宮島名物といえば『もみじ饅頭』『牡蠣』『穴子』であろう。
参道には色々な種類のもみじ饅頭、餡に工夫をしてクリームや抹茶、チーズなどを入れてあるのは勿論、揚げもみじやモミジ餅など驚くほど。また、真夏でも焼き牡蠣、牡蠣フライなどを出す店も多い。その中で今回はあなご飯にしてみた。
あなご飯といっても焼いた穴子をスライスして丼に盛り付けたものが主流。もう少しフンワリしたあなご飯が食べたいなあと調べて旅館が併設している『まめたぬき』を調べておいた。弥山に登り腹が減ったタイミングで店に入るが、幸い空き席が。早速、あなご飯(1900円)をお願いする。周りを見渡すと中年女性のグループと年配の夫婦が多い。
5分くらいして到着。この店のあなご飯は磁器の四角の容器にタレをかけた飯、その上に穴子を乗せて、蒸したもの。
蓋をあけると湯気の下にはフンワリ穴子、たっぷりと山椒を振って一口。味のついた飯と穴子を食べるが、結構熱い。しかし、まろやかな味付けに柳川のせいろ蒸しを思い出す。この容器、かなり熱いが冷えにくい。そのため、あなご飯は最後までホカホカでこれは美味い。
小鉢のひじき、大きなあさりが2つも入った味噌汁、漬物が付いていて十分満腹できる。メニューを見ると地酒も豊富でたのしい店である。名物にうまいものあり、ご馳走さまでした。
なお、入口にタヌキの可愛らしい看板があるのですぐわかります。
まめたぬき
廿日市市宮島町1133錦水館内
05055712006