一昨年5月に東北地方を1週間ほどかけて軽自動車で「震災復興祈願の旅」に一人で出かけて来ました。
そして、被災地に残っている昔からの神社の境内に日の丸付きの「震災復興祈願」のノボリを立てて一日も早い被災地の復興を祈って来ました。
出来れば今年の秋には亡くなった方々の慰霊の旅に出かけたいと思っています。
今また関東直下型の地震や南海地震や津波の被害予測や避難訓練などが盛んに報道されています。
どの対策を見ても「おこった時にどうするか?」「どのように被害を少なくするか」「被災者の救助」「耐震建築」「津波防潮堤」をどうするか。ばかりが検討されています。
これらを検討して、対策をたてることは大切ですが、肝心のことが抜けていないでしょうか?
一番肝心なことが抜けています。
災害の起こる可能性の高い所から比較的安全な所に移住させることではありませんか? 災害が起こる前に。
そして、被害が及ぶ危険な所には住居を作らせないように指導することが大切ではありませんか?
こんなことを発言するときっと「東京や大阪などの大都市から簡単に移動させることが出来るか!」と言う奴が出て来ます。
その場に住んでいる人も「赤信号みんなで渡れば怖く無い」心境なのでしょう。
だけど、子供や家族のことを真剣に想うなら出来るだけ早く安全な地域に引っ越すことを考えなければ後悔することになります。
「憲法第9条」の信奉者と同じです、(チョット違うか?)
みんなが住んでいるから自分たちも大丈夫だろう、と言うことは危険に対して思考停止しているのです。
自分の命、自分の家族は自分たちで守らなければなりません。
あまりにも危険に対する防御を考えない国民になってしまっています、日本人は。
先に書きましたように、一昨年東北被災地の神社を巡って判ったことは神社は津波の来ない高台に建っています。(道から急な石段ですが緊急の場合も駆け上がれば津波からは助かることが出来ます)
中には石段を上り詰めた所に「津波避難所」の標識の建っている所もありした。
古くからの神社は津波の被害を受けていないはずです。先人の知恵に学ばなければなりません。
津波被害を受けてからの復旧事業よりも被害を受ける前の被害予定地からの安全地帯への分散の方が肝心ではないでしょうか。
昔の人は津波の危険な場所には住居を作っていなかったのですから、古代人より現代人の方が津波に強いと言う根拠はありません。
特に政治家や行政は100年先、1000年先の国民の安全を考えてください。日本の国は永遠に日本人のものですから。