百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

百休庵ご紹介(14)【初夏の花々】

2010-06-20 12:26:08 | 日記
 本日は、やりきれないほど 蒸し蒸しする日であります。
そこで少しでも 爽やかな気分を取り戻したいものだと思いまして、
今 咲いております花々の写真を撮りまして 掲っけることといたします。

まず、婆さん(義母)が作りました花菖蒲列


ぽつぽつ咲きだした紗羅(夏椿)の花


今が盛りの紫陽花


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと息いれる稿(24)【サマータイム(2)】

2010-06-19 10:57:08 | 日記


 上の写真は H18.3.30付け 産経新聞の切り抜きでありますが、
この記事を読むまでは、恥ずかしながら、【サマータイム】は、
サム・テーラーのテナーサックスが、キューンキューンと、あまりに
魂を揺さぶる官能的なものでありますので、きっとこれは、黒人の
貧しい娼婦を主人公に据えた 哀しい切ない物語ではなかろうか、
という認識であったのであります。



ところが、この もず唱平さんの訳詩にありますような子守唄であったのです。
で、歌唱つきのサマータイムも聞きたいと思うようになった次第でありまして、
それが やっと今回 実現したということでございます。

このCDは、14組の歴史的な飛びっきりのアーティストによりますところの
サマータイムのオンパレード でありまして、通常でありますと、
連続して 14曲も同じ曲がかかりますと、必ず飽きてくるのでありますが、
そこは名曲たる所以でありましょうか、全く違っておりまして、

ちっとも飽きないのであります。この点、絵も同じようであります。
毎日毎日眺めても飽きない絵こそ、名画であると言えます。
自分の絵も 毎日眺めても飽きないのでありますが、自画自賛という熟語すら
固定化してしまっている現状からして、これはちょっと違うのでありましょうが…

話題は逸れてしまいましたが、でも、でも・・・であります。
歌詞はこうなんだよ と思っていましても、
英語を からっきし理解しようと思わない愚生でもあるからでしょうか、
やはり 当初抱いたイメージから、どうしても脱し切らないのであります。

ですから、これは子守唄ではないのではないか と、今は 思っています。
子供に言っている振りして、実は自分自身に言っているのではないかと。

ところで子守唄とは、子守りする人その者自身を慰める唱(うた)と考える
ほうが、妥当かも知れません。だって、子守りされるような小さな子には、
意味なんか到底 分かろうはずがないのでありますし、歌によるところの 
感傷に耽ることができるのは、唄う人 その人でありましょうから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと息いれる稿(23)【サマータイム(1)】

2010-06-18 11:46:55 | 日記
 田植えが遅い このあたりにしましても、半分ほどは終わっておりまして、
一昨日には 我が家と道を挟んだ田圃にも、水に流れてしまいそうな
か細い早苗が そよぐようになりました。

田植えが終わりますと真夏の到来・・・・
今日は典型的な梅雨日和でありまして、何か来週もずっと続くようで
ありますが、昨日おとといは、真夏と変わらぬ天候でありました。

真夏になりますと といいますか、
月日の流れるに沿い 生じる、自然の、
その折々の有様に 向かい合えるということは、生きてゆく上での
かなり大きな楽しみでございまして、それを、
その季節を謳った お気に入りの詩歌とともに味わうなんてことは、
その全てに、おそらくは世界一でありましょう、高度に恵まれた日本人で
あるがこそ味わえる 最高の贅 と言えるのではないだろうかと、
こんなことが 歳を重ねる毎、ことさら強く思われてくるのであります。

真夏を前にしまして味わう歌としましたら、
芳賀徹さんや中西進さんや大岡信さんでありましたら、
古今の高尚なる名作や、クラシックと相成るのでありましょうが、

愚生の場合、「我は海の子」「少年時代」「サマータイム」が
その代表格となりまして、これらを必ず聴くのでありますが、
今年は 格別の贅沢をしているのであります。

と申しますのも、【サマータイム】は 例年、
サム・テーラーさんのテナーサックス版を聴いているのでありますが、

この楽曲は そもそもが 美しい子守唄でありまして、1935年、
ジョージ・ガーシュインがフォーク・オペラ「ポーギーとベス」のために
作った歌でありますことからして、
ぜひとも本来の歌詞付きの楽曲を聴きたいものだと、また、
あと何年 この歌を楽しめるのだろうかと思われてきたこともありまして、
思い切って、新たに CDを 手に入れたのであります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと息いれる稿(22)【ツバメ(2)】

2010-06-14 15:54:15 | 日記


 今朝、そろそろ巣立ちしそうだなぁ と思いまして、
では 兄弟揃ったところを と、撮った写真であります。
一人 中に引っ込んでいたりして、全員こっちを向いているときは
意外と少ないのであります。

で 数時間後・・・やはり巣立っておりました。今のところ 2羽だけで
ありますが、残る3羽も 今日明日のことでありましょう。
 
巣から飛び立ったとしましても、数日間は 巣に戻って眠ります。
そして、夜 巣に戻らなくなりましても、昼間、何日か置きに
この家に戻り、ぐるぐる低空を飛び回ります。

これが そうですね、6,7回ぐらいあるのでございましょうか、きっと、
来年 帰ってくるための練習と、そのための地理的データを脳裏に
焼き付けているのだと思われますが、これも見受けられなくなります
そのときは、愚生が、本当の意味で 巣立ったなぁ と思うときで
あります。

     


 <あとがき>
 今日は朝から、久方振りに いい気分でありました。
こんな 喝采を叫びたい気分は いつ以来でありましょう。
3人のノーベル賞以来?、否、もっともっと いい気分であります。

「はやぶさ」です。NHKニュースで流れた大気圏突入の映像、
花火のように燃え尽きる本体、袂を分かち大地を目指すカプセルの光、
更に 地面に置いたかに見える 丸いカプセルと横たわるパラシュート、
NHKのホームページで何回も見ました。見るたんび感無量であります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと息いれる稿(21)【ツバメ】

2010-06-04 11:57:33 | 日記


 本日のツバメの巣の有様です。5羽しか写っておりませんが、
右側奥に もう1羽 隠れていますので、全6羽であります。

日に日に大きくなっていきますが、親は たいへんです。
羽を振り乱し、餌を運んでおります。
子供手当てをあげたい気分です。

6羽もおりますと、ウンチがスゴイ出ます。
そのときは 向き直り、お尻を巣の外に出し、するのですが、
教えた訳ではないのに、たいしたものです。

その代わり巣の下は、ウンチが山を成します。
今年 使っている巣は、4,5年振りに 車の上から外れておりますから、
ずいぶんと 助かっております。

また 下を通るときは、
「早よう大きゅうなって、また帰って来いよ」と
必ず声をかけるようにしております。

愚生の声を きっと 覚えててくれるもの と思っておりますが、女性の
声のほうが やさしく聞こえるだろうから、その点 男は不利だなぁ と、
いつも思われるのであります。



これは一昨日設えました ツバメのトイレ です。


 <追伸>
 夕方6時過ぎ、草刈りを終えて帰ってきますと、
トイレの上に、一羽の子ツバメが、毛というか羽毛は まだ頭しか
生えていない体を 冷たく横たえて死んでおりました。
巣から落ちたようです。悲しい出来事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする