黒はんぺん

いまＢ級グルメ流行の中、静岡では焼きそばとおでんが１～２位を保っている。

焼きそばではやはり富士宮やきそばが全国で上位を占め富士宮焼きそば学会なるものまで運営されている。

そしておでんは昔から”しぞーかおでん”と呼ばれ、駄菓子屋や餡巻き屋、黄金饅頭屋さんの店で売られていた。

今は居酒屋のメインとなっていたり、コンビニのカウンターケース売りの定番となっているが、

歴史の長さではおでんに軍配が上がると思われる。


そのおでんの具の中でしぞーかおでんと呼ばれるための条件がある。

『静岡おでんの会』が定義した「静岡おでんの五ヶ条」の第１条にあるその１、”黒はんぺんが入っている”ことです。


実物を全国版はんぺんと静岡版黒はんぺんの色を比べてみると・・・




確かに白と黒の差がはっきりしている。初めて見た人は躊躇しないで白はんぺんに手を伸ばすだろう。

しかし、しぞーかおでんには欠かせない黒はんぺんである。

白の原料は鮫、鱈などの魚肉のすり身、黒の原料は鯖などの魚肉、味の比較は、白さっぱり：黒こくとうまみあり、の違いかなー？

つまみに軽く炙って山葵醤油をかけ食べ比べてみると・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



白は焼きマシュマロのように甘くは無いがふわふわ味、黒は魚丸ごとの味わいでつまみには断然　”黒”（酒飲みにはね）



Ｂ１グランプリが各地で開催されてＢ級グルメが身近かになっています、１度　”黒はんぺん”　試してみませんか



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