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メンズ化粧品が好調 「こっそりメイク男」実はいる 

2009-04-18 11:48:31 | Weblog
メンズ化粧品が好調 「こっそりメイク男」実はいる 4月11日 J-CAST
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090411-00000000-jct-soci
 男性用化粧品が好調で、市場規模は顔用スキンケアで250億円にふくらんだ。洗顔料、化粧水、パックやクリーム、美容液もあり、女性顔負けの品揃えだ。スキンケアだけではもの足りず、メイクをする男性もいる。化粧をすることで「自分をよく見せたい」という願望が、男性にも芽生え始めているようだ。

■女性と同様、「しっとり」「うるおい」が重視される
 1978年から男性用化粧品を発売しているマンダム。中心ブランドの「ギャツビー」は洗顔料、化粧水、パック、クリームなど全28種のスキンケア化粧品を揃える。洗顔料と、外出先でも簡単に汗や汚れを拭き取れる「フェイシャルペーパー」がよく売れている。
 同社によると、男性用化粧品(顔用スキンケア)全体の市場規模は250億円(売り上げベース)。ドラッグストアなどを中心に、年々拡大している。その背景には、男性の化粧品に対する意識の変化があるようだ。
 昔は、ニキビができた時や、肌がテカる時など「一時的」に使われていたが、最近、「普段から手入れをして、いい男になりたい」という風に変わってきた。
 こんな傾向もある。
 「写メールが普及し始めた頃から男性用化粧品の売れ行きがよくなっています。自分の顔写真を撮って人に送る機会が増えて、顔が重要なものだという認識に変わってきました。ベストショットを携帯にストックしている男性もいるようですよ」(広報担当者)
 ニベア花王は男性用化粧品「ニベアフォーメン」(10種)のデザインを2009年3月28日に新しくした。使用感がさっぱりとしたタイプもあるが、男性用では珍しい「しっとり」タイプも揃う。購入者は20~40歳代と幅広い。
 広報担当者は、「べたつきをなくす、爽快感がある、というのが男性用化粧品に求められるポイントでしたが、08年に調査したところ、男性の6割が保湿、うるおいを重視していることがわかりました」という。
 大塚製薬も08年9月から男性用化粧品分野に参入。俳優の織田裕二さんを広告に起用したブランド「UL・OS(ウル・オス)」を展開し、注目を集めている。

■メンズメイクは「化粧している」とバレたら失敗
 スキンケアだけではもの足りず、メイクする男性もいる。
 「メンズメイク」を提唱しているメイクアップアーティストの秦みさ子さんは、こう語る。
 「他人が自分をどう見ているか、またどのように見えるかは、現代を生きる社会人にとっては時に非常に重要になります。メイクアップで他者の視線を受けとめ、それによって自分自身を磨き、よりスムーズに社会に受け入れられる。そこに男性も気づきはじめたのかもしれません」
 秦さんが運営するサイト「trend-cosme.com」では、「ジャン ポール ゴルチェ」といった海外ブランドの化粧品などを販売している。男性客も多く、客の30~40%を占める。売れ筋は、ブロンザー(小麦肌に見せる化粧品)、コンシーラー(目の下のクマをカバーするもの)、アイブロウ(眉)コスメなど。10歳代より、20~40歳代のバリバリ仕事をしている男性こそメイクが必要だという。
 「例えば、仕事で人に会わなければいけないけど顔色がくすんで見える。二日酔いが残っていて顔色が優れない。睡眠不足で目の下にクマができていて疲れて見える。そんな時に役立ちます」
 「男性のためのメンズメイクレッスン」を同サイトで披露している。メイクの手順はこんな具合だ。(1)洗顔後、メイク下地をつける(2)リキッドファンデーションを顔全体に伸ばす(3)ブロンズジェルを重ねて塗る(4)頬を中心にブロンズパウダーで立体感を出す(5)アイラインを入れる(6)眉用ジェルで眉の形に添ってブラシで刷いていく(できれば眉カットをして整える)(7)リップをつける。
 また、「化粧している」とバレたら失敗なので、自然に見えるギリギリのところで抑えるのがポイントだ。
 一方、女性はどう見ているのだろうか。メイクまですると「やり過ぎ」と感じているようだ。トレンドGyaOが10~20歳代の約2000人の女性に「男性が毎日のお手入れで許せないのは?」と題するアンケートを実施し、09年4月2日に結果を発表した。
 許せない第1位は、「ファンデーション」(68%)。「自分の彼氏が塗ってたら絶対やめてもらう」「肌きれいな人がいいけど、地でそうであって欲しい」という否定的な意見が多い。しかし中には、「べつにいいんじゃ? 個人の自由だし」「男でも身綺麗にするのは最小限のマナー&エチケット」「男性のメイク、そんなに嫌じゃないかも」という人もいる。
 許せない2位は「コンパクトミラーの常備」(13%)、3位は「まゆ毛のお手入れ」(6%)となっている。




