あの日、お天道様が秋分点を過ぎた翌日から空気は乾燥し、明け方は涼しくなりました。
あの日から1週間が過ぎました、日に日にお天道様が顔を出す時は遅くなり、
その姿を隠す時間も早くなりました、誠に秋の日は釣瓶落としの言葉どうりです。
午後5時を廻ると車はライトを付け始めますが、まだ薄明るい空が拡がります。
しかし10分もするうち、にわかに空と廻りは夕闇に包まれていきます。
夏から秋へ、冬将軍の参上はもうそこに迫っています。
話を釣瓶に戻します、皆さんのお宅には井戸は在りましたか?
やまちゃんの元屋敷の背戸には深い井戸が在りました。
半世紀前(やまちゃんがガキの頃)には、滑車釣瓶ではなく、竹竿のはね釣瓶が在りました。
果たしてはね釣瓶と言うかは解かりませんが、竹竿を使った天秤の釣瓶でした。
水桶を下ろす時にはちょいと力が要りましたが満杯になった水桶が軽く上がって来ました。
今でも記憶がはっきりしているのはその釣瓶が取り除かれ、手漕ぎのポンプになった時です。
使い始めは緑色のポンプが黒くなり、モーターのポンプに変わった頃には錆だらけ。
あれから半世紀、いろいろありました、でも井戸は荒れてはいますが健在です。
”やまちゃんの人生も、釣瓶落としの早さ!”
元気な静岡県に”ぽち” おもしろ東海中部に”ポチ”
にほんブログ村