百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

100q耄碌録(1)【8/25Am【なでしこジャパン】キャンプ情報】

2011-08-25 22:00:58 | 日記
 残るドイツ組も合流 メンバー揃い踏み【なでしこジャパン】、見に行ってきました。約45分で行ける所に住んでいるのですから、ここはぜひ 行きましてですね、皆様方にご報告しないと、と思ったのであります。といいますか、まぁ本当のところはです、ヒイキにしている宮間選手と熊谷選手を見てみたいと思ったのでありますが、何はともあれ 以下写真をご覧下さい。正真正銘 本日午前中の選手たちの表情であります。中国でのオリンピック最終予選、勝って当然 絶対に勝たなきゃダメ おまけに世界最悪場所での試合ときておりますから、間違いなく ワールドカップ以上の 厳しい タイヘンな 試合の連続となるは、必定。でも でも 今一度、何としても 勝ち抜いてください、お頼み申しやす、タノンマス【なでしこジャパン】!



                










これは H23.8.26付 産経新聞 スポーツ面の記事です。さすが 記者のスクリプト力は タイシタモノです。
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100q脳頽流爺(16)【再びのギターなるかや(2) 】

2011-08-18 15:57:33 | 日記
 最も安い価格を提示していた業社の支払条件は「前払い」。不安は拭えませんでしたが、アンプともども そこに発注したのでありまして、7月末には「塗装ムラがあるが 2割引でどうか」との呼びかけがあったりしたのですが、なんせコチトラは イトオシンデ抱くカケガエのないモノ との位置づけのシロモノでありますからに、断固として撥ね付けたは言うまでもないこと でございます。

マガイモノや不良品であったら との懸念から、直ぐ様 チェックしようとしましたが、ギターとアンプを繋ぐコードが見当たらないのです。調べましたら 付属品ではないようでありますので、ヤマダ電機ならあるだろうと 近くはないものの行ってみたのですが見当たらないことから やっと「楽器店にしか置いてないのだ」ということに気付きまして、合併後の市内というもの 未だ我が身にシックリきていないのでありますが、我が市内唯一の楽器店に tel してみましたところ、「ありますよ」との娘さんの明るい声を聞くことができまして コトナキを得たのでありました。

エレキギターをやっている人にとりましたら こんなこと 当たり前のことかと思いますが、昔 使っていて 今も健在なのでありますが、オーソドックスなクラシックギターとフォークギターしか知らないオイラでありますれば、「アコギ」が「そんなアコギなマネ せんといてちょうだい」のアコギでは決してありませんで、アコースティックギターを指しているやなんて知っとるハズないやろ?と 同列なコトであったのです。

弾いてみました。が左手の指先がフニャフニャでありまして、ちっともキチンと押さえられず、ビビッとした音がヤケに目立つ試運転でありましたが、ギターとアンプの機能のほうは どうやら異常無いようでありまして ひとまず安心したのでありました。しかしながら「しっかり刻み込んでいるから よもや忘れることはあるまいて」と固く信じていた【禁じられた遊び】など定番曲の運指および基本的コードの指盤記憶状態は、さながら わが頭頂の髪の毛が如し 極めて深刻なる状態であるを 確認するに至った次第であります。
          
          このアメリカ・SHUBB(シャブ)製カポタストも、追って
          ネットで購入したものですが、これも素晴らしい商品で
          あります。このカポにしても ゴダンのギターにしましても、
          このように揃えることができるのは、ネットの時代ならば
          こそで、ホントに便利な時代になったものです。

    
  【ピーター、ポール&マリー】の【500マイル】、【ブラザースフォア】の
  【グリーンスリーブス】や【七つの水仙】など ホントに憧れでございまして、
  そのギター伴奏をコピーし 唄ってみたいと心から思ったものでありました。

  
この本や 揃えている楽譜本で練習し、お気に入りの楽曲を もういっぺん 楽しんでみようと思っております。少し続けただけで 左指先に張りがでてきましたし、アンプが付いていますから、強くはじかなくても十分 音量は確保できますし、伸ばした爪でなく 指先の皮膚で弾いても キレイな音が出せますし、うん、いいですねぇ、たいへん気に入っているのであります。ひとつ 楽しみが増えました。 
 
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100q脳頽流爺(15)【再びのギターなるかや(1) 】

2011-08-17 20:46:58 | 日記
 今年 4月14日(木)は 一年のうちでも そうはない素晴らしい天気でありました。そのように思ったとたん じっとは しておれない愚生の性癖、もちろん どっかへ行ったのでありまして、その日はです、久し振り 津山の鶴山へ、今年の見納めにと サクラを見にいったのでありました。

そよ風というには少し強いかなという風も出てき、それはもう桜吹雪がとても見事でありました。城段の上からは ギターの音色が聞こえてきます。聞き覚えのある旋律、宮崎アニメのテーマ曲、A4 の紙に「久石譲作品コンサート」と銘打って、30歳ぐらいの アンちゃんが、小さな折り畳み椅子に座り パフォーマンスしておいででありました。

