hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『久我山歳時記』㉙〜久我山もみのりの季節

2023-10-12 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』㉙、前回このブログを書いたのは8月30日で立秋だった。暑い暑いと言いまくっていたが、やはり秋分の日から1週間で空気が秋になった。少しのズレはあるが、やはり暦は裏切らない。そうこうしているうちに次の季節『寒露』に入ったのが10月8日。

『寒露』はもう晩秋、その意味は『晩秋から初冬の頃に降りる冷たい霜』である。季節を感じながら久我山の街を歩くと『みのりの秋』に遭遇する。




通勤路にいくつかある柿の木には青い柿の実が付いていたのだが、気がつくとオレンジ色になっている。



さらに角を曲がると何度となく枯そうになった葡萄も実が緑から紫色に変わって来ていて熟して来ている。



こちらはまだ緑色だが、なっている数に圧倒されるのがレモン。無農薬の国産レモンは相変わらず高いが、こうやって栽培すればタダで楽しむことができるだろう。



レモンによく似ている実を付けるのが『ムベ(郁子)』、常緑蔓性の木で楕円形の実を秋に付ける。まだ、緑色だが、実ると赤紫色になる。柑橘系かと思うが、アケビの仲間で中には半透明な果肉と種があり、甘い果汁に満たされている。ただ、果肉と種を引き離しにくく、より分けて食べるのは難しいようだ。そのため、果実酒などに加工される。天智天皇の時代に皇室に献上されていた。これは天智天皇が近江国蒲生野というところで狩をした際に長生きをしている夫婦に遭遇、その長生きの秘訣を聞いたところ、ムベの実を差し出した。これを食した天皇は『むべなるかな(もっともであるな)』と言ったという逸話がある。

他にも夏みかんやゴーヤなど食べられる実を付けた植物は以外に久我山には多くある。
さらに高井戸駅近くには栗の林、今がちょうどシーズンである。



10月7・8日は久我山稲荷神社の秋祭り、街中をウロウロしていたらお神輿に遭遇。わっしょい、わっしょいと威勢の良い声が青空の中で響いていた。

いつもこの声を聞くと改めて秋の到来を感じることができる。そういえば人形町の人形市やべったら市ももうすぐ。月日が流れるのが早い。気がつけば歳の市となってしまいそうである。




3年ぶりの赤鬼〜三軒茶屋グルメ

2023-10-11 05:00:00 | グルメ
三軒茶屋の『赤鬼』に前来たのは2020年12月、コロナがあったため、やってきたのは約3年ぶりとなる。三軒茶屋駅を降りてかなり店も変わっていた。映画館跡はスーパーになり、無くなった居酒屋もある。赤鬼の周辺も向かい側にあったらお好み焼き屋もなくなり、ビルに建て替え中である。



しかし、赤鬼は全く変わっていなかった。店に入るといつもの様に多くのお客さんが楽しそうに飲んでいる。Yさんもすでに到着していてすぐに生ビールを注文する。秋とはいえまだまだ暑く、ビールは美味い。
ただ、この店でジョッキにすると少し量が多すぎる。歳を取ったせいかもしれないが。

お通しは賽の目に切ったはんぺんと水菜の胡麻ソース和え、白菜とベーコンのクリーム煮、いずれも凝っている。特にはんぺんと胡麻ソースの相性の良さに気付かされた。

ぐっーとビールを飲み干し、お待ちかねの日本酒に移る。いつもは悩むが、この店ではいつも『十四代本丸(生)』の赤鬼仕様から。相変わらず美味さは健在。これが1杯700円は安い。(但し、1人1杯のみ)



あてはまずは青菜のおひたし、白魚の沖漬けから。白魚の沖漬けは珍しいが、見た目は濃い焦げ茶で味が濃そうに見えるが、意外にそれほどでもなく、十四代によく合う。



次は『揚げたて厚揚げ』、これはメニューにあれば必ず頼むが、家では中々出せないカリカリ、トロリがいい。熱々で口の中を火傷しない様に。


『貝柱入りオムレツ』も必ず頼むニュー。660円と格安だが、これも真似できない。水煮貝柱が入り、バターの香りがたまらない。かつては『小アジの唐揚げ土佐酢がけ』も頼んでいたのだが、グランドメニューから外れてしまった。

酒を追加、悩んで秋上がりから『やまとしずく』(秋田県)を注文。夏を越えて熟成感も出てきているが、口当たりが良く、味わい深い。

『お刺身盛り合わせ』登場。上段は帆立貝、カンパチ、生だこ、下段がヒラメ、すずき、生しらす、マグロ赤身、タイ、カレイ。予約をすると1種類増えるのが嬉しい。特に興味深いのがカレイとヒラメの競演、ただ、私の舌ではどちらも美味いで終わりである。

『色々なきのこのかき揚げ』、どの種類が入っているかまでは確かめなかったが、舞茸、椎茸、シメジはわかった。カラッと揚り、塩で頂く秋の味。

酒は『小左衛門 純米吟醸山田錦』(岐阜県)、フルーティーでツルッと入ってしまう銘酒。米で雄町と山田錦を悩んだが、透明感の強い山田錦にした。

『鮭といくらの揚げ出し』、鮭とともに蓮根や茄子の素揚げも付いてくる。鮭もいくらも美味いが、私はレンコンの美味さに驚いた。



『みょうがと油揚げ〜削りたての鰹節を掛けて』を注文。名物うにイモは売り切れ。さっぱりしたメニューだが、油揚げは炒って香ばしさが出ていてミョウガの辛味、鰹節の香り、少し差した醤油が混ざり美味い。これは家で真似をしよう。



最後の酒は『伯楽星』(宮城県)、安定感のある美味さ。糠漬けの漬物の甘みを感じつつ最後にゆっくりと飲む。



今日は4杯しか飲めなかったが、秋の到来を感じる酒と肴。やはり赤鬼はいいお店である。ご馳走さまでした。
赤鬼
世田谷区三軒茶屋2ー15ー3
0334109918

夕方を表す表現〜くれなずむ、夕焼け小焼け、黄昏

2023-10-10 05:00:00 | 日記
『改めて日本語について考える』その45。9月に入ると日の出ている時間が徐々に短くなり、特に夕方はまだ5時半なのにもう真っ暗になってしまう。それもそのはず、9月1日の日の入りは1809(東京)だが、秋分の日9月23日は1738(同)と29分も短くなっているのである。

ところで日が暮れる表現でよく使うが本当の意味を知らず、思わず色々と調べてみた。まずは『くれなずむ』、海援隊のヒットソング『贈る言葉』の冒頭の歌詞にあるのだが、正確な意味はなんだろうか。『くれなずむ』は春の季語?先程私が述べた秋の情景ではなく、春のだんだん日の入りが遅くなる頃に『完全に日が暮れそうでなかなか日が暮れない状態』のことを言う。これを漢字にすると『なずむ』は『泥む、滞む』と書く。



(夕焼け)

次はだれでも知っている歌に出てくる言葉なのだが、『夕焼け小焼け』とは何を指すのだろうか?夕焼けが日の入りの際に西の空が夕日に照らされて赤くなることと知らない人はまずいない。しかし、それでは続く『小焼け』は何を指すのだろう。

(小焼け)

気になって小焼けを調べてみると『沈んだ太陽に照らされた空がもう一度赤くなること』を言うらしい。とは言うものの『夕焼け小焼け』でセットなのだろう。

(たそがれ)

最後は夕方暗くなった頃を表す『たそがれ(黄昏)』と『かはたれ』の違いである。たそがれを調べると『1日のうち日没直後、雲のない西の空に夕焼けの名残の赤さが残る時間』と書いてある。由来は『たそかれ、つまり誰ですかあなたは、と言う意味で漢字にすると「誰そ彼」と尋ねる時間』と言うことになる。

(かはたれ)

一方の『かはたれ』の方は『彼は誰時』、つまりたそがれと同じことになる。しかし、『かはたれ時』は1日のうち明け方でまだ薄暗く、誰かわからないことを言う。

もう一つ面白い表現『逢魔時(おうまがどき)』や『大禍時(おうまがどき)』がある。これはほぼたそがれ時と同じで、意味は前者は『何やら妖怪、幽霊など怪しいものに出会いそうな時間』、後者は『不吉な時間』と言う意味である。

夕方というだけでこれだけの表現がある日本語は奥が深い。

桃源郷〜浅草橋ランチグルメ

2023-10-09 05:00:00 | グルメ
今日のランチは浅草橋駅付近にて。とにかく店が多くてなかなか見つけられないが、そのうちに雨が降ってきて、手近で決めることに。



JR浅草橋駅西口を出たところには中華料理店というか、ラーメン屋がひしめいている。その中の一軒『桃源郷』に入る。

入口には羊の串焼きなどが紹介されていたが、お得意は『刀削麺』のようだ。ランチメニューは全て900円で麺類には半チャーハンが付く。麻辣刀削麺、肉団子入り刀削麺、黒胡麻坦々麺、高菜チャーハン(半ラーメン)など。麻婆豆腐やエビ玉子タマネギ炒めなど一品料理もある。

店に入ると眼光のきついおばさんと厨房のおじさんの2人でやっていて、薄い字のメニューが渡される。中を見て『黒胡麻坦々麺』にした。先客はおじさん1人、しばらくすると若者が1人。2人とも麻辣刀削麺を頼んでいるようだ。 



注文すると厨房のおじさんはすぐにチャーハンにかかる。鍋を振る音、あっという間に出来上がり、皿に盛る。

これがすぐにテーブルに到着、玉子とネギのシンプルチャーハンだが、味付けがいい。ジャーから盛るチャーハンとはまるで違う。

次に坦々麺が到着、スープは醤油でやや太めの平打ち麺、上には豚ミンチ。ラーメン屋ではないため、辛さの調整はできないが、中辛くらいの辛さ。スープのうまさとこれにミンチの旨みが加わり、美味い。

周辺のラーメン屋に比べてあまり客は入っていないが、味は確かな店である。正面には色々なお酒の瓶が飾ってあり、これを見るだけでも楽しい。

紹興酒、汾酒、茅台酒などの中国酒のみならず、ウイスキー、ブランデー、日本酒などである。TVは点いていなかったが、中々美味い店であった。ご馳走さまです。



桃源郷
台東区浅草橋1ー21ー2
0358298708


柳橋逍遥①

2023-10-08 05:00:00 | 川と橋
都営地下鉄浅草橋駅で下車する。改札口には『雷門・浅草寺の最寄駅は浅草駅です』という案内板が貼ってある。浅草橋と浅草は確かにわかりにくいかもしれないが、駅は2駅、距離にして2.2kmも離れている。



駅を降りて江戸通りを右に行くと浅草橋が見えてくる。その横に浅草見附跡の石碑が残されている。浅草見附は当時36あった江戸城の門の1つで1636年に見附門と呼ばれた警備施設が作られた。1657年の明暦の大火(振袖火事)の際、囚人の逃走を防ぐため閉ざされ、多数の死者が出たという悲しい歴史もある。

浅草御門と呼ばれ、その横にある橋のため、浅草橋も浅草御門橋と呼ばれていたが、いつのまにか御門が取れて浅草橋となった。



浅草橋は神田川に掛かる橋だが、河口に近い柳橋までにかけ、船宿が作られ、船遊びが盛んに行われた。今も浅草橋あたりから数軒の船宿は残っていて当時の風情を偲ばせてくれるのでまた来てしまった。

浅草橋より上流には『三浦屋』、下流には『田中屋』『鈴木屋』『あみ春』『あみ新』、柳橋の辺りには『小松屋』が今も営業をしていて今はエンジン付きの屋形船を使った船遊びができる。

浅草橋から向かいに渡り、神田川沿いを歩くと『田中屋』『あみ春』『あみ新』と並んでいてまだ昼のため、準備をゆっくりと始めている。



その先に『小松屋』という佃煮屋さんがある。お隣はもう柳橋なのだが、なんとも風情がある。中に入るとあみ、かつお小町、きゃら蕗、小エビ、昆布、もろこなどの佃煮が所狭しと並んでいる。



季節の佃煮の『一と口あなご』(60g3456円)と『手むきあさり』(60g3996円)が美味そう。ご主人も強くお勧めになるが、やはり値段をみて『小エビ』(60g972円)をお土産にする。

他にも冬には牡蠣やほたて、春には生海苔などもお勧めだとか、キャラ蕗の試供品までいただいた。(以下次回)


よもだそばで『岩下の新生姜天そば』を食す

2023-10-07 05:00:00 | グルメ
今日のランチは日本橋にある『よもだそば』、立食いそば好きの中では有名な店だが、今日はいつもと違うメニューにしてみた。



店自体が変種そばとメニューに並べているのが『メンチカツそば』『鶏ささみ天そば』『山盛り昆布トロロそば』『ばらのりそば』『(国産)ほうれん草のお浸しそば』『岩下の新生姜天そば』の6種類。



この中で今回はいつもお世話になっている『岩下の新生姜天そば』(590円)をいただいた。岩下の新生姜はテレビやラジオのCMで聞いて、耳に残った記憶がある方もいるかも。岩下食品は栃木県栃木市に本社がある食品メーカーで生姜や梅干し、オリーブなどを取り扱っている。ただ、『新生姜』は一般の夏に出回る生姜と異なり、岩下食品が台湾から輸入している国産とは異なる生姜のことで『岩下の新生姜』は固有名詞。漬け込んだ岩下の新生姜を天ぷらにしてそばに乗せたものである。


新生姜は多少塩分が多く、この天ぷらが5つかけそばに乗る。よもだそば独特の黒いそばは喉越しもよく、ツユも美味い。味がしっかりついた新生姜天を食べつつ、そばを食べるが、これがよく合う。



いなり寿司(80円)も頼んだが、甘い油揚げと塩味の新生姜も相性抜群、当たり前だが、稲荷寿司には生姜が付き物だからである。



それにしてもよまだそばは混んでいる。11時45分に食券を買って並んだときには前に2組しかなかったが、少しテイクアウトに時間を取る間に8人も列が伸びる。美味いそばを求めて待っているから大人しくしているが。また、よもだそばの地下には席が用意されていることはあまり知る人はいない。

ただ、私は面倒で1階で立食いするタイプではある。いつも美味いそばをありがとう。もちろん、二枚看板のもう一方であるカレーも美味いが。


よもだそば日本橋本店
中央区日本橋2ー1ー20
0332730505

中秋の名月は満月とは限らなかった

2023-10-06 05:00:00 | 日記
今年の中秋の名月は9月29日であった。福岡、札幌、大阪などは良い天気に恵まれたが、東京は雲に月が隠れたり、また出てきたりとゆっくりとは楽しめなかったが、それでも満月を鑑賞することはできた。

ところが、新聞の夕刊に『今年の中秋の名月は満月』と書いてあり、おや?中秋の名月は必ず満月の日なのではなかったのか、と疑問に思った。

調べてみて初めて知ったのだが、私の知識の中の『中秋の名月』の定義はそもそも間違っていた。『中秋の名月』とは太陰太陽暦の8月15日に出る月のことを言う。つまり必ずしも満月ではないのである。太陰太陽暦とは明治5年まで使われたいた暦で月の満ち欠けで1ヶ月を決め、数年に1度閏月を置いて1年13ヶ月として調整する。

