『日本橋七福神を巡る』②の続き。10月19日になり、昼過ぎに寳田恵比寿神社の近くに行こうとすると左右にさまざまな食べ物を扱う露店が並んでいる。
お好み焼き、肉串、綿菓子、たこ焼き、シャーピン(中華風おやき)、唐揚げ、はしまき(箸に巻いたお好み焼き)、おでん。
団子、あんず飴、ベビーカステラ、チョコバナナ、フルーツ飴、にぎり天(さつま揚げ)、ベビーカステラ、クレープなど何種類あるかも数えられないほどの露店がひしめいている。
横断幕を左に曲がり、寳田恵比寿神社の参道に入っても途切れることはなく、押し合いへし合いしながら神社にお参りすべく歩く。ようやく大きな提灯の下まで行くと列がお隣のコインパーキングまで伸びている。
商売繁盛をお祈りして、ようやく御朱印もいただくことができた。書いているのはべったら市保存会=町内の人で既に書いたものを頂く。
少し参道を戻り、右に曲がるとこちらはべったら漬の店が何軒も並んでいて今年から試食も解禁されていた。
皮あり、皮無しの両方があり、味付けも店により多少ちがう。あまり大きくないもの、という家からの注文を受けていたので『皮無しハーフ』を500円で購入する。
次の角を左に曲るあたりまでは漬物の店が並んでいて、やはり別の店のべったらの味を楽しもうと試食に手が伸びる。
べったら漬の店が無くなると佃煮やお茶など地元の商店が出している露店が続く。
次の角を今度は右に曲がり、椙森神社の方向に向かう。ここは先ほど通った所だが、人は確実に増えている。
椙森神社の前あたりには人形町の老舗、小春軒、今半、魚久などが並ぶ。特に魚久は人気の切り落としが出ているということもあり、表通りまで列が並んでいた。芳人会の露店ではバック詰めされたべったら漬が売られてでいて人気がある。というのはべったら漬を持って電車に乗るとかなり匂いが強烈なのである。
椙森神社にもお参りに行くがこちらはそれほどの人出はなく、スムーズに手を合わせることができた。3年ぶりのべったら市、賑やかになることはいいものである。