新橋には駅前にビルが2つ、うち蒸気機関車がある側(西口)にあるのが『ニュー新橋ビル』(1969年築)、反対側のロータリーにあるのが『新橋駅前ビル』(1966年築)である。いずれも新橋サラリーマンの味方のようなビルだが、いずれも再開発ビルで当時の地権者も多く入居している。周りの店も伝統ありそうな店が多く、並びの喫茶店は小川軒である。
今回お邪魔した『ポンヌフ』さんは1967年のオープン、店は昔ながらの喫茶店の趣きでカウンターも健在、お一人様のサラリーマンが多い。
店の名前ポンヌフはパリのセーヌ川にかかる2つの小さな橋のことらしい。店に入るとカウンターはほぼいっぱいのため、2人席に。殆どの人が注文するハンバーグナポリタン(850円)を注文する。セット(1150円)にすると飲み物とデザートのプリンが付く。
5分くらいでハンバーグナポリタンは到着。思わず通ってう高校の向かいにあったパーラーで食べたナポリタンを思い出す出で立ち。銀皿も懐かしい。
太くて柔らかいパスタを真っ赤なカゴメケチャップで玉ねぎ、ハム、薄切りのマッシュルームと炒めている。熱くてまあ美味いんだが、少し甘すぎて味が単調になる。そこでタバスコを振る。
しかし、ハンバーグはしっかりした手こねでなかなか美味い。ハンバーグを崩しながら、ナポリタンを食べて行く。量は十分、しかも出来立てだからかなり熱い。同じようにトマトソースがかかっているが、これがドミソースならまた味が変わっていいのだが。
ふうふう言いながら食べるが、周りも殆ど同じメニューでなんか変だ。まあ、昭和にタイムスリップして、ハンバーグナポリタンにかぶりつくのもたまにはいいもんだが、食べログの点が3.58は高すぎるかな。年に1回行けば僕は満足である。
カフェテラス ポンヌフ
港区新橋2ー20ー15新橋駅前ビル1号館1階
0335725346