月の満ち欠けと合わない原因は①太陰太陽暦では日にちの区切りと月の見え方が一致しないので見せかけ上日付が違う様に見える。つまり、十五夜の前の夕方に出る月の方が満月に近いことがある。②月の軌道が楕円のため新月から満月までが必ず15日ではなく、13.9〜15.6日と一定ではない、この二つにある。

因みに来年の中秋の名月は9月17日、満月は9月18日で満月と中秋の名月が同時になるのは7年後のことらしい。

尤も『中秋節』は本来十五夜の月を鑑賞するという意味で二十四節気の秋分から来たもの。しかし、中国の唐の時代に8月15日に固定されたものでこれが朝鮮半島経由で日本に伝わった。このあたりが満月=中秋の名月とならなくなった理由なのかもしれない。

2001年〜2030年で最も早いのが9月10日(2020年)、逆に遅いのが10月6日(2025年)と1ヶ月くらいの差がある。確かに去年の中秋の名月はあっという間に来たことを思い出した。




こなから〜丸の内ランチグルメ

2023-10-05 05:00:00 | グルメ
10月に入り、コンビニにも『おでん始めました』というポスターが目につく季節となった。新丸ビルにランチの店を探しに行くが、ちょうど『こなから』を発見、創作おでんの店である。



11時40分だったが、店は8割くらいの入り。靴を脱いで瓢箪型をした鍋を囲むようにあるカウンターに座る。すると白い紙を渡され、希望のメニューと食べたいおでんを書いて店の人に渡す仕組み。



おでんと共に食べるのは『そぼろ丼』『胡麻タレうどん』『生醤油うどん』『豚とネギのつけうどん』の5種類。今回はそぼろ丼を選択。



悩んだのはおでん、20種類もあり、よく知ったおでん種にするか、『あんこ玉』『じゃが丸』『おこげさん』『かぼ丸』などの凝った種にするか。悩んだ結果は『大根、京がんも、げそてん、スパイシーつくね』の4種類。これでもかなり冒険したつもり。

おでんはカウンター内にある銅製のおでん鍋から女性が取り分ける。混んでくると出てくるのに時間が10分はかかる。

まずはそぼろ丼、小鉢が2つ。1つは細かく切った生姜を特製の出汁につけたもの。もう一つは自家製昆布の佃煮。



かなり凝っている。そぼろ丼もあまり大きくない丼に鶏そぼろと紅生姜が乗っているが、甘辛く作られたそぼろは美味い。

おでんは大根、がんもどき、ゲソ天がまず登場。大根は美味い出汁がしっかり染み込んでいて絶品。がんもどきは二つに割るとうずらの卵が登場。ゲソ天はぷりぷりしていて味もいい。



最後に登場の鶏スパイスつくねは胡麻がたっぷり、種には色々なスパイスが使われていて不思議な味だけど、美味い。最後にツユを飲むが、これが美味い。これで1200円は中々のお値打ちである。ご馳走さまでした。



こなから 新丸ビル店
千代田区丸の内1ー5ー1新丸ビル5階
0352202281

信濃町駅付近の坂③

2023-10-04 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その190。信濃町駅付近の坂巡り③、朝日橋を越えると道が左に曲がる。『離宮ハイツ』といった風情のある古く小さなマンションが並ぶ。

下り坂となり、さらに左に曲がると角に『鉄砲坂』の標識が出てくる。(地図の緑の地点)



しかし、鉄砲坂はこの次の角を左に曲がったところ(黄土色に塗った部分)のはず。確かに坂を降りたところ(紫の地点)にも標識が立っていた。



たぶん道路工事などで一時的に動かしたのだろうが、ちゃんと元の場所に戻してもらいたいものである。
鉄砲坂の由来は標識によると『江戸時代この辺りには鉄砲組屋敷があり、鉄砲訓練所や鉄砲鍛冶場があったため、こう呼ばれるようになった』とのことであった。



