烏有亭日乗

烏の塒に帰るを眺めつつ気ままに綴る読書日記

時間がかかる本

2006-10-15 23:20:21 | 独り言
 『新デカルト的省察』をぼちぼち読む。ローギアで登山道を登るような読書である。秋の夜長にはもってこいか? 改めてデカルトの哲学がそれ以後の哲学の源泉であることが分かるような気がする。齧り読みで「現前の形而上学」などといって簡単に否定されてしまうものではない。他人の頭が出した否定の結論をそのまま鵜呑みにすることほど馬鹿なことはないだろう。
 他の本も間に入れながら読んでいくことにする。