4月の離婚件数増加、年金分割制度申請スタート影響か 2007年6月21日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070620it15.htm
毎日 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070621k0000m040080000c.html
朝日 http://www.asahi.com/life/update/0621/TKY200706210054.html
産経 http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070621/jkn070621010.htm
厚生労働省が20日に発表した今年4月分の人口動態統計速報によると、4月の離婚件数は前年同月比6%増の2万3355組で、昨年4月以来、1年ぶりに前年同月を上回った。
離婚件数は昨年5月から今年3月までいずれの月も前年と比べ減少していた。今年4月から、離婚後に夫の厚生年金を妻と分けることができる年金分割制度の申請が始まり、同省は「制度開始まで待ち、4月に離婚に踏み切った人が多かったのではないか」とみている。
年金分割は2004年の年金改革で導入が決まったが、ここ数年、結婚期間が長い夫婦の離婚件数ほど減少率が高い傾向にあり、年金分割の開始まで離婚の申し出を控える「熟年離婚待機組」が増えているとの見方が強かった。
社会保険庁によると、今年4月分の年金分割の請求件数は計293件。年金分割の相談件数は、今年3月まで7千件台が最高だったが、4月は約1万2000件に急増した。
まあ、今年の4月については、離婚時の年金分割がスタートしたばかりなので、年金分割待ちの離婚件数が増えることは予想されましたが、この離婚分割 世間で思われている程、多額の年金額を分割できるわけではありません(婚姻継続期間が長く、分割割合が最大の50%、サラリーマンの夫と生涯専業主婦の組み合わせでも月5万円になればかなり恵まれた方です!)し、単純に件数だけを比較して一喜一憂してもあまり意味がない(婚姻件数が減り始めているのですから、離婚件数が減り始めるのはある意味当たり前のことです)のではないかと、個人的には捉えています。
そもそも、マスコミは年金分割が導入されるから離婚件数が増えるという単純な見方をしているようですが、離婚分割はあくまでも離婚するかどうかの判断材料の一つに過ぎませんし、本気で夫と別れたがっている妻にとっては、(勿論経済的に確保できるものはできる限り確保しようとしますが)、分割できる額が少ないからといって、離婚をやめるケースは、それ程は多くはないと思いますけどね…。
「人口動態統計速報」平成19年4月分 はこちら
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2007/04.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070620it15.htm
毎日 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070621k0000m040080000c.html
朝日 http://www.asahi.com/life/update/0621/TKY200706210054.html
産経 http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070621/jkn070621010.htm
厚生労働省が20日に発表した今年4月分の人口動態統計速報によると、4月の離婚件数は前年同月比6%増の2万3355組で、昨年4月以来、1年ぶりに前年同月を上回った。
離婚件数は昨年5月から今年3月までいずれの月も前年と比べ減少していた。今年4月から、離婚後に夫の厚生年金を妻と分けることができる年金分割制度の申請が始まり、同省は「制度開始まで待ち、4月に離婚に踏み切った人が多かったのではないか」とみている。
年金分割は2004年の年金改革で導入が決まったが、ここ数年、結婚期間が長い夫婦の離婚件数ほど減少率が高い傾向にあり、年金分割の開始まで離婚の申し出を控える「熟年離婚待機組」が増えているとの見方が強かった。
社会保険庁によると、今年4月分の年金分割の請求件数は計293件。年金分割の相談件数は、今年3月まで7千件台が最高だったが、4月は約1万2000件に急増した。
まあ、今年の4月については、離婚時の年金分割がスタートしたばかりなので、年金分割待ちの離婚件数が増えることは予想されましたが、この離婚分割 世間で思われている程、多額の年金額を分割できるわけではありません(婚姻継続期間が長く、分割割合が最大の50%、サラリーマンの夫と生涯専業主婦の組み合わせでも月5万円になればかなり恵まれた方です!)し、単純に件数だけを比較して一喜一憂してもあまり意味がない(婚姻件数が減り始めているのですから、離婚件数が減り始めるのはある意味当たり前のことです)のではないかと、個人的には捉えています。
そもそも、マスコミは年金分割が導入されるから離婚件数が増えるという単純な見方をしているようですが、離婚分割はあくまでも離婚するかどうかの判断材料の一つに過ぎませんし、本気で夫と別れたがっている妻にとっては、(勿論経済的に確保できるものはできる限り確保しようとしますが)、分割できる額が少ないからといって、離婚をやめるケースは、それ程は多くはないと思いますけどね…。
「人口動態統計速報」平成19年4月分 はこちら
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2007/04.html