坂を降り、右に曲がると目印になるお肉屋さん、次を左に曲がると『戒行寺坂』となる。この坂道の左右には寺院が並ぶが、坂の一番上に戒行寺。名前の由来である。



細くて長い道だが、車は結構通る。乗用車が左折しようとしても切り返さないと曲がれないほどである。



少し歩くと左側に標識、路地のようなさらに細い道が坂になる。これが『闇坂(くらやみざか)』、松源寺と永心寺間の坂道だが両側の樹木が繁り、薄暗かったため、この名前がついた。今も薄暗く、細く急な坂道で降りたところはあまり日当たりの良くない若葉公園、その先で道は左に曲がる。
因みに若葉公園は昔の小学校の跡地にある。

この辺りは道がうねうねとしていて地図通り歩くのが難しい。道なりに歩き、突き当たりを左へ、次の坂を左、道なりに右に曲がると突き当たりの線路沿い道が『出羽坂』となる。



名前の由来は坂上に明治維新後、旧松江藩主松平伯爵が引越しできたことから、旧藩主の役職である出羽守よりこの名前となった。



坂を上り、信濃町駅方向に歩く。すると創価文化センターの立派なビルの手前に左に降りる坂道が現れる。これが『新助坂』。標識には『昔、この辺りに新助という人が住んでいたことから付いた名前で、別名はスベリ坂』とある。



夏がまだまだ続く中、蝉の声に追い立てられながらも何とか当初予定は完踏。単純に地図を信じないでGPSも使いながらでないと坂道巡りも難しい。

鳥番長〜小伝馬町ランチグルメ

2023-10-03 05:00:00 | グルメ
小伝馬町には鳥料理、韓国料理(焼肉)、海鮮料理の店が多い。ランチでサムギョプサルや豪華な海鮮丼では1000円では足りない。今日は安めかつ美味い店を探してみる。遠くからも見える大きな看板の『鳥番長』、威勢のいい店である。


ランチタイムは1階はお弁当を販売していて食事は2階・3階である。2階に登ると4人席が4つほど、テーブルにはQRコードの書いた紙が置いてあり、これを携帯に読み込んで注文するシステム。



つまり店員はいない。お茶も机の上にポットと湯呑みがあるのみ。先客が1人チキン南蛮を食べているのみであった。

メニューを見ると鶏のひつまぶしやチキン南蛮、焼鳥丼など色々とあるが、目に付いたのは『鶏の塩唐揚げ定食(唐揚げ5コ)』。なんと650円と安い。他にも唐揚げ6コ、7コ、8コがあり、8コは800円である。



注文して5分ほどすると階下より先ほどのお兄さんがお待たせしましたとトレイに載せた唐揚げ定食を運んできた。唐揚げにはたっぷりのマヨネーズ、ほかにキャベツ千切りにドレッシングがかけたもの、漬物、ワカメのお吸い物、たっぷりのご飯。若い人にはちょうど良いメニューである。

まずはキャベツ千切りから、マヨネーズベースのドレッシングがたっぷり、業務用だろうが、まずまずの味。

唐揚げは大ぶりの鶏ももをカラッと揚げてある。唐揚げはご飯が進む、中が熱くジュワと肉汁。ニンニク醤油に漬け込んであり、味はちゃんと付いている。量的にも5つもあれば私には十分である。



吸い物はネギとワカメ、漬物は柴漬けと陳腐だが、箸休めがあるとやはりありがたい。ちなみにご飯は普通の茶碗ならば2杯以上ある。これを若者は皆大盛にするのだからすごい食欲である。



お客さんは次々と入ってきて気が付けば満員、やはり若者が多い。人気はやはり鶏唐揚げ。『唐揚げ6コにご飯大盛り』がトレンドのようだった。私はご飯を少し残し、ご馳走様。ここは日本橋、650円でこれだけの定食はかなりお買い得である。また、ランチにはないが、夜は焼鳥と共におでんも名物とのこと。


鳥番長
中央区日本橋小伝馬町14ー13
05054560650