 へぇ…。 男のメイクというのは、音楽関係者を別にすれば、最近では『面接での印象を良くするためにアイラインを書く』という話を聞いたことがあり、それでも十分吃驚していたのですが、最近は普段から一種の身だしなみ感覚で行なう人もいるんですね…(吃驚
 そういえば、沖縄では男の日傘というものが売れているそうですし、こういう話を聞くと、これまでの古い価値観がどんどん変わりつつあるのかな…などとも思うのですが、洗顔フォームやパックはともかく、アイラインレベルまでいくと『果たしてそこまでやる必要があるのだろうか?』と私でも困惑してしまいますし、若い方なら早く仕事を覚えるとか、営業なら相手に好感をもってもらう表情を作る練習とか、他にやるべきことがいくらでもあるのでは…という気もしなくもないのですが、もう数十年経つと、男のアイラインや眉カットという光景も、ごくごく普通に見られる光景になってしまう時代が来るのでしょうか…(惑
 男女という性差だけをもって、化粧に関する価値観を決め付けてしまうのは偏見と思いつつも、こういう話を聞くとやはり吃驚してしまいます。

自己破産「富士ハウス」と契約の施主71人、元社長らを提訴

2009-04-18 11:45:39 | Weblog
自己破産「富士ハウス」と契約の施主71人、元社長らを提訴 2009年4月13日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090413-OYT1T00294.htm
 1月に自己破産した浜松市中区の住宅メーカー「富士ハウス」と住宅の建築契約を結んだ神奈川県や千葉県などの施主71人が、「会社が破産するとわかっていたのに高額の工事代金を支払わせた」などとし、同社の川尻増夫元社長ら3人を相手取り、総額3億円の損害賠償を求める訴訟を13日、静岡地裁に起こした。
 同社などによると、富士ハウスは東海、関東地方などで住宅の設計・施工などを手がけ、2001年3月期には473億7700万円の売上高があった。しかし、不動産市況の冷え込みで業績が悪化。今年1月29日に関連会社2社とともに東京地裁に自己破産を申し立て、負債総額は3社で計約638億円に上った。
 原告側は、川尻元社長らは、同社が08年11月に取引先への支払い遅延を起こした時点で、破産の可能性を予見できたと指摘。施主に破産による損害を与えることがないよう、出来高払いで工事代金を請求すべきだったのに、「早期に入金すれば割引する」などと勧誘し、未着工の施主に工事代金の7割を前払いするよう求めたり、未完成の物件の施主に残金支払いを求めたりしたと主張している。



 一般向けの住宅建築を行なっている住宅メーカーとしては異例の自己破産を選んだ富士ハウスですが、被害者ら71人が元社長を提訴するようです。
 まあ、経営破綻する以上、誰かに迷惑をかけることは避けられないとしても、対企業相手ならば、銀行を相手にしても『ない袖は触れない 持っていけるものがあれば、どうぞ回収してくれ』と強気に出ることもできるのかもしれませんが、住宅ローンを組んでいる施主からみれば、住宅を手に入れようとすれば、(それでなくともぎりぎりの住宅ローンを組んでいるのに)更に追加の支払いを求められるか、損失覚悟で家を売却することを選ばざるを得なくなるわけで、そんな中、「早期に入金すれば割引する」などと勧誘していれば、被害に遭った方が怒るのも無理もないこと。
 現実問題として、仮に裁判に勝ったところで、どれだけの額が回収できるのだろうか?という素朴な疑問もありますが、少しでも多くの金額が被害者の方に戻ることを願ってやみません。

