「借りる」は確かに「rent」なんだけど......

2017-05-31 15:49:16 | 語学学習
 先日、いつも見ているクイズ番組を見ていたら、また日本語の単語を英単語にするという問題が何問か出された。その中で、「借りる」は?という問題が出て、解答者が「レンタル」と答えて、不正解だった。アメリカ人と思われる先生が出てきて、次のように補足説明をした。

 「レンタル」は形容詞だし、問題は「借りる」で動詞なので、正解は「レント」じゃなきゃだめです、というものだった。この先生の説明は、確かに正しいけれど、僕としては不十分な説明だと思った。バラエティー番組的なクイズ番組なので、こんなもんなのかなあ......と思ったけど、全国ネットの番組だし、テレビの影響は大きいだろうから、もう少し詳しく説明してほしかった。こんなふうに思うのは、おそらく僕の職業病だろうけどね。

 じゃあ、もうちょっと詳しく説明させて下さいね。
 「レンタル」は「rental」と書きます。意味は「貸出の、賃貸の」で、形容詞です。
 「レント」は「rent」と書きます。意味は「借りる、貸す」の両方あります。ただし、「賃貸料を払って借りる」、「賃貸料をもらって貸す」、つまり、「お金がからむ」ということです。ついでに、「rent」は名詞としても使えます。その時の意味は「家賃、賃貸料」です。

 お金がからまないで、「ただで借りる」は「borrow」、「ただで貸す」は「lend」です。

 英語を勉強していない人や英語に興味のない人にとっては、どうでもいい話だったでしょう。英語を勉強している人は、参考にして下さいね。

 それでは、きょうはこの辺で。
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「ライラック」と「リラ」......違いは何?

2017-05-22 16:24:20 | 語学学習
 現在、大通公園でライラック祭りが開催されているようですが、ライラックは、リラとも言われています。その違いが何だかご存じでしょうか?

 答えは、次のとおりです。ライラックは「lilac」と書きますが、英語です。リラは「lilas」と書いて、フランス語です。要するに、言葉の違いだということです。どっちを言っても、同じ花のことです。僕が知っている限り、そういうことのようです。

 「リラ祭り」ではなく「ライラック祭り」と言われているのは、日本ではフランス語よりも英語のほうがやっぱり馴染みがあるということでしょうね。でも、最近は、フランス語もけっこう使われているので、「カタカナ語」が何でも英語だと鵜呑みにしないで下さいね。

 今日の話は、豆知識というか雑学として、頭のどこかに入れておいたらいいかもしれませんね。

 では、きょうはこの辺で。
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