橋を渡るとすぐに江ノ島神社の参道になり、青銅製の鳥居をくぐると緩やかな坂道。その左右にはお土産物屋や旅館などがひしめき合っている。しばらくいくと郵便局もあり、昔風の郵便ポストがある。
また、店はたこせんを作る店が人気があるようで沢山のベンチが置いてある。旅館は門構えがいずれも歴史的である。
5分ほど歩くと鳥居、さらに神社の入口にあたる瑞心門、これをくぐり階段を登り始める。瑞心門の先には弁天様の像が建てられている。
江ノ島神社は主に辺津宮、中津宮、奥津宮の3つの宮から構成されて、御祭神は三姉妹の女神様で辺津宮は田寸津比實命が祀られている。
その隣には朱塗りの八角堂の奉安殿には裸弁財天、江戸時代には八臀弁財天が祀られている。さらに隣には八坂神社、これは江ノ島神社の境内社であるが、京都の八坂神社同様牛頭天王を祀っている。かなり古い建物である。
また、階段を登り、中津宮を目指すが、左右に道が分かれ、私は左の海側の道をいく。すると、海が美しいが、豆電球が飾られ、また、金網には沢山の錠前が鍵をかけて吊るされている。恋人達が夜に訪れたようだが、気恥ずかしいやら馬鹿馬鹿しいやら。
その上に上がると赤い社殿、これが中津宮では市寸島比賣命を祀る。
この社殿が3つのなかでは853年と最も古いが、何回か再建されており、それほど古さを感じない。この辺りには猫くんが沢山いて、堂々と昼寝をしているクロや何かを狙っている茶トラなどそれぞれに勝手な動きをしていて面白い。
境内には水琴窟があり、中央部分に柄杓で水を入れると洞窟の中で水が滴るような幻想的な音が聞こえてたのしい。(以下、次回)