大人しい顔をしたギターと 高さ:30cm 幅:40センチほどのアンプ。音がスティール弦の響きでなかったものですから 訊ねますと、「ナイロンです。ピックアップ・アンプを内蔵している クラシックギターなんです。」でして、更に、【Godin(ゴダン)】というカナダのメーカーの作っているギターで、定価は 27万円であるものの、実際には ネットで 21万円とか17万円ほどで買えるということでありまして、持たせてもらいましたら、かなり重たいものだということも 分かったのでありました。

その日から そのギターのことが頭から離れませんでした。会社に入って 2年目 19歳のときから抱き始め、【アルハンブラの想い出】が弾けるようになりたいと 見様見真似で、才能のなさを痛感させられながらも、フォークブームという時代の風に 乗ってみたりもしながら、で その曲は ぎこちないまでも 全スコア 弾けるようにはなっていた 26 のトシまで、その音色は ホントに好きでしたが、のめり込むほどはなく 抱いてきた自分でありますが、他に抱くモノができてからというもの 40年、いや ココントコXX年は 抱くことのない生活が続いているにも拘わらず まったくといっていいほど触ってもいないことに、今さらながら気付かされたのでありますが、

と同時に「あのギターを買うて もうイッペン やってみんべえか、ハードをアタラシュウしたら その気になんでねえべえか」との思いが湧いてきたのでありまして、そしたら直ぐに「あと何年イキレル思うとんや?生きて動けるうちじゃあおもぉけどなぁ」というココロの奥底の念仏のような響きに急かされもし、ついに実行しょおと 決断したっちゅぅことであります。

それでです。100日ほども 待たされたのですが、ネットで注文していましたソノモノが、やっとこさ手許に届いたんであります。
           



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【雨ニモマケズ】について(3)/H22.2.28付け当ブログ【産経抄】【雨ニモアテズ】カバー版

2011-08-10 11:26:28 | 日記
 その場に居合わせた詩人の方々、いずれも日本を代表する ご高名な方ばかりでありますが、感嘆のあまり 唸るばかりで、さぞかし言葉は発せられなかったのではないかと想像するのであります。どこがスゴイかって、それは 絵で言ったら、【クマガイモリカズ】さんの絵を見たときと同じような感動とでもいいますか、いや それ + 菩薩様の心根(ココロネ)の顕在 でありましょうか。その場はまさに この世に初めて【宮沢賢治菩薩様】が現れた瞬間ではなかっただろうかとオイラには思えるのです。

【雨ニモマケズ】という詩と じっくりと対峙しましたなら、誰しも涙が滲んでくるのではないかと思います。お金のためでなく 地位や名誉のためでもなく、心底から こんな気持ちで 慈悲のためだけに毎日を過ごされ 作品を紡いでおられたのだ ということに想いを馳せますと、ありふれた詩人の域から遥かに脱し 聖人とでもいうべきか、人間としての最高レベルのタカミに達しておられたのだということが ひしひしと伝わってくる ココロに沁みいる 詩だからであります。

オイラ如き軽輩者が こんなこと言うのは 甚だ 僭越ではありますが、なかでも どこが一番好いか、オイラの好みのフレーズを申し上げるとしますと、
     ヨクミキキシテワカリ ソシテワスレズ
     野原ノ松ノ林ノ蔭ノ 小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
および
     ヒデリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ
というところでありますが、特に後段のドウショウモナイ気象に対する所作表現がタマラナイです。

ところで【宮沢賢治】さんと仏教との関係でありますが、
【海竜社】さん発行の ↓この本には 【宮沢賢治】さんの ↓このような詩が 紹介されております。
 
この詩のオオマカな意味は、粗末な衣をまとった【常不經菩薩】さんは 高慢でどうしょうもない人々に対しても、いつかはきっと仏性を持たれるに違いないし こうすることが菩薩行なのだよとおっしゃられ 礼を尽くされる、というふうでございますが、【常不經菩薩】さんというお方は【法華経】のなかに出てくる仏さんでありまして、上の本の解説記事や ↓この記事によりますと
                       
氏の生家は 代々 浄土真宗の熱心な信者でありましたから、幼少時から濃密な仏教的環境のもと育たれておりまして、盛岡高等農林学校生であった18歳のとき 浄土真宗とは ちょっと趣を異にするのですが、大乗仏教経典の心髄である【法華経】に触れられてからというものは この教えの実践、ありていに言えば ひたすら他利に尽くすことこそが 氏の生きるヨスガとなられたとの由、言うならば【法華経】が 氏の魂そのものとなったと言える ほどのことでありまして、創作された おびただしい数の詩や童話も、そのことの実践だというのであります。

ここまで書いて 今 オイラは思えます。【宮沢賢治】さんは【常不經菩薩】さんの生まれ変わりではなかっただろうかと。で、このことは ご本人も存分に自覚されていたのではなかっただろうかと。このように思えば 全てスンナリと 理解できるのであります。【法華経】によりますと【常不經菩薩】さんは、お釈迦様の前世のお姿であるということでありますれば なおさらに。

