ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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相も変わらず、悲哀漂うサラリーマン川柳…ベスト10発表

2007-05-19 16:07:27 | Weblog
相も変わらず、悲哀漂うサラリーマン川柳…ベスト10発表 2007年5月15日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070514it12.htm
産経 http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070514/wdi070514001.htm
 「脳年齢 年金すでにもらえます」――。
 第一生命保険は14日、恒例の「サラリーマン川柳コンクール」のベスト10作品を発表した。
 1位には、会社生活に疲れ果て、体だけでなく頭の調子にもいささか不安が漂うサラリーマンを描いた作品が選ばれた。
 職場でも家庭でも身の置き場のない夫の嘆きも例年通りの支持を集め、「このオレに あたたかいのは 便座だけ」(2位)、「『ご飯ある?』『ツクレバアルケド』『ならいいです…』」(8位)などがベスト10に入った。
 サラリーマン川柳は今回が20回目。今回は全国から約2万3000の応募があり、このうち入選100作品を対象とした人気投票を行った。全国から約8万票が寄せられ、ベスト10が決定した。


 第20回サラリーマン川柳コンクールの第一位は『脳年齢 年金既にもらえます』、二位は『このオレにあたたかいのは便座だけ』、第三位は『犬はいい 崖っぷちでも命がけ』、第四位は『アレどこだ? アレをこれするあのアレだ』、第五位は『ありがとう その一言が潤滑油』、第六位は『忘れぬよう メモした紙をまた捜す』第七位は『イナバウア 一発芸で腰痛め』、第八位は『ご飯ある? ツクレバアルケド… ならいいです』、第九位は『脳トレをやるなら先に脂肪トレ』、第十位は『たまったなぁ お金じゃなくて体脂肪』の順。
 個人的には第11位の『「無理するな」本心だったら休みくれ』、第18位の『無茶いうな! サンタはそんなに金がない』、第23位の『「直帰する」 妻の返信 「えっ!困るー!」』、第36位の『残業代 欲しくはないです 帰らして』、第96位の『定年で あわてて地区に 顔を売り』あたりが、ぐっときました。

11位から100位までのランキングはこちらです。
 http://event.dai-ichi-life.co.jp/senryu/bt100_20.html
ニュースリリースはこちら http://event.dai-ichi-life.co.jp/senryu/

食育「理解」は3人に1人・内閣府調査

2007-05-19 16:05:55 | Weblog
食育「理解」は3人に1人・内閣府調査 2007年5月13日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070512AT1G1201L12052007.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070512it11.htm
産経 http://www.sankei.co.jp/seikatsu/shoku/070512/shk070512001.htm
毎日 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070513k0000m040051000c.html
 「食育」という言葉とその意味のいずれも知っている人は3人に1人にとどまることが12日、内閣府が発表した意識調査でわかった。仕事の忙しさなどを理由に食育を「実践していない」とする回答も4割を超え、食育の啓発や普及はなお浸透不足といえそうだ。
 全国の成人男女3000人を対象に3月上旬に調査し、1831人(61%)の回答を得た。
 食育について内閣府は「食の知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てるもの」と定義している。
 周知度は「言葉も意味も知っていた」が33.9%。2005年7月の前回調査より7.9ポイント上昇したが「意味は知らない」が、なお6割超となっている。
 日ごろの食生活で食育を「実践している」のは55.8%。前回(52.0%)からの改善幅はわずかで、「実践していない」も41.2%にのぼった。
 実践しない理由(複数回答)では「関心はあるが、仕事や趣味などで忙しい」(43.3%)がトップ。


 まあ、食育の定義そのものが、食事の内容だけでなく、食生活にかかるマナーも含めるなどその定義が非常に難解ですし、仮に関心があっても、そのことを実際の食生活に取り入れることができるかどうかは全く別物ではないでしょうか。
 実際、食育を実践していない理由としても、「食事や食生活への関心はあるが、他のこと(仕事、趣味等)で忙しいから(43.3%)」「食育自体についてよく知らないから(36.8%)」「食事や食生活を特に意識しなくても問題はないから(30.6%)といったことが指摘されているようですし、食事バランスガイドや3色分類まで活用となると 多忙な日本人には中々難しいものがあるように思います。
 ところで毎月19日は食育の日で6月は食育月間なのだとか…。食育の日の認知度は4.6%で食育月間度の認知度は3.8%。この食育の日や食育月間については、実は私も知らなかったのですが、皆様はご存知だったでしょうか?

