百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

魚マッサージ師(?)に感動 !!! ~ 大阪の水族館「海遊館」専属プロダイバー 吉国卓哉 さん

2018-06-28 10:16:32 | 日記
 老生、もう見ることはないですが、今 最も『紅白』に出場させてあげたい歌い手さんは、今年 デビュー15周年という 北山たけしさん。最高レベルの歌唱が要求される 合唱団さんとの共演でも、見事な融合を見せてくれてます。

 H30.6.26 NHK-G「うたコン」での北山たけしさん。気持ちの篭った 素晴らしい歌でした

   H30.4.10 BS-TBS「日本名曲アルバム」では、確かな歌唱力を披露して下さってます


 本題に入ります。H30.6.24 NHK-G 「ダーウィンが来た ! 」で、希に見る たいへん素晴らしい映像 をゲットすることができました。

それは、体に付着している寄生虫を食べてあげるうえに、マッサージも施してあげるという『ホンソメワケベラ』という、小さな魚の生態を捉えた番組のなかでのこと、



大阪の水族館「海遊館」の専属ダイバー 吉国卓哉 さんの、魚との親密な関係を示す 信じられない映像。数年前、吉國さんが たかってた寄生虫を取り払ってやってからというもの、合図をすると魚たちが集まってくるようになり、

ホンソメワケベラが やっているように 小刻みに叩いてやると、こうして気持好さそうに 身を委ねるようになったのだとか・・・


では その様子 数コマ、どうぞご覧なすっておくんなせえやし。







           ハタ の 何とも気持良さそうな表情なことよ !!!






で、番組の主人公 ホンソメワケベラは人間も顔負け、恐るべし 知恵があるのです。1日に、2000匹の魚のクリーニングをし、1000匹以上の寄生虫を食べてやってる彼ですが、ホントは 彼は、魚の表面を覆っている 必須アミノ酸が多く摂取できる粘液をムシリ取り、喰いたいのです。
それがために平素は、寄生虫を取り クリーニングしてやり、かつ マッサージも施してやり リラックスさせてやってから、他の魚がいない時を見計らい、噛み付いて失敬するのです。「イテっ!!、コンヤロー!!、何をシャ~がるっ!!!」と 追っかけられることになるのですが、、、ですから 永続性を保つ観点から、コレをやるのは 2~5%に抑えているというのですから、算数や心理学 論語までマスターしてるかも? です。




番組では 見ようによってはです、ホンソメの更に上をゆく タイシタヤツ の紹介がありました。何と何と本物そっくりのニセモノがいるというのです。自然界の 進化というものの 何というスゴさ !!! 深淵さよ !!! 。まさに 感動 !!!! 。ただし コイツは、奉仕作業は全くやらず、むしり取り専門とのこと。

         ↑ 口の位置が違うだけみたいです







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ワーグナーさんなど テレビの話題三つ & 母屋の納戸と居間修繕工事と本副産物二つ

2018-06-15 20:46:03 | 日記

 当庵前の「鹿児島紅梅」、散髪した後 芽吹いた枝葉の色模様が綺麗で、撮りました。


 何の脈絡も持さず、続けます。5月29日 BS-TBS「日本名曲アルバム」で「ウイーン少年合唱団」さんの「故郷」が流れました。もうウンザリするほど聴いてる曲目ですが、この歌は今まで聴いてきたどの「故郷」よりも 素晴らしかったです。これ以上ないぐらいのピュアさなんだけど、どこか憂いが感じられる 当合唱団さんの、ボーイソプラノ特有の味わいが最大限 引き出されている編曲が見事です。



 大阪人が選ぶ 大阪の歌ランキング で、第一位を占める「やしきたかじん」さんの「やっぱ好きやねん」という歌、オイラは 天童よしみさん他のカバーされた歌しか耳にしたことがないですが、それでも すっげぇええ歌やなぁ と思っていましたが、H30.5.4 テレ朝系「決定版! これが日本の名曲だ!」で、37歳の折の 歌唱映像が流れたのです。

初めてご本人の歌唱を聴き、オイラは衝撃を受けました。もう最高の歌。こんな声を 甘い声 と言うのでしょう。で、とにかく 歌が ウマ過ぎ !!! 。天童よしみさんの上手さは 定評がありますが、そんなもんじゃない、めっちゃめちゃ 上手い !!! 。これを聴かされますと、これはもう 間違いなく 大阪の歌 ナンバーワン と、自信を持って宣言することができます。








 6月8日 NHK-Eテレ「ららら♪クラシック」の「ワーグナー特集」で、識らなかったこと教えてもらいました。

番組内で アンドレア・バティストーニさん指揮によるワーグナー作品の演奏があり、本指揮者さんの ド迫力には圧倒されたですが、ワーグナーさんの音楽は、人々を虜にする 魔性の音楽だと言うのです。

で、コンカギリ嵌ってしまった熱狂的な ワーグナー支持者 のことを「ワグネリアン」と言うのだとか。「慶応義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ」のネーミングは、ワーグナー大好き人間が集まって編成した楽団だから と。オイラには まだよく 感じ取れてないですが、ワーグナーさんの音楽は、とにかく 色っぽくて官能的らしいです。


