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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

赤コゴミと大根のハーモニー

2024年02月14日 | 山菜料理

 さて、昨日のモツ煮で肉系の常備菜はできた。

 次は、植物系でしょうな。

 で、色々な食材が浮かんでくるんだけど、正直なところ、やっぱり作っておきたいのが赤コゴミの炒め煮

 このブログ上で何度も紹介してるんだけど、とにかく旨い!

 一番近い味がゼンマイなんだけど、それ以上に旨みが勝っている。

 しかも、ゼンマイやワラビと違って、アク抜きが簡単なところも嬉しい。

 本日は、4年前の赤コゴミを戻してみます。

 下ごしらえ・調理の部

 まずは、保存していたうちの

        40gを戻します(400gになる予定)

 ・水に浸して20分ほど放置

 ・なんとなく水を吸い始めたなと感じたら着火

 ・沸騰したら消火。蓋をして冷めるまで待機

 ・この時期だと冷めるまで3時間ぐらいかな

 ※多少アクが出ていますが、ワラビやゼンマイと比べれば可愛いものよ

 ・水を入れ替えて30分(必要ないかも)

 ・水を切って寸切り(やっぱり10倍になりました)

 今回は、赤コゴミのお供に、

       油揚げ2枚と糸コン1袋を準備して

       ニンジンに大根も加えてみることにしました

 色々な料理に大根を使っていると、非常に活用範囲が広いことが分かってきたので、ここにも使えないかと考えました。

 ・調味料は定番で、酒醤油みりん各大さじ4と顆粒出汁、最後に塩で微調整します

 ・サラダ油を敷いたフライパンで次々と具材を入れて

 ・油を馴染ませていく感じ

       全体的に馴染んだら

       真打登場!

       多分、一番崩れやすいと思うので赤コゴミは最後にしました

 ・調味料を全部入れて煮詰めていきます

 ・最後に塩で味を整えて

       出来上がり!

 これが美味しいのは分かっているんだけど、ダイコンが加わったことで、深みが増した感じ。

 何と言ったらいいんだろう。

 大根が持つ独特の香りと甘みが加わって、味のハーモニーに奥行きが増したとでも言えばいいか。

 それから、食感が赤コゴミに近いので、食感はユニゾンで味の違いを楽しめる感じ。

 ま、説明抜きでも、旨いものは旨い。

 これで、美味しい常備菜がもう一つ増えたぜ。

 食卓の楽しみが膨らみましたね。

 

 山の神様、先人の皆様、素晴らしい食材と保存方法をありがとうございます。

 それから、このダイコンはS氏からのお土産だね。本当にありがとう!

 喜んでいただきたいと思います。


ひっさしぶり!お山歩きは、疲れたけど爽快

2024年02月13日 | 日記

 本日は、お休み。

 弁当のおかずにする常備菜を作ること以外には予定なし。

 天気も、この時期の山形としたら、上々の好天気。

 これは、出掛けてみますか、今年初の山歩きに。

 山歩きと言っても、身体がなまり切っていることは分かってるから、近くのお山に、ちょっと出かけてみるだけ。

 自分の体力の現在地が計れるんじゃないかな。

 一応、防寒具と足回りだけ準備して出かけてみました。

       そもそも青空が見えること自体珍しい

       エゾユズリハも輝いている

       道にほとんど雪がないのも珍しい

       登り坂は歩幅を狭くしてゆっくり

       山頂が近づくと雪が少し増えてきました

 息が切れる。

 やっぱり運動不足だ。

 ようやく山頂に着きました。

 息も絶え絶えです。

    1年ぶりの山神様にご挨拶

       先客がいて、お弁当開きをしてました。お隣の県からいらしたみたい

       奥羽山脈は見えないけれど

       下界の景色はよく見えます。あ~気持ちいい!

 この時期にして、この雪の少なさは驚異的です。

 やっぱり、動植物の生育への影響が心配になってしまいます。

 ま、動植物以前に、自分自身の体力の心配をした方が良いかな。

 どうも今シーズンは、雪が少なすぎてスキーを楽しむのは難しそうなので、今回みたいに時間を見つけて歩いてみようと思います。

 山の神様、また遊びに来ますね。


マタギ作品がない!

