『都県境を越える路線バス』第8弾。今回は埼玉県と東京都の境を越えて走るバスである。『バスシリーズ』㉚。私は渋谷駅から湘南新宿ライン、京浜東北線を乗り継いで川口駅で下車。ここから国際興業バス川15系統の川口駅〜谷在家駅循環のバスに乗車する。
最近のネットニュースを見ていると地方ばかりでなく大阪や千葉、京都などでも乗務員不足でバス路線が廃止されていることが取り上げられているが、この話を聞くたびに寂しい気がするのは私だけだろうか。
という話はともかく、この系統は1時間に1〜2本しか運転されておらず、目指すバスを逃すと30分は待ちぼうけさせられることになる。幸い川口駅に到着したのは発車8分前。しかし、ロータリーの中央にあるバス停にペデストリアンデッキから行くのか、地下道から行くのかがわからず、ようやく2番のバス停に到着したのは発車2分前。何とか乗ることができた。
バスは出発すると東に向かって走る。芝川橋で新芝川を渡るとすぐに埼玉新都市交通の川口元郷駅に到着。駅はロータリーになっている。
そこから左に曲がり、国道121号線(北本通り)を走る。対向車線をみると同じ国際興業バスの赤21系統。このバスも赤羽駅〜鳩ヶ谷駅の都県境を越える数少ない路線バスである。
その先を左に曲がる。ここから元郷◯丁目とか元郷中学校などやたら元郷の付くバス停を走る。弥平新田で広い道に出てしばらくまっすぐ走る。毛長川を越えてもまだ東領家(川口市)のままで次の広い道を越えて『加賀』バス停から東京都足立区に入る。
このバス停からアナウンスが『川口駅東口』行きに変わっているのに気づく。一度右に曲がり、『北足立市場』を越え、日暮里舎人ライナーの高架橋が見えてくる。
ここが『舎人公園駅』である。私以外の乗客は全員下車してしまう。尾久橋通りを左折して、日暮里舎人舎人ライナーと並行して走るが、谷在家駅が見えると手前を右に曲がる。谷在家駅のバス停は少し先、ここで降りてもいいが、その先の皿沼不動バス停で下車する。
皿沼を循環してまた川口駅方面にバスは走り去って行った。