『みどりと風のシンフォニー』という店名を聞いて、何をやっている店を想像するだろうか?洒落た喫茶店か、手づくりのパン屋・洋菓子店などが思い起こされるが、答えは日中は立食いそば、そして
夜は立飲み居酒屋である。
店は蛎殻町の交差点からすぐのところに薬屋と隣り合うように二軒だけ店があり、中は比較的新しく思っているより広い。椅子も10脚ほど、自販機はなく、おばちゃんに直接頼む方式。メニューは多く、ご飯ものも充実、蕎麦も黒か白を選択、うどんも通常のうどんときしめんから選択できる。
小生が訪れたのは1時半であったため、他に客は2名、店員はおばちゃん1人。注文はかき揚げそば(380円)、白い丼にそばとかき揚げ、わかめが乗ってくる。そばの量は多め、茹でそばを湯に通し、温めたもので、あまり腰がない。つゆは悪くないが、あまり出汁が効いていない。かき揚げは自家製で大ぶりに切った玉ねぎと人参のみが入っているが、家庭の天ぷらのようで、パリっとはいかない。つゆの温度は適温。
不便なところにあるため、常連が多いみたいで、客も皆この世話好きそうなおばちゃんと一言二言話して行く家庭的な雰囲気。まあ、全体としてはやや素人くさい立食いそば、特色は少なく、目立っているのは、名前だけかもしれない。