内閣府 「食育に関する意識調査」はこちら
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/tyousa/pdf/s.pdf
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/tyousa/pdf/g.pdf(概略版)

「サシの入った極上肉」実は脂肪注入 通販会社に排除命令

2007-05-19 16:03:29 | Weblog
「サシの入った極上肉」実は脂肪注入 通販会社に排除命令 2007年5月18日 
産経夕刊 http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070518/jkn070518009.htm
毎日夕刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070519k0000m040060000c.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0518/OSK200705180086.html
 牛脂などの添加物を注入加工したステーキ用牛肉を、「サシの入った極上品」などと宣伝したのは、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、公正取引委員会は18日、通信販売会社「テレマート」(大阪市中央区)に排除命令を出した。
 公取委によると、同社は昨年6月初めからの約2カ月間、ラジオや全国紙などの広告で「キメ細かなサシの入った極上部分だけを厳選」などと表示。実際には、針を刺して添加物を注入した豪州産のステーキ用牛肉を販売していた。
 同社は「特殊な技術で加工した」とも表示していたが、公取委は「牛脂を注入する加工は一般の消費者に知られておらず、飼育により霜降り肉になったとの印象を与える」と判断した。
 ステーキ肉は約3キロを1万円で販売。今年1月までに売り上げた約1億4000万円のうち、半分は不当表示の期間に集中していたという。


 これは消費者を誤認させる重大な裏切り行為ですし、排除命令が出されたのも当然でしょう。
 それにしても、牛脂をわざわざ注入するなんて、わざわざ体に負担のかかるまがい物?の肉を作るようなものですし、100歩譲って仮に本物に近い食感になるとしても、その旨を表示しなければ、消費者には区別がつきません。通販にしては3キロで1万円という値段設定も加工品にしては高いですし、被害にあった消費者の方には心底同情します。ホント とんでもない業者もあったものですね。

有害サイト見せない機能、子供の携帯で利用保護者は30% 

2007-05-19 16:02:02 | Weblog
有害サイト見せない機能、子供の携帯で利用保護者は30% 2007年5月17日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070516i315.htm
 子供が持っている携帯電話に、有害サイトを見られなくするサービス「フィルタリング機能」をつけている保護者は30%にとどまっていることが、日本PTA全国協議会の調査でわかった。
 調査は昨年11月、小学5年と中学2年の保護者計4800人を対象に行った。
 フィルタリング機能を利用していない保護者に、その理由を尋ねたところ、小5の保護者の39・9%と中2の保護者の50・7%が「子供を信頼している」を選んだ。


 信頼と放任は違うと思いますし、せっかく便利な機能があるのに使わないのは勿体無いと思うんですけどね…。
 小中学生に携帯電話を与えるのは専ら通話とメール機能が目的でしょうし、後は趣味程度に占いサイトなどを閲覧するくらいだと思いますが、もし有害サイトにアクセスして個人情報を書いてしまったような場合に、最悪の場合 その児童に危害が加えられる可能性も完全には否定できません。
 小中学生の場合は、まだネット社会の怖さも十分理解できていないでしょうし、(勿論干渉のし過ぎも良くありませんが)こういうことは時には親の側が気遣ってあげることも大事ではないかと思います。

 ちなみに、この日本PTA全国協議会 親が子どもに見せたくない番組 を調査していることでも有名(子どもに見せたくない番組、「ロンハー」が4年連続1位 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070516AT1G1603F16052007.html)で、4年連続で「ロンドンハーツ」が一位になったようです。