それから嬉しいことに、その【法華経】は、オイラが 当ブログ・プロフィール写真に使わせていただいております、敬愛する【鳩摩羅什】さんが訳された経典でありますし、氏の死後、遺言に副い 友人・知人に配られたものは 【鳩摩羅什】さんの訳された【妙法蓮華経】であったというのですから。
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【雨ニモマケズ】について(2)/H22.2.28付け当ブログ【産経抄】【雨ニモアテズ】カバー版

2011-08-08 14:33:30 | 日記
 少々 品のないタトエで恐縮でございますが、頻尿の尿という字を 感激とか感性の感と替えたがピッタシの 近年のオイラの情緒でありますが、前稿ブログ掲載新聞記事のアルコトに 心が揺り動かされたのであります。

それは、【雨ニモマケズ】は、作品として発表されたものではなく、氏がいつも持ち歩いておられたカバンのポケットの中に仕舞われていた 小さな黒い手帳に、走り書きされていたものであるということでありまして、           
氏が亡くなられて1年後、この世に出てきたものであるということを 識らされたからであります。

で、本棚に寝かせていた本の出番が ついにやってきたということでありまして、
 
この↑昭和56年8月 河出書房新社発行の本の この↑記事によりますと、なお この永瀬清子さんという方は 世の中にさほど知られていませんが、我が国のトップレベルの女流詩人であることは間違いありませんで、生家は 百休庵と それこそ 200m ほどしか離れていないところにあるのでございますが、

昭和8年9月21日午後1時半 永眠された【宮沢賢治】さんの 詩人仲間の追悼会を、年が明けてまもなく、草野心平 高村光太郎さん等と 東京・新宿でなさったそうでありますが、その折 花巻から上京して来ておられた 賢治さんの実弟 宮沢清六さんが持参されていた 大きなトランクのポケットの中の 黒い小さな手帳の中から、太目の鉛筆で 何ページかにわたって 流し書きされていた【雨ニモマケズ・・・】が 見つかったというのであります。 

< H24.3.17 の書き込みです >

これは【小学館イマージュ】さんから届いた【アメニモマケズ創作木版画】の販促用チラシを撮影させていただいたものであります。作者の手帳のメモ書きを模写したものでありまして、落款も作者自ら彫ったものだそうであります。ご参考まで 勝手に載せさせていただきました。





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【雨ニモマケズ】について(1)/H22.2.28付け当ブログ【産経抄】【雨ニモアテズ】カバー版

2011-08-06 21:05:41 | 日記
 H22.2.28付け当ブログ「百休推奨名言綴り(2)【産経抄】【雨ニモアテズ】」にて、産経新聞一面の石井英夫さんが担当されていました名物コラム「産経抄」で紹介されました 下記詩をご紹介申し上げておりますが、今回は そのご本尊であります【雨ニモマケズ】につきまして 述べさせていただきます。


         雨ニモアテズ(作者不詳)

     雨ニモアテズ風ニモアテズ  雪ニモ夏ノ暑サニモアテズ
     ブヨブヨノ体ニタクサン着コミ  意欲モナク体力モナク
     イツモブツブツ不満ヲイツテイル

     毎日塾ニ追ワレ  テレビニ吸イツイテ遊バズ
     朝カラアクビヲシ  集会ガアレバ貧血ヲ起コシ
     アラユルコトヲ自分ノタメダケ考エテカエリミズ
     作業ハグズグズ注意散漫スグニアキ  ソシテスグ忘レ
     リッパナ家ノ自分ノ部屋ニ閉ジコモツテイテ

     東ニ病人アレバ医者ガ悪イトイイ  西ニツカレタ母アレバ養老院ニ行ケトイイ
     南ニ死ニソウナ人アレバ寿命ダトイイ  北ニケンカヤソシヨウガアレバナガメテカカワラズ
     ヒデリノトキハ冷房ヲツケ  ミンナニ勉強勉強トイワレ
     叱ラレモセズコワイモノモシラズ  コンナ現代ツ子ニダレガシタ


 今から 115年前 現花巻市に生まれ、同 78年前、僅か 37歳で 亡くなられた【宮沢賢治】さんは、氏の 天然・自然との調和を基調とした、時代を越えた 普遍的なとでも評価できる 生き方や考え方に対する共感、および 今回の東日本大震災後の日本にあって、氏の出生地や生活拠点が被災地真っ只中であるということも相俟って、H23.6.10付け産経新聞記事↓に述べられておりますように、ますますその存在感が高まっているようであります。


【宮沢賢治】さんにつきまして 愚生は、直感的に オイラの嗜好と懸け離れたものが感じられるため踏み込めないでいる一方で、何時の日にか 何かあるのではないかとの思いも拭えないことから、氏に関する何冊かの古本を 所有することだけはしているのでありますが、今回 この記事を目にしまして、ついに そのバリアが解き放たれたことを意識することとなったのであります。
                   



 
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