諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

春立つ日

2019-02-04 14:59:22 | 日記

 

     沼はいま 少し日伸びて 如月の

            春の予兆に 鴨 羽ばたきて  夢蔡  

  立春の名に恥じず、本日は、晴天で気温も高く、いい日である。

 岸辺で、日向ぼっこをしていた鴨も、沼の中央部に泳ぎ出す。

 何度も水中にもぐり、それからやおら立ち上がって、羽ばたく。

 水滴が、立春の日を受けて、光り飛ぶ 

 まるで、メス鴨へのアプローチである。

 北からの高気圧が,近づいて来た。風が冷たい ❣ 

 「マダ~、早いか・・

 

 北北西からの、空っ風にのって、雲が流れ始めた。

 早咲きの紅梅の枝先の遥か上空を、白い千切れ雲が行く。

 

  天空を ながるる雲は 白紙(はくし)なり

         ことしは如何な  漢字 書かるや   夢蔡

 

            ----<了>-----