「フライド・ポテト」は、和製英語......?

2016-04-06 15:39:15 | 語学学習
 先日、英語のレッスンでたまたま食べ物の話になった時のことです。その生徒さんが「フライド・ポテト」と言った瞬間に「ああ、これは和製英語だ。正しくは「フレンチ・フライズ」って言わなきゃいけないんだ。」と言った。僕はそれを聞いた時に、何だかすごく嬉しかった。彼女が正しくない和製英語だとすぐに気がついて、正しい英語表現を知っていたからだ。

 いつも言ってきているように、日本で使われている「カタカナ語」は、日本人が勝手に作った和製英語が多いし、へたをすると英語やフランス語などを混ぜて使っていて、だから、正しいものが残念ながら非常に少ないということだ。なので、正しいかどうか疑って、本当に正しくはどのように言うのかを覚える必要がある。まあ、これは、英語などの外国語を勉強して覚えなければならない人にとっての話だが......。

 ちなみに、「フライド・ポテト」は「fried potato」と書いて、「揚げられたいも、揚げいも」の意味だし、文法的にも間違ってはいない。けれども、ハンバーガー店などで言われている「フライド・ポテト」は、英語では
「french fries」と言うのが正しい表現なのだ。だから、英語圏に旅行か何かで行った時に食べたくなった時は、気をつけて下さいね!

 とにかく、このような例はたくさんあるので、外国語を勉強している人は、本当に気をつけて下さいね!!

 では、今日はこの辺で。
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英語を使い過ぎ(その 30)

2016-04-02 15:31:33 | 語学学習
 さっきテレビを見ていたら、「昭和レトロなお店」という表現が耳に入ってきた。僕は、「ああ、またか......」と思ってしまった。何年か前から、「レトロな雰囲気のお店」とか「レトロな通り」とか、「レトロ」という言葉が、テレビを見ているとよく耳に入ってくるようになった。僕には、耳ざわりでしょうがない......!!

 テレビの映像と前後関係から、この「レトロ」という言葉は、英語の
「retrospective」という単語から来ているんだろうと推測される。意味が「回顧の、懐古の、懐旧の」だからだ。簡単に言うと「懐かしい」ということだ。だったら、日本語で「懐かしい雰囲気のお店」とか「昭和が懐かしい雰囲気の通り」とか言えばいいんじゃないの?
しかも、「retrospective」でひとつの英単語なんだから、それを勝手に縮めて使っているというのは、意味のないことだと思うんですよ。全く、いかがなものか??と言わざるを得ないですね。

 そこまでして英語をあえて使う必要があるんだろうか?僕には疑問でしょうがないですね。どうしても英単語を使いたいのなら、せめて勝手に縮めないでほしいですね。縮めないと長くて面倒くさいのなら、ちゃんとした日本語がある限り日本語を使いましょうよ!

 まあ、とにかく、やっぱり今の日本は、英語、フランス語などを不必要に使い過ぎているのではないかなあ?しかも、正しく使っていることが極めて少ないので、残念でしょうがないですね......。英語やフランス語をちゃんと覚えたい人は、気をつけて下さいね。

 では、今日はこの辺で。
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