2024年02月12日 | 日記とレシピ

 職場で弁当箱を開けてみると、ちょっと驚き。

 マタギ作品がないのだ。

 正確には、一品だけあることはある。

 フキノトウ味噌は、余裕で1年分以上作ってあるからご飯の真ん中に盛り付けられてはいる。

 だが、おかずのスペースには一つもない。

 今の職に就いてからこれまで、初めてのことかもしれない。

 そう言えば、砂肝炒めも大根の煮物もウドも、丁度タイミングよく、皆、底をついてしまう頃合いかもしれない。

 これは、毎回弁当を作ってくれている妻に申し訳ないことをした。

 そう思っているところに、

「見つけた。」

と言って妻が買ってきたのが、

       鶏モツ君です

 これは、早速、常備菜にしなければなるまい。

 ただ、ちょっと困ったのが、絶対量。

 300g強だから、作ってもすぐになくなりそう。

 何とかかさ増しできないかと考えた結果、思いついたのが、冷凍庫の鶏肉を足すこと。

 同じ鶏肉なら、美味しくはなっても、不味くなることはないんじゃないかな。

 そう考えて冷凍庫を調べてみると、あるじゃない。

       鶏もも肉を追加させていただきましょう

 200g程いただいて、

       これだけあれば、しばらくもちそう

 それでは、いつものように鶏モツ煮込みなんだけど、初めてのもも肉入りバージョン、行ってみます。

 モツであろうともも肉であろうと、アクが出ることは同じなので、下ごしらえは一緒にしました(モツの血抜きは別)。

       千切りのショウガは、たっぷり目に準備しておきました(今回は後入れ)

       肉を水から沸かすと、かなりアクが出てきます

 掬い取ってから、

       煮汁を切って軽く洗って

 ・酒100,醤油75,みりん50に砂糖30gと顆粒出汁適量

       全部一緒にして

     強火でガンガン攻めて(時々揺すります)

       煮汁が殆どなくなってきたら火力を弱めて

 ここで、みりん追加かなと考えていたんだけど、十分に『照り』があるので中止。

       はっはっは! 出来たぜ!!

 ちょっと試食すると、超旨いっスね。

 さすがに、鶏ももが入ると、高級感(?)が増す感じ。

 なんとなく塩分が多い気もするけど、なんてったってレバー、肝機能改善には、すこぶるよいような気がします。

 常備菜が一つ出来たぜ。

 今日の夜勤が終わると、明日は休みだから、次の作品を考えておきしょう。

 これで、ちょっと安心することができました。


隙間時間を豊かに!久々のピザ

2024年02月11日 | 日記とレシピ

 干し芋づくりで悪戦苦闘しているときの話。

 第1ラウンドがイマイチだったので、改善を目指して第2ラウンドに入ったら、イマサンぐらいまでレベルダウンして、途方に暮れたのが、丁度お昼過ぎ。

 ランチタイムなので、干し芋大作戦は、一時休戦

 ここは、ちょっと悩むところだ。

 ここまでの試行錯誤と失敗の疲れを癒すために、カップ麺みたいな、超お手軽な料理もありかもしれない。

 だけど、この『料理の沼』に嵌ったまま、午後にテンションを保つために、ちょっと頑張り続けるというのも悪くない。

 で、どっちを選択したかというと、『料理沼』テンションの維持。

 ランチを味わうだけでなく、作って楽しんで気持ちを立て直したいと考えました。

 で、久しく作っていなかった料理を楽しみます。

 本日のランチは、ピザで行きましょう!

 ピザに関しては、色々なお方が色々なレシピを提供してくれているのですが、一番気に入っているのは、レッサーパンダさんのものなので、それをベースに楽しんでみます。

 下ごしらえ・調理の部

 先ずは、生地を作ります。

 ・強力粉200,薄力粉50、砂糖20,オリーブオイル20,塩3、ドライイースト5g

 ・水135gを加えて混ぜました

 ※掲載のレシピより水を少なめにしました(ベチャベチャ苦手)

 ・全体がまとまったら3つに分けてラップして、ストーブの近くで発酵待ち15分

 この間に、トッピングとピザソースを準備します。

 ・ケチャップ48,マヨ10,醤油6,にんにく3gに、ヒッコリーシーズニングとバジルを適量

       『混ぜるだけ』 というのが嬉しい

 ・タマネギ、ジャガイモ、ベーコン、ソーセージ、シーフード等を切り分けて準備しておきます

 ・ラップの中で膨らんだ生地に、打ち粉として強力粉を少々かけて、クッキングシート上で伸ばし広げたら

 ・周辺部を少し詰めて盛り上げます

 ・切れ目はあらかじめつけておきます

 ・ピザソースを塗り広げて

 ・1枚目は、ジャガイモとソーセージとタマネギに

 ・たっぷりのチーズを散らして、250℃(最高限度)で10分加熱

 ・この間に2枚目のトッピングです

       1枚目が焼けました

 ・これは2枚目、シーフードミックスとタマネギ

 3枚目はベーコンが主体なんだけど、画像忘れた。

 皆さん、ご飯ですよ~!

