hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

淡路町三むら〜神田グルメ

2020-09-29 05:00:00 | 日記
淡路町というと旧交通博物館(元、万世橋駅)を今でも連想してしまう。この辺りは交通の要衝であるが、なぜか駅名が不揃いである。都営地下鉄新宿線は小川町、東京メトロ千代田線は新お茶の水、同 丸の内線は淡路町だが、一番古いのは淡路町駅である。



今日お邪魔した店は『淡路町三むら』、これがわかりにくい。1階は坦々麺の店、2階はカレーショップ、その3階にあるのだが、狭い螺旋階段をグルグル登ると黒いドアが出てくる。店も不等辺三角形のような形でなぜかカウンターの後ろは広い。

山形県鶴岡市出身の大将は中々面白い。少し早く到着したので色々と話をする。相方が到着、まずは生ビールで乾杯。まだまだ暑いのでビールが美味い。メニューは1階の螺旋階段のところにも貼ってあるが、面白い取り合わせの料理も多い。



まずは『刺身3品』、大間のマグロ中トロ、根室のムラサキウニ、宇和島のイトヨリの昆布締め、いずれを取っても美味い。早速酒にするが、まずは『初雪盃』(愛媛県)の薄濁り。



『茄子と磨きニシンの煮物』、身の厚いニシンをふわっと煮込んだ逸品。技の冴えを感じる。『ブルーチーズ風味のポテトサラダ』、料理はその名前の通りだが、不思議な味わい。もちろんワインにも合いそうである。



次は『勢正宗』(長野県)、ラベル通り佐久の酒でしっかり系。パンチの効いた『大山鶏の山椒焼き』にぴったりである。



肉系の料理が続くが『豚の角煮』、もちろん肉も美味いが、このツユがさらに美味。相方がご飯を少量加えるともう堪らない。
ここで『新生姜と揚げの煮びたし』、新生姜がよく効いていて箸が進む。酒は『和田龍登水』(長野県)、さらっとしたふくよかな味である。



冷たいのばかりではと燗酒を挟む。『地酒屋こだま別誂』(長野県)、これも燗酒にするとふんわり。つまみは『煉ウニ』、海苔に挟んで山葵をつけて頂く。



ここで『王禄』(島根県)、やや磨きが少ないタイプ。米の味わいはこちらの方がある気がする。つまみは今日一番の冒険メニュー『神威豚のスパイスグリル』、見た目は緑のソースに赤い粉。

パクチーソースにパプリカなのだが、パンチが効いていて、パクチー嫌いの私でも思わず食べる不思議な味。初め見た際に日本酒のつまみ?と思ったが、意外に違和感は少なかった。

締めは先ほど食べた新生姜と揚げの煮びたしで煮麺が作れると聞き、お願いした。冷房で冷えた身体もポカポカする美味い煮麺である。日本酒らしいつまみからかなり冒険したメニューまで十分遊び心と豊富な酒がある楽しい店である。ご馳走さまでした。

淡路町三むら
千代田区神田司町2ー2ー8マガザン神田2 3階
08030236298


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