夏の近づく梅雨空にふと気がつくといつもの通勤路にはブドウと梅が実り始めてきた。
最初は梅の実、普通の梅はもう実も実り、落ち始めているが、源平の遅咲きの梅の木は今まさに熟して、何十という大きな実が見ることができる。
それにしても源平咲きの梅にもこれだけの立派な実がなることは発見である。
そしてブドウだが、2軒の家にブドウが実り始めている。うち1軒は普通の塀に這わす形で生えており、黄緑の実が葉っぱの影でひっそり、しかし、しっかり実をつけ、日に日に大きくなって来ている。
周辺にはカラスやメジロ、モズや椋鳥のような実の好きな鳥が多いが、なぜか突かれていない。
もう1軒はしっかりした葡萄棚が建てられ、そこから沢山の房が下がっている。房にもよるがかなり大きく、さらに長く垂れ下がる。まだまだ、ほんの子供のような房もあるが、生育は順調なようだ。
毎日、少しずつ大きくなる実や長くなる房を見ながら通勤路を急ぐ、そんな毎日である。