       味を食べ比べながら楽しみます

 それぞれ、甲乙つけがたい美味しさです。

 メインになるソーセージもベーコンもシーフードも独自の美味しさを楽しませてくれます。

 生地のほの甘さに、ソースの酸味と香辛料の心地よい刺激。

 そして、焼いたタマネギとチーズの風味が混然となって口の中に広がります。

 旨かった!

 久しぶりのピザの美味しさ、堪能させていただきました!

 ご馳走様でした!

 

 そして、ここから干し芋づくり第3ラウンドが(情報収集から)始まったのでした。

 本日は、すごく充実しました


迷走 干し芋大作戦!

2024年02月10日 | 日記とレシピ

 仕事を終えて帰宅すると、野菜置き場になっている廊下の一角にサツマイモがあった。

 ジャガイモは、常にある。

 しかし、サツマイモというのは珍しい。

 妻に聞くと、焼きいもを食べたくなったらしい。

 なるほど、ようやく冬らしい寒さに包まれたこの時期にはタイムリーな買い物ですね。

 聞いただけでよだれが溢れてきそうだ。

 この時、ピーンと閃いた。

 サツマイモなら、干し芋にできないかな?

 昔、寒い季節になると、ストーブの上に置いて温めて食べたものだ。

 そう言えば、もう何十年も食べていない気がする。

 「1本もらっていい?」

 「どうぞ。」

「サンキュー!」

ここから、干し芋を巡るドラマが展開されることになる。

 さっそく、干し芋づくりのレシピを検索する。

 ほとんどは、数日かけて天日干しして作るというものだった。

 からっ風の吹く太平洋側で盛んに作られているらしい。

 冬になると雪雲に覆われる日本海側では、ほとんど作られていないわけが分かった気がした。

 数日もかけたくないし、晴れの日がそんなに続くはずもない。

 やっぱり裏日本側には向いてないのね。

 そう思ったのだが、よく調べてみると、からっ風不要、しかも、1日でできてしまうレシピも、あることはあることが分かった。

 ようし、明日は休みだから挑戦してみましょう!

 第1ラウンド

       品種は『なると金時』と書いてありました

 濡らしたキッチンペーパーでつつんで

 ラップでクルクル巻きにしたら

       こんな感じ

 レンジの出力に変化をつけて蒸していくと

 それなりに柔らかくなったので皮を剥いて

 薄切りにして100℃のオーブンで表裏を加熱すると

 それなりに美味しくできたんだけど、周辺部がカリカリになっちゃった

 なんでだろう。

 調べ直してみると、干し芋に向く品種というものがあるらしい。

 ねっとり系といわれる『べにはるか』や『安納芋』がいいと書いてある。

 早速、近所のスーパーに出かけてみると、『安納芋』を見つけた。

 第2ラウンド

 同じサツマイモでも、全然形状が違いますね

 さっきと同じやり方で作ってみたら、

 『なると金時』よりもパサパサになっちゃった(手前側)

 これは品種の問題ではない。作り方の問題だ

 改めて調べ直してみると、前半のレンチン部分を炊飯器で対応する作り方を見つけた。

 我が家では、炊飯器をご飯以外の用途で使うことはタブーになっているので、圧力鍋を使ってみることにしてみた。

 第3ラウンド

 朝の5時過ぎから始めて、既に、夕方の5時になろうとしている。

 これでだめなら、今日は諦めるしかないでしょう。

 ・圧力鍋に薄く水を敷いて加圧7分

 残念ながら、芯まで柔らかくなっていませんでした。

 ・加圧時間を3分間追加

 ・竹串がスッと刺されば火が通った証拠

 ・熱いうちにキッチンペーパーを手袋代わりにして皮を剥きました

 なんだか、いい感じ!

 ・5mmぐらいかな。薄切りにしてクッキングシートに並べて

 ・100℃のオーブンで表裏各30分焼くと

       おお~!これよこれ!!

 レシピには1時間ずつって書いてあったんだけど、もう既に夕食時にかかっているので、短めの加熱になってしまいました。

 でも、求めていたむっちり感が、ここにはあります。

 ちょっと、水分が抜けきっていない気がするので、

       網に並べて一晩おきましょう

 まだ、試食していないんだけど、これは、間違いなく美味しいでしょうね。

 ああ~、迷走につぐ迷走で、長い一日になった。

 でも、満足。

 終わりよければ全て良しってことだ。

 サツマイモ君、今日一日で、君たちとは濃密な関係になれた気がするよ。

 また、楽しませておくれ。

 スィーユー♡