百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

『産経国際書展』入賞作『山頭火 草木塔』 と NHK‐Eテレ『書道』より

2024-08-13 15:08:11 | 日記

      
 第41回『産経国際書展』入賞・入選作のお披露目が、R6.8.10『産経新聞』でありまして、イの一番に目に止まりましたのが、この『韓国文化院長賞』受賞 小野亭良さん作『山頭火 草木塔』。
    
「山暮れて山の声を聴く」、夕暮れの山中を独り歩いている山頭火さんが目に浮かびます。太字の句はご本人、それを包んでる細字の句は 周りの草木たち?。俳句一途に愚直なまでに生きた山頭火さんを見事に表現されていると思います。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 いつか このことを纏めようと思っていました。NHK‐Eテレ『高校講座・書道』で放送された二つの事柄。
ひとつは、この『黒木うらら』ちゃんの顔写真を載せること。もう一つは唐の4大家について纏めること。

       虞世南さん                欧陽詢さん      
                    褚遂良 (ちょすいりょう) さん                                  
.
                          顔真卿さん(模写)

ちなみに我が日本の『平安の3名筆』はご存じの通り こちらの方々。
.

         さらに、空海さんから最澄さんへの有名な手紙『風信帖』。


漢字の変遷は次の通り。まず始皇帝が文字を統一。それが『篆書』といわれる書体。.....,
『草書』も『行書』も『楷書』も、ベースとなっている文字は『隷書』とのこと。


  < 追 伸 > R6.9.1 記
 手書きの手紙の素晴らしいさが述べられている、高橋照弘 産経国際書会理事長のコラムを添付します。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渥美清さんを偲ぶ2つの番組から と 早坂暁さん作の山頭火さんのドラマ 

2024-08-11 18:35:41 | 日記

 本稿は、R6.3.31 NHK‐BS『渥美清にあいたい』および R6.7.25 BS12『船越英一郎の昭和再生ファクトリー』『前田吟が渥美清の素顔を探る再生旅』という  2つの番組の中に、留め置きしておきたい渥美さんについての情報があり、作成したものです。
これは 実際にあってもおかしくなかった二人の間柄を示すシーンだと思いますが、

渥美さんが亡くなられて 28年、氏がマスメディアに登場されてからの最大の盟友であった黒柳徹子さんと山田洋二さんが、渥美さんを偲ぶ対談をされています。
.
.
相当な葛藤を乗り越え『寅さん』にすべてを捧げることとした渥美さんですが、これを 全うできたのは、黒柳徹子さんの存在が大きかったのではないかと・・・・.
最終作撮影時には 徹子さんが初めて撮影現場に。体調が悪くそれまで笑顔も元気もなかった渥美さんですが、その時は急に生気が漲り笑顔が見られたと。..
山田監督は「本当の最終作は、マドンナに黒柳さんを考えていた」と。
都はるみさんは、渥美さんが監督さんに頼みに頼んで実現したマドンナ役と知っていましたが、本当の最終作に、若い時分 渥美さんに本を読むことを奨めた、TVデビュー直後からの大盟友だった徹子さんが実現していたとすれば、それはもう万々歳! これ以上の終わりようは無かったですが・・・
なお オイラが思いますに、イチバン息の合ったマドンナさんは、何たって 芸者ぼたんを演じられた『太地喜和子』さんでして、寅さんが イチバン愛情のある視線を注いでられたマドンナさんは『はるみちゃん』その人だったと思います。芝居ではなかったです。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 以下、番組メニュー⑥元付き人の石井愃一 (けんいち)  さんのお話です。
..
...
.
15作か16作を撮っている時か、「他にやりたい役はないですか?」と聞いたとき、渥美さんは
.
親しくしている『早坂暁』さんが、渥美さんの大好きな『山頭火』さんのドラマシナリオを書いて持ってきてくれたことがあるのですが、
と いうことで、代役として フランキー堺さんが担われることになったのだと・・・
「舞台はどうですか?」との質問には
.

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

これが上述の山頭火さんのドラマの脚本 その他 が書かれている本です。.
.
名作でした。NHKさんに 是非 再放送 願いたいのですが・・・。でも、本当のことを言えば、渥美清さんの山頭火さん、最高だったでしょう。観たかったです。

これは映画ではありません。本当の奥様です。(WEB画像を撮影させていただきました)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(79歳になる年の)夏旅を終えて

