英語を使い過ぎ(その 7)

2015-03-27 15:31:48 | 語学学習
 先日あるテレビ番組でいろいろな分野で職人技を極めている人を見つけ出す、という企画を見ました。その中でレポーターが、「レジェンドをさがすぞ」、「あなたがレジェンドですか?」、「さて、次のレジェンドは......」などと「レジェンド」という言葉を連発していました。たった30分の番組の中で、いったい何度連発したのだろう......? で、僕にとっては、またそれが耳ざわりでした。

 「レジェンド」は、去年のオリンピックでスキージャンプの葛西選手が「レジェンド」だと海外で報道されてから、ずいぶん使われるようになってきているので、かなり皆さんに浸透してきた言葉だと思いますが、それでも中には意味がわからない人もいるでしょうし、「レジェンドって何ですか?」と質問されたこともあります。

 「legend」という英単語は、「伝説、言い伝え、伝説的人物」という意味なので、その番組ではさほど意味を間違って使っていたというわけではないと思います。でも、どうでしょう? そんなに「レジェンド」を連発する必要があったのでしょうか?

 いつものことですが、ちゃんと日本語があるんですから、「伝説の人を見つけよう」とかで良かったんじゃないですかね。やっぱり英語を不必要に使い過ぎているんじゃないでしょうか。

 この世の中、英語が少しでもわかっているほうがいいとは思いますが、むやみに使用するというのは、はたしてどうなのでしょうか......?

 それでは、きょうはこの辺で。