諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

こんにゃくの花・・ 感興おもむくままに

2010-05-23 16:05:58 | 日記・エッセイ・コラム

 小満12時34分 (二十四節季の七番目) 草木が茂り、万物が次第に満つるということで・・「万物生ず」であります。。▼ 立ち寄った本屋に「ぼんやりの時間」と言う題名の新書がありました。「時間に縛られることなくあとでなく散歩をする・・思わぬ発見がある」とか。最近は、こうした指南書が、結構目立ちます。思わず手にしましたが・・、イエ~、買いませんでした。立ち読みです。マア、自分の日々が、「ぼんやりの時間」そのものですから。▼ 朝まだきに、今年、最初の郭公の声がこだましました。

  朝明けのしじま破りし郭公の声は良きこと告げ来たりしか  ー夢蔡ー

 いつもの道を少しはずした所に、異形の花を発見しました。コンニャクの花です。、コンニャクの茎・葉は、蕗の勢いに負けておりましたが、花を立ち上がらせました。

 蕗叢を貫き咲くやこんにゃく花 我ここあり 天を指差す  ー夢蔡ー

 こんにゃくは、< 種→小芋→*こんにゃく芋→開花 >が、ライフ・サイクルです。小芋からこんにゃくいもが成長して開花までの期間は5年のようです。食用こんにゃくは開花前3~4年目のものと言うことになります。

Ca390253コンニャク】 漢名=蒟蒻の字音が転化した。インド・インドシナ地方が原産。中国を経て、渡来。*薬用 利尿 口渇き 太りすぎ防止の低カロリー食品

 ▼ 逸話・・ コンニャク粉は、アルカリ処理して糊を作ると、防水性を発揮する。太平洋戦争時に、和紙とこの糊で防水加工した風船爆弾を作りアメリカ大陸まで飛ばせた。

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0508_007ホウレン草」 菠 薐は、アジア西域(ペルシャ)の唐音。原産は西アジア。中世ヨーロッパで野菜として一般化し、7世紀頃に、シルクロード経由で中国へ。渡来は、江戸初期。* ホウレン草は、雌雄異株。写真は雄株。

 


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