『鉄道シリーズ』その233。都営大江戸線スタンプラリー⑦。大門駅はJR浜松町駅と隣接していて副駅名に浜松町となっている。(同様な例は東京メトロ千代田線明治神宮前駅とJR原宿駅)駅名は駅近くにある増上寺の芝大門に由来している。
1964年に都営浅草線(当時の1号線)が開通した際につけられた名前ではあるが、大江戸線は浜松町駅により近いため仮称の段階では浜松町駅だった。しかし、同じ都営地下鉄で違う名前にする訳にもいかず、大門駅を名乗っている。
スタンプのデザインは『芝大神宮』を浅草線が使っているの対してより海に近い大江戸線は『芝離宮庭園、竹芝桟橋』がえがかれている。
(芝離宮庭園)
赤羽橋駅のスタンプには『芝公園で咲く花、東京タワー』が描かれている。東京で赤羽といえば北区赤羽を指すことが多いが、駅に近い古川は江戸時代に『赤羽川』、赤羽橋〜中の橋あたりを『赤羽河岸』と言っていたことによる。
思い切って『東京タワー駅』にした方がわかりやすかったのではないかと個人的には思っているのであるが。
麻布十番駅は東京メトロ南北線との乗換駅である。先に開通したのは南北線で2000年9月26日、大江戸線が開通したのは2000年12月12日だから2ヶ月半ほど先に南北線が開通した。周囲には以前より歓楽街があったにも関わらず乗り入れる交通手段がバスとタクシーしかなかったエアポケットのような場所であった。
駅のスタンプは南北線が『麻布十番商店街』に対し、大江戸線の方は『宝船、きみちゃん像』である。多分、知っておられる方は少ないかもしれないが、『宝船像』は麻布十番稲荷神社の入口にある石像である。
また、『きみちゃん像』は麻布十番商店街のパティオの上にある石像である。彼女は童謡赤い靴のモデルとされている岩崎きみという9歳で亡くなった薄幸の少女の像であり、子供たちの幸せを祈り、1989年に作られたものである。(以下、次回)