hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

早川の2つの観音様

2015-08-01 05:00:32 | 日記

東海道本線早川駅のホームから山側を見ると右手に大船観音を少し小さくしたような観音像。大船観音は上半身だけだが、こちらは全身像。町巡りに合わせて見ようとその在り処を探す。取り敢えず、駅から少し小田原方面に歩き、線路をくぐって山側に出る。すると早川観音を指す矢印があるので単純にそれに従って左に曲がって200mほど歩く。不思議なもので大きく見える像も近くにくると見えなくなる。


すると右側に立派なお寺が出てきて、名を見ると真福寺、山号が瑠璃山という。しかし、周囲には全く人もおらず、観音堂も猿が来るからと戸は閉まったまま。観音堂に入ると立派なものでお前立ちとおぼしき観音様も飾られている。

置いてあるパンフを見ると本尊は50年に一度しか観ることができない秘仏で聖観音像らしい。また、昔は前に茶店があり、売られていた駄菓子が名物であったとか、書いてあるが、今は寂れてあまり人もいない。


本堂裏には小田原市指定天然記念物のタブノキがある。この木は看板によると別名クマグスとも呼ばれている樹であり、市内最大級の古木とのこと。しかし、周囲をさらに探したが、駅のホームから見えた観音様はどこにもないようだ。

しかし、周囲に聞く人もいないため、やむなく道を戻るが、途中でそのお姿を発見。そうか、あの観音様は早川観音ではないことにこの時点でようやく気がつく。道を戻り、今度は見え隠れする観音様を目印に歩くとようやく観音様の入口の看板をみつける。

細い路地を行くとようやく東善院というお寺にあることを発見。さらに上に階段を登ると魚藍大観音像にたどり着く。観音様はよく見るとカゴを持っていて、そのカゴから魚の尾が出ているのに気がつく。


その由来を見ると海の安全、大漁、魚介類への感謝を祈念して建立され、由来を書いた碑が1982年なのでその頃建てられたものらしく、高さは13mあるとのことである。


つまり、早川には観音様が2つあるのであった。それを早とちりして勝手に早川観音があの大きな観音様と思ったのが小生の敗因。ただ、もっと涼しければこんな初歩的な間違いはしないと強がるも、やはり、まだ、小生の修行が足りないことは間違いなさそうである。まあ、きまぐれ散歩だからやむをえないかな。

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