
県内の海岸に吹き続いていた西風がようやく収まり、東風に切り替わる予報が出た。
待っていたのよ、この日が来るのを。
こうなると、岸に寄せる波もぐっと穏やかになるはずなのだ。
案の定、予報では、波高が0.5mだって。
東風吹かば、ひねもすのたりのたりかな
これこそが、本来の春の日本海の様子。
日本海にも、そういう季節がやってきたのですよ。
ただ、海水面温度だけは、相変わらず11℃前後と低いままなんです。
したがって、回遊の最盛期には至らないだろうことも想像できるんだけど、ここまで待たされたんだ。
行くしかないでしょう!
で、満を持して日本海に向かう。
午前1時出発。
山菜採りとの大きな違いは、夜が明けてからでは時合いが過ぎてしまうということ。
夜明け前、もしくは日没後のトワイライトゾーンに時間を合わせないと勝負にならないのだ。
当然、道路もガラガラに空いている。
スイスイと車を走らせて目的地に着いた。
でもねえ、やっぱり同じことを考えている人っているもんですねえ。
すでに、先行車が3台止まっている。
しかも、地元ナンバーに加えて、宮城ナンバーまでいる。
幸い、それぞれの釣りスタイルが違うみたいで、マタギが居座りたかったポイントは空いていた。
早速、準備を始めるが、思いのほか風が強い。
忘れていた。
こういう穏やかな晴天の夜は、放射冷却が起こって、強烈な陸風が吹くのでした。
寒い!
だけど、せっかくここまで来たんだ。
がんばれ!マタギ!!
山の稜線が見え始めたころ、遠投したウキが、水中に引き込まれた。
アワセて引き寄せると、
分かる? 今年初の獲物なんです
そして、
今度はちゃんと撮れました
ああ~、嬉しいねえ。
1年ぶりの獲物だよ。
数は多くないけれど、型が結構いいので、料理のバリエーションも楽しめそうですね。
最盛期の爆釣モードというわけにはいかなかったけれど、それなりにアタリがあったので満足です。
東の空が明るくなってきました
間もなく日の出を迎える色です
辺りの景色もしっかり見えるようになってきたので
本日は、ここまで。
ああ~、面白かった。
久しぶりのお魚とのやり取り。
やっぱり楽しいねえ。
ここまで、待ちに待ってきた甲斐があったってものよ。
海の神様、本日は、ありがとうございました。
今年も、よろしくお願いしますね。
数は少ないけれど、美味しそうなお土産です
さあ、今年初の獲物、この海の幸をどうやって戴きましょうかね。
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