将来の見通しが立つか見極めることが大切です。住宅ローンの返済期間が長期になるのであれば、なおさら10年先、20年先をある程度見通せる状況になってから決断すべきでしょう。「急いては事を仕損じる」といわれるように、慎重に検討した方が無難です。





 菱田FPとは比べるのもおこがましい、一応(FP)の肩書さえつけられそうな私でも、全くの同意見です。
 最近は、『フリーター、家を買う』などという人気俳優を起用したドラマも放映されているようですが、そもそも、なぜ金融機関が融資要件に勤続年数や営業年数の要件を設けているのか その根本的な理由を考えて欲しい(本来ならば、当然ながら『本当に返済能力があるかどうか?』ですが、最近は金融機関の側も『イザとなれば担保の家を競売にかければいい(貸し倒れさえ出さなければいい)』とばかり融資基準が甘くなりがち(貸したい優良企業が少ない中、相対的に貸倒リスクの少ない住宅ローンの融資が甘くなるのも避けられない現象かと思います)ですし、金融機関の側の審査基準と、住宅ローンを組む側が本当に払い続けることができるかのボーダーラインには、大きな違いがあることはお金を借りる側としても十分意識したいところです。
 万が一にも転職先がブラック会社だったりした日には、短期間で再転職を余儀なくされ今度は年収が大幅ダウン。あるいは会社の経営が厳しくリストラが行わることになり、会社に残る優先順位の低い転職者が真っ先に首切り なんて笑えないことになる可能性も否定できませんし、住宅ローンに関しては今払えるだけの資金繰りがあるか(家賃と同額で住宅ローンが組めます などというレベルの低い勧誘を行う業者からは、間違っても家を購入しないで下さい!!!)だけでなく、これから先数十年本当に払い続けることができるかどうかを最優先ポイントとして、慎重の上に慎重を重ねるくらいの気持ちで、最終的な決断を下して欲しいと思います。

まさかまさかの連合会長の「増税受け入れねば」発言 どうする菅総理???

2011-01-02 05:56:45 | Weblog
連合会長「増税受け入れねば」消費税率上げ容認 2011年1月1日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110101-OYT1T00481.htm
朝日 http://www.asahi.com/business/update/1231/TKY201012310174.html
 連合の古賀伸明会長は読売新聞など報道各社のインタビューで、消費税について、「社会保障制度改革と税制改革の骨格をきちんと示すことができれば、増税があっても受け入れなければならない」と述べ、税率引き上げを容認する考えを示した。
 古賀氏は「福祉をきちんとするためには、国民も負担するという合意形成の努力を優先すべきだ」とも強調した。
 連合は従来、消費税率引き上げについては、「低所得者ほど負担感が増して逆進性が拡大する」と否定的だったが、2011年度予算案で新規国債発行額が2年連続で税収を上回る状況を受け、軌道修正した形だ。




 連合と言えば、労働組合の上部組織のような存在ですし、本来ならば労働者を使用者陣営から擁護する側にいるのですが、まさかその連合が消費税率引き上げ容認を主張してくるとは完全に予想の範囲外で、すっかり意表を突かれる形になりましたが、この発言は『とにかく増税反対』ありきの共産党は当然としても、庶民の間でも波紋を招きそうですね。
 それはともかく、問われるのは菅首相の次の一手。敵?陣営に与していたと思われていた方から予想外の援護射撃を貰ったのだから、ここで決断を下さなければ、それこそ一生『逃げ菅』の烙印を押され、末代どころか日本国が存在する限り 戦後最大のダメ首相として嘲笑され続けることになりそうですが、仮免内閣は今度こそ本当に機能する内閣に生まれ変わることができるのでしょうか…。