いよいよ京都北山にも初雪も降り、朝には氷も張るようになりました。しかし今日は暖かくて先日雑魚券を買っておいたので、もんどり漁と吸い込みで鯉を狙らおうと釣り場探しに出かけました。吸い込みとは、らせん状の針金のまわりに数本の針を配置して餌の団子を丸めて鯉やナマズなどを釣る方法です。周山から魚が渕、吊り橋、弓槻橋にかけて見に行きましたがこの辺りはあまり良いポイントはなさそうですが、吸い込みは粘りの漁ですから時間をかけてじっくり釣ればその内ドデカイ鯉がかかってくれるかもしれません。釣ってる間にモンドリを沈めておけば鰻でも入ってくれれば儲けものです。二股かけるのは邪道かも知れませんが、この辺り寒いので吸い込みだけではすぐに逃げ出さなければならないかもしれないのでゴメンナサイ。温かいウエアーを着て温かい飲み物を用意してじっくり寒中の釣りを楽しみます。明日も今日のような温かい日差しがあれば最高のスタートになるだろう。その前に八ヶ所の檻の見回りをすましてからですが、今年はまだイノシシが里に出没していません。山に餌があるせいか?
鹿はいよいよ檻の近くにまで出てきました。早く一頭でも入ってくれれば勢いがつくのですが、獣の猟は雪が降ってからが本番です。
漁だ猟だと殺生の話の後に「ブッダの言葉」など不謹慎なことだと非難をうけそうですが、先日ソニーファミリークラブに注文しておいたCDが着いたので聴きました。故中村元氏がCD二枚に「スッタニパータ」について語られます。これは後世の仏典と異なり、釈迦が行った説法の内容をもっともよく伝える経典のひとつである。と書いてあります。僧侶の仏教の話は理解しにくい点が多いのですがこれは判り易く、本当にお釈迦さんはこのように考えておられたのだと思います。中村元氏が偉いということもありますが。そして、CDのケースに「人間としての理(ことわり)を気づかない人を愚か者という。人間としての理に気づいており、つねに落ち着いて行動できる人は賢者である」(スッタニパータより)とも書いてあります。賢者になれずとも愚か者には出来たらなりたくない私ですが。
おいしいですか?