恒例の夏旅行がコロナ禍で泣く泣く延期、収束もなかなか見えない中ではあるが、政府のGotoキャンペーンに乗っかり、墓参りを兼ねた3泊4日の旅行に出た。
まず行きたかったのは紫野和久傳が創業の地に作った『和久傳の森』の中にある『森の中の家 安野光雅館』と工房レストラン『wakuden MORI』である。場所は兵庫県豊岡市から車で30分ほど、京都市久美浜町にある。しかし、ネットで調べると我が家を5時台に出ても久美浜駅には12時半にしか到着しない。さらに調べると羽田空港から伊丹空港を経て但馬空港まで行くと羽田空港0725発で但馬空港には0930には到着することを知る。
羽田空港から45分のフライトで伊丹空港に到着、ここから日本エアコミューターに乗換、但馬空港を目指す。実はこの航路、北兵庫の自治体が請願して空港を建設。48人乗りプロペラ機を購入、航空会社に貸し付けて営業している。ちなみに航路としては離島を除くと日本で最も短い。確かに伊丹で乗る際も機体は小さく、席も横に4席、これが12列しかない。乗客は3割程度、すぐ横にプロペラがあり、音と振動がすごい。
しかし、天気に恵まれ、遊覧飛行気分、35分もかけてコウノトリ但馬空港に降り立つ。荷物も我々が羽田空港で預けたものを含め2つ、すぐに受け取ることができる。
すぐに予約しておいたレンタカーに乗り、そこから豊岡市内を抜けて久美浜を目指す。途中の久美浜駅で休憩、京都丹後鉄道宮豊線(元、国鉄宮津線)の駅だが、明治時代に存在した旧久美浜県の県庁舎を再現したもので風格がある。
ここから15分くらい走ると谷工場団地があるが、隣接地に和久傳の森はある。周囲は静寂に包まれ、歩いているのは近くの保育園児のみ。駐車場から向かいを見ると門があり、11時前には中に入ることができた。(以下、次回)