山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

銅鍋ことはじめ

2020年09月17日 | 山菜料理
 「銅鍋、いいよ。」
山仲間のA氏が、以前から勧めてくれていた。
 調べてみると、保存していた山菜のうち、塩漬けを戻す時に銅鍋を使うと、不思議なほど見事に保存前の状態に戻るらしい。
 普通の鍋で戻しても、塩漬けの山菜はきれいな状態には戻らない。
 これは、化学の世界ですね。銅という物質と、塩漬けされた山菜という物質との間に何らかの化学反応が発生しているのでしょう。この辺の理屈は、そのうちに調べるとして・・・。

 銅鍋、欲しい!

 地区内の店を探し歩いたけれど見つからず。専門店の店員に問い合わせたところ、
「在庫の確認をしてからの発注になりますので、暫くかかります。」
とのこと。
 じゃあ、ネットで調べてみましょう。すると・・・、あるんですね。
 即座に注文してしまった。金額は、ふっふっふっ、秘密です。
 そうして、山に行けなくなってしまった本日、使い初めです。

鍋を煮出す

 よく分からないんだけど、最初にしっかりと煮て洗って鍋の状態を整えるんだそうです。そうして、本番。

塩漬け中のワラビを戻してみます

 再沸騰している銅鍋にワラビを投入。

 すぐに火を止めて裏返して冷ます
 銅鍋のゆで汁がしっかり冷めたら、鍋を替えて水にさらす(結構アクが出ました)。

冷水にさらして一晩おく


 おおっ、なんだか美しいではありませんか。採ってきたときの色に戻ったみたいですよ!錯覚じゃありませんよね、銅鍋効果。
 ここで慌てない。銅鍋をしっかりと洗って、干して。ワラビも、しっかりとアク抜きをしておいて。明日、戴きたいと思います。
 それでは、また明日。
 お休みなさい。
 ワクワク
 翌日、おひたしとワラビ汁にして戴きました。

 保存食とは思えない新鮮な色合いに感動!旨かったあ!
 これからの保存食料理が楽しみになってきました。

 銅鍋君、これからも、よろしく頼むよ。大切に世話するからね!