2024-08-05 15:57:46 | 日記
 R6.7.8~17 9泊10日(①射水市『ホテル太閤の湯』②長野市『ホテルルートイン第2長野』③前橋市『ヘルズイン前橋』④盛岡市『ホテルブライトイン盛岡』⑤同左⑥弘前市『弘前プラザホテル』⑦鶴岡市『ホテルスティイン山王プラザ』⑧上越市『ホテル門前の湯』⑨石川県中能登町『古民家ゲストハウス結舎』)、フォッサマグナ⇒北関東⇒東北⇒日本海沿岸南下旅、全走行距離:3,350Km(平均燃費:約17Km/リッター)を終えた感想を記しておこうと思います。が  その前に、此度の東北日本海側を襲った集中、豪雨により甚大なる被害を被られた地域並びに被害者の方々に、心からお見舞い申し上げます。たいへんですが、頑張って下さいとしか  言いようがないのですが・・・
  本題です。まず、旅先で買ってきた品々をご覧ください。
    『十和田市現代美術館』さんで購入の『草間彌生さんのスノーボール』
『岩手大学』生協さんで買った『宮沢賢治と岩手大学  記念切手』。ここでしか買えないのでは? と思ったりしています。
.
 盛岡市『光原社』さんで、「山頭火さんカルタを持ってるなら賢治さんのも」と購入した『賢治カルタ』と『盛岡歴史文化館』で買った『風鈴  釣鐘』。これ以上はないだろうほどの 澄み切った音色。色も形も Goodです。
 長野県小谷村『道の駅  小谷』で買った『木彫り菓子器』(幅300 奥行190 高150) 。
全体の意匠/削り出しの把手部/ノミ痕の醸す 限りなく優しい美しさ、気に入ってます。
旅の駅『鬼無里 (きなさ) 』で買った 蔭山正人さん作『鬼焼 茶碗』(外径97 高70)。
サイズは小さくとも、重量感・存在感は 決してヒケを取りません。好い器です。

 次に、感想です。(順不同)
・「無事に行けるかなぁ」という思 いがありましたが、以前の長距離旅行より 楽だったような気がしています。
・事前の天気予報は芳しくなかったのですが、実際には 前橋⇒今市の途中と最終日の舞鶴⇒朝来市の山越え時以外、ほとんど雨に遭わず、助けられました。
・直腸切除からくる排便の不規則性が イチバンの気懸りでしたが、特段の不便に見舞われること無く遣り過ごせました。知らず知らずの非日常の緊張感がもたらした作用でしょうか?
・2001年製の旧車トヨタ『ブレビス』より 新車スバル『インプレッサ e-boxer』のほうが疲れが少ないように感じました。トレッドが広いのと水平対向エンジン?、イチバンは 2駆と4駆の地面への張り付き具合の違いではないかと思っています。
・現インプレッサにしたのは、①CDが装備できる、②安全装備がピカイチである、③後席を倒せば 真横になって休める、④全長が約4.5mなので門の下に駐車できる、⑤トヨタ車には燃費面では遠く及ばないが ハイブリッド、⑥4駆であるが選定理由でありますが、今旅行で 横になって休むことは無かったです。それだけ疲れない車ということでしょうか。
・充実した安全運転支援装備による精神的余裕が、疲れにくさの根底にあるのかもしれません。
・エアコンONで、約2Km/L、燃費が悪くなる感じです。
・ガソリン代の県による違いは、最大18円/L でした。
・20代 横浜市戸塚区在住時、会社の部行事で 菅平や万座のスキー場に行っていますが、「こんな所まで来ていたんだ」と感慨に耽りつつ通り抜けれたことも、心に強く残っています。
・もちろん キャベツを大量に作っている地域も通り抜けております。
・以前 政局になった『八ッ場ダム』も「ここだったんかぁ」と思いつつ、走り抜けています。
・中部日本を横断する途中の『道の駅』で2回 計1,500円分 ブルーベリーを購入し、食べ食べ運転していますが、その美味しさが未だ舌に残っています。
・赤城山上り下りでの 波乗り体験(速度を落とさせる仕掛けの凹凸を地面に施している)は忘れられません。国定村に寄らなかったのが、心残りです。
・北上市にある『サトウハチロー記念館』さんに行きたかったのですが、現在休館となっており叶いませんでした。ぜひ再開していただきたく希っております。
・盛岡と弘前の城址公園に植生する木々の幹の太さに、より歴史を感じ、感服しました。大木や古木の数は、その地の風格を形成する重要なファクターではないかと思います。
・それらの地に住むスズメとヒトの距離は、当地より かなり短いです。
・『三内丸山遺跡』には かなり失望しました。遺跡の周囲に大木が1本もなく、遺跡の敷地内は芝生張り。これじゃ維持費がタイヘンだろう、持つんかいな と心配が先に立つ 大きな建物。本当に先が心配になります。
・すべて朝食付きでホテルを予約していて、その多くはバイキングでしたが、どこも たいへん美味しかったです。
・波打ち際のほとんどが、たいへん綺麗な石ころで埋め尽くされている『糸魚川海岸』『青海海岸』での イシコロ拾いは、宝さがしの要素があって 本当に楽しく、また行って 堪能したいと思っています。なお、石ころ拾いの場所については『長者ヶ原考古館』の女性職員さんが 懇切丁寧に教えて下さいました。ありがとうございます。
・フォッサマグナミュージアムは、たいへん素晴らしい施設です。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする