『区役所に行こう』その10。この企画も約1年ぶり。19年1月に文京区からスタート、品川、大田、足立、目黒、墨田、豊島、渋谷、中野と巡ってきてようやく今回は10回目。現在勤務している中央区役所にやってきた。
中央区は北側が旧日本橋区、南側が旧京橋区であり、佃、月島といった江戸時代からあるものから晴海、豊海といった明治以降の埋立地までが中央区に入る。
建物は11階建の広々としたものだが、1947年に合併により誕生した中央区役所は旧京橋区役所を利用、今の庁舎は1969年に作られ、築後50年以上になる。
中に入ると大きなホール状になり、住民サービスは1階で行なっている。地下1〜2階は図書館として利用されている。
食堂は2カ所、1階の奥には『グリル食堂』、さらに11階には『職員食堂』があるが、いずれもコロナによる緊急事態宣言中ということで営業をしておらず、中には入れなかった。
11階には職員の休憩室や組合事務所などがあるが、外が見えない。唯一、階段の踊り場からは階下の風景(高速道路)が見ることができた。
また、1階には沢山の肖像画が掛かっているため、他の区のように歴代区長かと思ったが、名誉区民の方々で芸事の盛んな土地柄もあり、伝統芸能関連の人や元資生堂社長の福原氏などが目についた。
あまり住民の多い区ではないからか、人の出入りが少なく、シーンとしていた。また、アクセスは地下鉄有楽町線新富町駅が至便だが、タウンバスの江戸バスの北回りと南回りの連絡停留所ともなっていて、これに乗ると東京駅八重洲口などはすぐに到着することができる。