百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

百休テレビ偏評(1)【坂の上の雲】

2009-12-05 12:53:49 | 日記
 亀田 VS 内藤 戦は、ライブでなくては 興味半減どころか
零減であります。そんな具合で 後回しになっていました
「坂の上の雲」第一回 を、先日 心清らにし、見ました。

素晴らしい滑り出し でありました。
最初からずぅっと、涙 滲みっぱなし であります。
当時の日本人の姿に、どうしても涙が出てしまうのです。

愚生のような小者が、口に出せる言葉では ないのですが、
当時の方々の いじらしい、ほんとうに一途な感受性や振舞に、
また、そんな時代から届いているかのような、清廉な 渡辺謙さん
の語り口に、胸の奥底までが さめざめと、感じ入るのであります。 

ご承知の通り「坂の上の雲」は、産経新聞紙面にて、
昭和43年~47年まで 連載された小説でございます。
愚生はと申しますと、その新聞ではなく 40代になりまして、
単行本を 読んでおります。

これは、日本人なら誰しも読まなくちゃならない小説だ、
日本が今 こうして存在できているのは、ここにでてくる
全ての方々のお陰なのだと、心に強く刻み付けられました。

そして、もう一度 読む機会が 与えられました。
産経新聞が、「いま読みかえす 坂の上の雲」として、
H11.1/11~H12.6/20まで、再掲載してくれたのです。
下高原健二さんの 挿絵付きのまま であります。

愚生は、この新聞記事を すべて切り抜き(残念ながら一日分、
オリジナルの3日分 のみ、欠落しております)保存いたして
おります。で ありますから、愚生には この小説には、
特別な思い入れがあるのです。が、
これは 愚生だけでなく、この本を読まれた多くの方々、
その皆様方すべてが持たれる 共通したものであろうと思います。
そして「大河ドラマに採り上げてほしい」との思いも、きっと…。

でも 内心 とても心配しておりました。
物語の太い柱であろう「お通さん」を、原作とは
かけ離れた女性に変えてしまった、大河ドラマ「宮本武蔵」や、
現時点でも問題を引きずっております 教育TV「ジャパンデビュー」、
政治的な評論を 外部知識人(?)に語らすのでありますが、
その悉くが、見事に左がかった人 を採用する実態、さらに、
左派に偏重したニュースの採り上げ方、北朝鮮に対しては、最近
改まったものの、中国に対して 妙に阿る報道姿勢・・・等々、
誠に懸念すべき前例があるものですから、
どんなドラマとなるのか、たいへん心配していたのです。

  長くなりましたし、オーバーヒート状態でもありますので、
  続きは 明日とさせていただきます。


コメント
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