投信販売、ネットでも 郵政公社、若年層の拡販狙う

2007-05-19 15:59:15 | Weblog
投信販売、ネットでも 郵政公社、若年層の拡販狙う 2007年05月19日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/0518/TKY200705180285.html
 日本郵政公社は28日から、投資信託をインターネット経由でも販売し始める。郵便局の投資信託口座を持ち、郵貯インターネットホームサービスに契約している顧客が対象。これまでは郵便局の窓口だけで販売してきたこともあり、現在は公社の投信購入者の3割超を60歳以上が占めている。夜間でも買えるネット販売を加えることで、40歳未満で2割程度にとどまる若年層を増やすのが狙いだ。
 元本割れの可能性などリスク説明をするため、一度は郵便局の窓口で商品の説明を受けることを条件とする。利用可能時間は午前6時から翌日午前2時まで。ただしシステムの制約上、午後11時40分から翌日午前0時5分までは利用できない。
 公社は05年10月に投信の販売を開始。今では全国1155局で扱い、これまでに累計約8000億円を販売した。


 インターネットでも投資信託を取り扱ってくれるのは良いのですが、一番気になるのは手数料がディスカウントされるかどうか、もしディスカウントされるのならば、どの程度ディスカウントされるかでしょうね。
 ちなみに郵便局で取り扱っている投資信託のうち一番手数料コストの高いものは、住信日本株式SRIファンドで販売手数料が3.15%、信託報酬が年率1.68%。
 職員も店頭で販売する関係から、オンライン証券並みに手数料コストが下がるとは思いませんが、せめて2割~3割くらいはディスカウントしてくれなければ、アピールにもなりませんし、システムコストばかりがかかって採算あわずになりそうな気がします。

ニュースリリースはこちら
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kawase/070518j301.html

米国株、ダウ最高値更新・終値1万3556ドル

2007-05-19 15:56:51 | Weblog
米国株、ダウ最高値更新・終値1万3556ドル 2007年4月19日 
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070519NT000Y01419052007.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070519i102.htm?from=main1
 18日の米株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は前日比79ドル81セント高の1万3556ドル53セントで終え、過去最高値を更新。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は19.07ポイント高の2558.45だった。M&A(企業の合併・買収)ニュースや主力企業への投資判断引き上げなどを手掛かりに買いが優勢となった。
 S&P500種株価指数は10.0ポイント高の1522.75で終えた。2000年3月27日以来の高値となり、同24日に付けた過去最高値(1527.46)に迫った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約16億5000万株(速報値)、ナスダック市場は約20億8000万株(同)だった。マイクロソフトがネット広告大手のアクアンティブを総額60億ドルで買収すると発表、株式市場への資金流入期待が買い安心感を誘った。ゼネラル・エレクトリック(GE)はプラスチック事業の売却が合意に近づいているとの報道が伝わった。低迷事業の売却が収益力の向上につながるとの期待を誘ったほか、売却額が市場予想を上回るとの思惑もあって1.2%高となった。


 18日の日経平均は前日比99円安の17399円で終了。週末の主要8カ国(G8)財務相会合や週明けの大手銀行の2007年3月期決算発表などを控え 動きにくいこともあり、後場には一時期180円近く下げることもあったようですが、アメリカはM&Aや一部の会社の業績向上を好感して相場を上げているようです。

赤ちゃんポスト:「想定外」事例、先進ドイツも苦悩 開設7年、乱用に賛否激論

2007-05-19 15:55:27 | Weblog
赤ちゃんポスト:「想定外」事例、先進ドイツも苦悩 開設7年、乱用に賛否激論 2007年5月16日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070516dde041100019000c.html
 熊本市の慈恵病院の「赤ちゃんポスト」に3歳男児が預けられたが、同病院が赤ちゃんポストのモデルにした「先進国」ドイツでも1歳8カ月の女児が預けられ、父親が一時、警察の捜査対象になったことが16日、分かった。他にも売春の結果、生まれた赤ちゃんを預かり批判を浴びるなど、問題を抱えながらも、ポストは急速に普及、約80カ所に広がっている。
 報道によると、独西部オーバーハウゼンで02年、妻と離別し、1歳8カ月の女児を養育していた31歳の医師が、女児を赤ちゃんポストに放置。警察は保護責任者遺棄の疑いで捜査を開始したが、処分保留になった。この医師は「赤ちゃんポストが一度も使われてないのを疑問に思い、娘を預けることを思い立った」などと主張したという。女児は、事情を知り駆け付けた母親に2日後に引き取られた。
 一方、ハンブルクでは売春で妊娠したポーランド人女性が出産、新生児を赤ちゃんポストに預けたことが判明した。
 赤ちゃんポストは利用が年1、2件にとどまる例がある一方、年間20人以上の新生児が放置されて死亡している現実があり、「機能していない」との批判もある。ただ、キリスト教系の政党の強い後押しもあり、ポストは全国に広がっている。
 ハンブルクでドイツ初のポストを00年に開設した「シュテルニ・パーク」のモイジッシュ副代表は「本来の趣旨とはかけ離れた利用が赤ちゃんポストの印象を悪くすることは確かだが、熊本市の例でも困った結果、そうしたのだと思う」と同情的に受け止めている。