ルネサスとNECエレが経営統合で最終調整、半導体世界3位に

2009-04-18 11:42:05 | Weblog
ルネサスとNECエレが経営統合で最終調整、半導体世界3位に 2009年04月16日
ロイター  http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJAPAN-37523820090416
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090416AT1D150E515042009.html
半導体国内2位のルネサステクノロジ(東京都千代田区)と同3位のNECエレクトロニクスが経営統合する方向で最終調整に入ったことがわかった。複数の関係筋が16日、明らかにした。
 両社が統合すると売上高は1兆2000億円を超える規模となり、東芝を抜き国内で首位、世界市場でも3位の半導体メーカーが誕生する。世界同時不況の影響で業績が悪化している両社は、統合を通じて生き残りを目指す。
 ルネサスには日立製作所が55%、三菱電機が45%出資している。交渉では統合の形態や出資比率などを詰めており、月内の合意を目指す。統合時期は2010年4月が有力とみられる。統合が実現すれば、2003年4月に日立と三菱電のシステムLSI事業が統合してルネサスが発足して以来の国内半導体業界における大型再編になる。
 2009年3月期の売上高見通しはルネサスが6800億円、NECエレが5550億円。統合により同1兆円の東芝の半導体部門を抜き国内首位になる。また世界でも首位の米インテル、2位の韓国サムスン電子に次ぐ規模になる。
 一方、09年3月期の当期損益はルネサスが2060億円、NECエレが650億円のそれぞれ赤字になる見通し。世界不況の影響に加え、国内の半導体産業は過剰な設備能力を抱える構造的な問題に直面しており、再編に向けた機運が高まっていた。
 今年1月末にはNECエレと東芝が統合を目指す方向で協議に入ったことが表面化したが、関係筋によると両社の協議は不調に終わった。一方、ルネサスについては、日立が1月末に「あらゆるオプションを考えている」(古川一夫・前社長)との考えを表明し、再編を目指す意向を示していた。



 半導体業界の業界再編といえば、エルピーダメモリと台湾の半導体会社とのグループ化に注目が集まっていますが、その動きに刺激されたのかどうかは知りませんが、半導体国内2位のルネサステクノロジと3位のNECエレクトロニクスが経営統合する方向で最終調整に入ったようですね。
 とはいえ、この半導体業界の業界再編については、以前から業界トップの東芝が主導しようとして、他の会社が東芝に主導権を握られることを嫌い、何度も思惑話が消滅してきた経緯があるだけに、今回も本当に話が進展するかどうかは正直微妙。
 ただ、業界では独キマンダや米スパンションが経営破綻し、数ヶ月レベルの出勤日調整も行なわれる会社が何社もあるなど、早急に業界の収益構造が改善する見込みは薄いだけに、今回こそ大手同士のプライドを乗り越えて経営統合が実現するのか、非常に注目しています。

アデランス、ユニゾンと連携しスティールに対抗へ

2009-04-18 11:37:31 | Weblog
アデランス、ユニゾンと連携しスティールに対抗へ 2009年04月16日 
ロイター http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJAPAN-37521120090416
日経  http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090416AT2D1502G15042009.html
 アデランスホールディングスが投資ファンドのユニゾン・キャピタルと組み、筆頭株主の米系投資ファンドのスティール・パートナーズに対抗する動きを始めたことが16日、分かった。
 スティールが保有しているアデランス株式をユニゾンが買い取るためにTOBに発展する可能性もある。複数の関係筋が明らかにした。
 発行済み株式総数の27%を保有する筆頭株主のスティールはアデランスに対して役員退陣などを要求している。これに対して、アデランス経営陣の一部はユニゾンと連携し、経営再建を進める検討を始めた。具体的にスティール保有分の株式を買い取り、ユニゾン主導で経営の建て直しを目指す。ただ、ユニゾンが用意する買収資金の調達見通しが不透明との指摘も出ている。
 アデンランスはユニゾンがTOBするとの一部報道について「現時点において決定された事実はない」とするコメントを発表した。


 ほぉ。スティールパートナーズにやられっぱなしだったアデランスですが、まさかこの時期に国内投資ファンドと組んでスティールに対抗してくるとは思いませんでしたねぇ…。
 ちなみに、ユニゾン・キャピタルといえば、あきんどスシローやクラシエホールディングス(旧カネボウ・トリニティ・ホールディングス)などに投資している日本の投資ファンドで、投資姿勢も早急にキャッシュを吐き出させようとするスティールとは対照的で、老舗企業としては組みやすく、また全資産の6割を日本に投資しているスティールパートナーズも投資家からの換金売りに迫られ、短期で利益を上げることが困難そうな持株を続々と売却しているのが実態だけに、3月末までつけていた600-800円台よりも2割以上プレミアをつければ、資金繰りに苦しむスティールが苦し紛れに売却してくる可能性も想定しているのかもしれませんが、売却価格が1000円では損失が発生してしまうスティールパートナーズとしては当然反発するでしょうし、対抗措置として逆に買収価格を引き上げてユニゾンに対抗してくる可能性も…。
 最終的には投資ファンド同士の経営体力を背景にした持久戦になりそうな気がしますが、一体どちらの投資ファンドが勝利するのでしょうか。それにしても、アデランスにホワイトナイトが現れるならば、スティールに猛攻撃を受けているもう1つの会社のサッポロホールディングスに先にホワイトナイトが出てきそうな気がするのですが、そういう意味でも意外でしたね。