陽だまりでアフタヌーンティ

願望をタイトルにしました。
食べたり作ったりする事が好きなのでそんな話を中心に、時にはその日の出来事を添えます。

ミステリー小説「元年春之祭」

2024年07月25日 | Weblog

    ・これは珍しい中国作家の推理小説。

     (作者は陸・秋差)

    ・前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、

     観一族は、春の祭儀を準備していた。

     その折、当主の妹が何者かに殺されてしまう。

     しかも現場に通じる道には人の目があったというのに、

     その犯人はどこかに消えたしまったのだ。

     古札の見聞を深めるため観家に滞在していた豪族の娘、

     於陵葵はその才気で解決に挑む。

     連続する事件と4年前の前当主一家惨殺との関係は?

     漢籍から宗教学まで、あらゆる知識を駆使した推理合戦の

     果てに少女は悲劇の全貌あお見出す。

    ・論語、詩経、楚辞、荘子等・・・なつかしい名文句の

     数々を思い出しました。

    ・特に「楚・屈原」の場面にはホロホロ。

     (満足度85%)

     ※「朝に道聞かば夕に死すとも可なり」

コメント
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