 赤ちゃんポスト先進国のドイツでも、本来の趣旨とはかけ離れた利用があるようですね。
ただ欧州の場合は、社会全体で助け合っていくというキリスト教文化が、赤ちゃんポストを許容する土壌になっているのでしょうか。
 現代での子捨ては、今日のご飯が食べられないという理由ではありませんし、批判論がでるのも気持ちはわからなくもないのですが、日本の場合、虐待が中々表面化しない土地柄という事情も考慮しなければなりませんし、子供にとって何が一番幸せかを考える上でも、もうそろそろ 『親だから無条件に子供を愛することができる』という理想論も全ての人間が達成できるものではないという厳しい現実を受け止める時が来ているのかもしれませんね。

赤ちゃんポスト利用情報の開示は「年1回」 熊本市 

2007-05-19 15:50:52 | Weblog
赤ちゃんポスト利用情報の開示は「年1回」 熊本市 2007年05月18日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0517/SEB200705170010.html
 熊本市は17日、同市の慈恵病院が運用を始めた「赤ちゃんポスト」の利用状況の公表時期や内容については「年1回、件数のみを公表する」と市要保護児童対策地域協議会に提案し、了承された。最初の公表は来年5月ごろの見込み。
 市は取材に対し「日時や子どもの性別などを組み合わせれば、個人が特定される可能性がある。年1回の統計値なら特定しにくい」と説明した。会合では、公表時期については慎重意見が目立ち、「1年より長くするべきだ」との意見もあったという。
 協議会は県や県警、県弁護士会、福祉施設など41機関で構成。親がいなかったり、親から虐待を受けたりしている「要保護児童」への対応を話し合う。ポストの運用状況についても今後3カ月ごとに検証する。


 今回の 3歳児が赤ちゃんポストに預けられた事件については、保護責任者遺棄罪の適用の可能性も含めて警察が父親の探索を行うなど、プライバシーの保護(この父親のプライバシーを保護する価値が本当にあるのかどうかの議論はここでは割愛します)の面で 若干対応に問題とされそうな箇所があったようですし、情報の公開を1年に1回件数のみ公表するという慎重な対応になるのも、子供の権利を守るためには、無理もないんでしょうね。
 ところで、この問題について、毎日新聞がNTTレゾナント(回答者1092人)の協力を得て行ったネット調査では、赤ちゃんポストの設置には賛成が63%、反対が37%。その賛成派で今後赤ちゃんポストを増やすべきと回答した人は74%、増やすべきではないとしてた人が26%。反対派の反対理由としては、育児放棄を助長するが52%、子育て支援策充実など他の手段で対応すべきだが33%、「捨て子」となる子供の将来が心配が14%。
 捨て子事件をなくすために最も有効と考える対策は、親となる若者の教育が34%、行政による子育て支援策の充実が31%、出産や育児の相談窓口の充実が21%、育児放棄の罰則強化が10%、赤ちゃんポスト設置が5%。

 確かに生まれた子供が障害児だったが故に捨てられる可能性や、捨てられる子供の財産権の侵害の問題、今回の事件のように戸籍がある可能性の高い児童の場合は二重戸籍になる可能性があること、養親と特別養子縁組をした後に実の親が名乗り出たらどうするのか など、この制度を運用していく上でいろいろな問題を抱えていることは事実だとは思いますが、理想論だけではどうにもならないくらいに、子育て世代が地域から孤立していて、食べていくのに精一杯だった時代とは別の意味での子育てが困難な時代になっていることは決して忘れてはならないように思います


関連ニュース
赤ちゃんポスト:賛成63%、反対上回る ネット調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070519k0000m040033000c.html