中でも 桁違いの ワグネリアンがおられます。現在 世界遺産になってますが、ワーグナーさんのオペラ世界を再現すべく、そのお城まで建てたという、、、。

そのお方は、バイエルン国王 ルートヴィヒ2世さん。



15のとき観た、オペラ「ローエングリン」に衝撃を受け、その世界を再現したいと、、、



プロイセンとの戦争に巻き込まれ敗れ、ますます城づくりに没頭、オペラ世界に引きこもる

政治を放棄した王様、結末は 湖で変死。享年40歳。



 今年は明治151年ですから明治35年に建てられた母屋は 116歳ということ。一昨年末、台所周りは リニューアルしてますが、続く居間も納戸も惨憺たる有様。天板の合わせ目に荷造りテープを貼り 火山灰の如き 土埃が落ちないようにしてたり、納戸の押し入れへは 防塵袋に入れて収納してたり、凹みに凹んだ 仕切り戸のレール溝 オンボロ襖に 破れ障子・・・人で言うなら廃人寸前のこの二部屋 取り敢えず何とかしないと と、納戸の押し入れに嵌め入れていた仏壇の 座敷への移動も併せ 実施した、重ね張り的治療主体の 簡易修繕工事が、このほど完成を見たのであります。

                ↑  手前が 納戸  向こうが 居間

  破れ障子と入れ替えで新装の ↑ 仕切り戸  観音開き戸のトコに仏壇がありました

         ↑ 納戸です   畳ベッドは 子供達が帰った時に使用します     

                       ↑ 典型的な「田の字」の部屋割り

  照明用取付け器具電気工事 および この小さな神棚置台作りは、オイラの成果物です


 本 母屋の 居間と納戸を改修するにあたり、二つの副産物を得ました。使われていた 破れ障子 4枚、何分 昔のモノにつき、作りは確かなモノ。で 燃してしまうのは勿体無く、何か利用できないだろうか考え、半間四方の「涼み台」を拵えました。全て廃材利用でして、我ながら 良くできたのではないか と思っています。




次の副産物は指輪です。埃まみれの 押入れの中にあったプラスチック製の三段トレイの引き出しの中に、裁縫道具とやらに混じり、灰色にくすんだ指輪が入っていたのです。オトコモノのようですが、爺さん(義父)は指輪を嵌めるような人ではなかっただけに不思議です。台所洗剤で漂白すると、白くピッカピカに光るようになりました。内側に S.V960 と刻印されてますから、銀95%の合金。運命的な出会いかも、オイラは何かの因縁を感じ、タイプじゃないですが、ピッタリの右手薬指に嵌めることにしました。
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ヌードの祭典 ~ 横浜美術館「ヌード展」 & 100q所有 ヌード絵ハガキ 内覧会

2018-06-04 11:54:56 | 日記
  

 先般 ↑ このような、100Q・モジリジャ・コメッティ作の、かなりの芸術的境地への到達が覗える ヌード木片の傑作をご披露させていただいてますが、当該芸術の更なる研鑽を積むべく、「みなとみらい駅」すぐ近く「横浜美術館」さんで開催中「ヌード展」に繰り出したのであります。

        何や スペインの建築物のような ↑ 横浜美術館さん
      
               当展フライヤー  裏 表
      
目玉は オーギュスト・ロダン さんの《接吻》。唯一 写真撮影可でした。
  
  
  
奥まったところが 詳しく見れるのでは と期待しましたが、オイラのマナコがダメなのか 表現はアバウトで がっかり。大理石だと難しいのでしょうか。

 次は展示作品も老生所有の絵葉書もゴチャマゼ、特Aモロダシ・ヌードショウ。とりわけ こういうものは、見るに如かず。(なお当展展示は、始めの 3枚のみです。)

 ↓ フレデリック・ロード・レイトン さん《ブシュケの水浴》
 
                   ↑ アンリ・マティス さん《布をまとう裸婦》

 パブロ・ピカソ さん ↑《首飾りをした裸婦》 ↓《 Nude Arranging her Hair 》 

            ↓ 同上 《 The Women of Avignon 》        

↓ アンリ・マチス さん《 Nude with Oranges 》 ↓ ポール・ゴーギャン さん《かぐわしき大地》
 
  ↓ 高村光太郎 さん《裸婦坐像》     ↓ エドヴァルト・ムンク さん《マドンナ》
 
     ↓ 縄文中期(長野県)国宝《縄文のヴィーナス》(高27cm)
                 ↓ 縄文中期(山形県)国宝《縄文の女神》(高45cm)

                  縄文草創期後半(滋賀県) ↑ 《相谷土偶》(高3.1cm)


 なお 横浜美術館さんのミュージアムショップで、嬉しいことに オイラの大好きな モンドリアンさんの絵葉書がありました。
  



 < 追 伸 > 
(H30.7.11 付 当ブログ記載の これに関する段落を、以下 追補します。H30.10.14 )
 いかに有名な モジリジャ・コメッテイの作品といえども、塗り差し窓の格子にククリつけていたのでは 格好つかないため、このほど土台を付加し、名作を不動のものといたしました。
なお、土台材は 当庵床柱の残材を使用してます。 



              土台の切り込みに、ポストカードを差込み、飾ります



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