インフルエンザに生まれて初めてかかり、寝込みましたー
もちろん記憶がなくなったわけではないけれど、こんなになーんにもしないでひたすら寝た一週間は、人生でも初なら、まさしく空白の一週間のようです。
熱のMaxは病院へ行った月曜日の朝の38.8℃。
そこでイナビルというウィルス退治の吸入剤を服用し、帰宅して寝に入ってからは徐々に下がりました。
8度台を2日間
、7度台を3日間
…それで、月~金曜日でしょ。
土曜日が再検査の日で、熱が下がってから2日間の安静が必要と言われていたので、何とか土曜日にはすがすがしい顔で病院へ行きたかった。
結局、土曜日の時点で熱は36.9℃という、限りなくグレーではあったのだけど、翌日曜日も一日おとなしくしていればとの条件付きで、月曜日から出社してもOKと許可をもらいました。
発熱が発覚した日曜日、オットの実家(&クリニック)から帰って、早々に横になったの。
オットには「豚汁を作っておいて」と頼みました。
大量に作っておいてもらったその豚汁がほーーんとに助かった。
月曜日も火曜日も水曜日も、日中は私一人なので、豚汁をご飯にかけてササッと食べてまた横に。
(量は食べられないけど、3食の時間になると必ずおなかがすいたんだよね)
やったことと言ったら、お茶碗を洗ったこととお薬を飲んだくらい?
お風呂も入らず顔も洗わず、歯磨きだけして食卓とベッドを往復しました。
友達には「たまったDVDを見たらいいわよ」とも「韓流三昧だね」とも言われたけれど、いやー、字幕を追う気力がないの。
寝室にいても、無音じゃつまんないから一応TVをつけはしたけど、気がつくとTVがついたまま爆睡してる…
ま、それでもどこかで音がしているってーのは私にはありがたいことでした。
私は20歳の時にアルバイトをしたカレー屋さんの強い洗剤でやられてから、ずーっと指先の湿疹に悩んでいるの。
夏場にジュクジュクするなら「水虫」で済むけれど、夏場は平気で冬になると水ぶくれができてかゆくて皮がむける。
「手湿疹」と診断されて、何度も治療を試みては症状が軽くなるとさぼり、そうして何年も悩んできたの。
症状が軽い冬もあるしね。
これはけっこう多くの人が悩んでいる現代病の湿疹らしい。
会社のみっちゃんは手のひらに同じようなプツプツができるの。
私は決まって指先。
今年の冬は塗り薬も切らしていて、指先が割れたりかゆかったりでつらかったのに、なんとなく皮膚科に行かなかったんだよね。
なんでこんな話をしたかっていうと、私が毎日使っている電車の中にはインフルエンザ未確認予備軍がたくさんいるんだって。
たいして熱が出ないで、毎日なんとなくだるいなーと会社に行ってる人。
子供の学校も同じだよね。
そんな人がインフルエンザを広めているらしいよ。
私もきっと、通勤でやられたんだと思う。
不特定多数の人と接触する毎日だもんね。
で、自己防衛としてみんな毎日うがいと手洗いをしているわけだけど、私この冬は指先のひび割れが痛くて、例年より手洗いが熱心じゃなかったなーと自覚しているの。
もちろん、出社したら働く前にうがいと手洗いはするし、帰宅した時もしてる。
でも、いつもの冬ならもっとまめに洗っていた手を、今年は少しサボっていたかもと自覚があるんだ。
だって、洗って乾くと「ピキッ
」と関節のところが割れて血が出て痛いんだもの。
結局、そんなことでインフルをもらったんじゃないのかな?
せっかくきれいにネイルをしていてもひび割れの指先じゃきれいにも見えないし、何より一つでも原因があるのなら退治しなくちゃと、体調が回復した土曜日にクリニックへ行ったついでに久しぶりの皮膚科にも寄って、先生に塗り薬をもらって治療を再開しました。
この軟膏さえあれば、手洗いも億劫じゃない。
もちろん、日中にお薬を塗るのは億劫だけど、でも、もうひび割れも減ってきて指先が痛くないんだよ。
馬鹿だよねー。
手洗いが大事なのはよーくわかっていたのにね。
もうひとつ、インフルエンザで寝込んでいた時につらかったのが、咳。
肋骨が折れるかと思うほどのゲホゲホ咳を久し振りにしました。
これももう何年も何十年も悩んでいるもので、ひとたび風邪をひくと決まって咳だけ3か月残るの。
今から10年ぐらい前は年に3回風邪をひいて、その都度咳が長引くから、1年12か月のうち9か月は咳こんでいたんだ。
電車の中で周りの人がこちらを睨むくらいいやらしい咳をしていたんだわ。
でも、風邪さえひかなければ咳は出ない。
病院には何か所も行ったし、喘息専門の病院にも行ったよ。
喘息のテストをしてもそれらしい数値は出なくて、それでも病院では「喘息でしょう」と言われるんだ。
「気管支喘息」「咳喘息」「百日咳」…いろんな言い方をされるのね。
で、喘息の特効薬らしい吸入型のお薬を毎日吸入してもちっとも効かず、飲み薬も効いた試しがない。
何しろ徐々に薄れていくのを3か月やり過ごすのが一番いいと私自身も諦めているの(現在も)。
今回、インフルと同時に咳もひどかったので、先生が飲み薬を処方してくれたのだけど、
「先生、どうせ効かないからお薬はいいです。ほっとけば3か月で治りますから」と私は言ったんだ。
でも、初めてのクリニックで、先生は「そうもいかないでしょう」と咳止めの薬を処方してくれたの。
これが、効いちゃったんだよね
半信半疑…いや、ゼロ信全疑で飲んでいた咳止め薬だけど、水曜日の朝に「あれ?夕べ夜中に咳で起きなかった?」と咳が減っていることに気付いたの。
確かにあの込み上げるような咳の種が、肺の中にいない感じ?
試しに咳を誘発しようと深呼吸してみても、あれ?咳が出ないよ?
今まで、吸入型の粉末もメジコン錠も効かなかったのに、私にはフスコデという錠剤が効いたみたいです。
あまりにうれしくて、『おくすり手帳』に赤ペンで
◎を書きこんじゃった!
今日現在、まだ少し痰も出るし咳もある。
けれど、3か月も長引くような咳のかんじではなく、マスクをしていれば人様に不快を感じさせるような咳でもない。
深い咳をしていた月曜日と火曜日は横になっていてもつらかったけど、劇的に咳が減ってからの私は、余分な体力も使わずに済んだと思うんだ。
今回は初のインフルエンザで10年ぶりくらいに寝込んだ私だけど、風邪自体はもうここ6-7年近くひいていなかったの。
それは免疫力を高めるサプリに出会ったから。
風邪さえひかなければ咳も出ないしで、もう何年も平穏に過ごしていたのだけど、また久しぶりに苦しい咳をしちゃったね。
けど、その咳がわずか二日で楽になってしまったのは、不幸中の幸いでした。
来年は、手洗いもしっかりして、マスク&うがいで自己防衛をしつつ、また健康記録を更新しなきゃと決意を新たにしています。
お見舞いメールをくださったお友達の皆さん。
ご心配おかけしました。
ありがとうございます。