山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

秋の山形には芋煮会!

2020年09月21日 | 日記とレシピ
 秋の連休を利用して息子が帰省するそうだ。半年ぶりだ。コロナ禍の最中とは言え、半年間帰らないできたということは、現在の生活が充実している証しでしょうな。いいことだ。
 さて、せっかく帰ってくるんだから、旨いものを食べさせなくては。何がいいかな?

 ポクポクポクポク チ~ン

  ≪山形の秋の風物詩 芋煮汁≫

 何やら、3日半ぐらい居るらしいが、その中で、これだけは1度は食べさせなきゃならぬ。山形県民のソウルフードだ。
 本来ならば、河原に鍋や食材を持ち込んで、秋空のもとで楽しむ行事なのだが、このところは家の中での芋煮会が続いている。これは、仕方がないかな?それでもやっぱり秋が来たら、この味だけは欠かすことが出来ない。
 早速、食材の準備に取りかかる。

 材料の部
 ・里芋、適量(1㎏ぐらいありました)
 ・牛肉薄切り300gぐらい
 ・こんにゃく1枚
 ・解凍マイタケ100gぐらい
 ・長ネギ2本
 ※水6カップに対して、醤油、酒大さじ6、砂糖大さじ3で味を調える予定

 下ごしらえの部
 ・里芋は軽く洗って泥を落とし、ヒタヒタの水から茹でる

こんな感じでスタート

 ※沸騰後10~15分ぐらいで冷水に移す
 ・表面が冷めたら皮を割るような気持ちで両手で広げる

火が通ると気持ちよく剥けます


今回は、イモに痛みがあって剥きづらかった

 ・こんにゃくは手でちぎって、ひと茹で
 ・冷凍マイタケは湯煎で解凍しておきます
 ・牛肉は食べやすい大きさに切り分けておく

里芋とネギは食べやすい大きさに切る


 調理の部
 ・水カップ6に顆粒出汁と里芋を入れて、茹でる
 ・沸騰したらこんにゃくと調味料の2/3を入れて茹で続けます

始めは沈んでいた具材が


火が通ると浮いてきます


牛肉とマイタケを加えて一煮立ち

 ・食べる直前に、斜め切りのネギを入れ、残りの調味料で味を調えて出来上がり

 やっぱりこれは、山形県民のソウルフードですよ。これを食べただけで、山形の秋の風景が浮かんできます。
 いやあ、美味しかった!
 盛りつけた後、夢中になって食べてしまい写真撮るのを忘れてしまった。気付いたのは、すっかり食べ終わった後でした。
 悪しからず。

これは翌朝食べた前夜の残りです


 ちなみに、今回紹介した芋煮汁のレシピは、主に山形県内陸部のもの。海沿いの地域では、具材や味付けもガラリと変わります。県外の方で味わうチャンスがおありなら、食べ比べてみるのもよいかも。