「ドライブスルー」って、和製英語??

2017-10-10 16:44:40 | 語学学習
 先日テレビで「OXクイズ」というような題名の番組を見ていた時のことでした。「「ドライブスルー」は、和製英語か?」という問題が出た。僕はこれを聞いた瞬間、「まるっ!!」と答えた。すごく自信があった。正解は、「X」だった。僕は、目と耳を疑った。僕の感覚では、「ドライブスルー」は日本人が考えそうな和製英語の典型だと思っていたからだった。でも、正解発表の補足説明で、英和辞典の映像が出て、ちゃんと載っているという説明が加えられた。それでも、僕はまだ疑っていたのだった。

 だから、改めて自分で英和辞典を引いてみた。ちゃんと載っていた。
 「drive-through」、「drive-thru」とちゃんと載っているではないか!!ということは、和製英語ではなく、ちゃんとした英語なのだ。これは僕にとっても新発見だった。それまでは、和製英語だと勝手に決めつけていたので、調べもしなかったのだ。英語を教えている身分としては勉強不足だったなあ......。

 さっきふたつ書きましたが、参考までに、「drive-through」が正式な書き方で、
「drive-thru」のほうが「スルー」を発音どおりに書いた簡略型で、多分アメリカ式なはずです。意味は、もちろん「ドライブスルーの」、「ドライブスルーの店」です。

 今回僕が感じたことですが、日本に氾濫している「カタカナ語」は正しくない和製のものが多く、上記のように正しいものが少ないですが、ちゃんと確かめたほうがいいですね。英語じゃない場合もけっこうありますからね。へたをすると、英語とフランス語を混ぜて使っているということもあるし......。イタリア語やスペイン語とかも使われているようだし......。
とにかく、英語などの外国語を勉強している人は、気をつけて覚えていかないとだめですよね。

 それでは、今日はこの辺で。
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英語を使い過ぎ(その 35)

2017-10-05 17:14:37 | 語学学習
 先日車の中でラジオを聞いていたら、たまたま次の表現が耳に入ってきた。「さあ、次はトラフィック・インフォメーションです。」と。僕は、「ああ、またかあ......」と思ってしまった。「なんでわざわざここで英語を使わなきゃいけないんだ??」と感じてしまった。だって、残念ながら日本人が全員英語を知っているとは思えないし、「交通情報」という立派な日本語があるんですからね。しかも「交通情報」と日本語で言えば、100パーセント誤解なく日本人に伝わるでしょうに!

 というように僕はまた憤りを感じていたのでした。上記の例のみならず、「なんでここでわざわざ英語なんだ???」と思われる場面が、最近本当にたくさんあって、僕は疑問を感じざるを得ないのです。これまでも書いてきたように、「コーヒー」、「ピザ」などのように外国から伝わったものに対しては、外来語をそのまま使うしかないけれど、ちゃんとした日本語があるのにどうして使わないでわざわざ英語を持ってくるのかが僕には全く理解できないんです。

 やっぱり、英語は使うべき場面で正しく使いましょう!むやみやたらに、不必要に使うものじゃないんですから。

 ついでながら、トラフィックは英語では「traffic」と書きます。意味はもちろん「交通(量)」です。インフォメーションは「information」と書きます。意味はもちろん「情報」です。

 それでは、今日はこの辺で。

 
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