久我山を散歩していると多くの種類の鳥を見ることができる。まずは神田川沿いを歩くと、秋から春にかけて川の中に鯉と混じって鴨の仲間を見ることができる。
久我山橋から井の頭公園より場所にはカルガモやマガモがつがいで冬を越している姿を見ることができる。井の頭公園の池から移ってくるのかもしれない。
また、川の周辺を見ているとサギの仲間をよく見る。川に餌となる小さな魚がいるのか、シラサギやゴイサギなどが川に入り、じっと川面を眺める姿を見せてくれる。昨年末からはアオサギが富士見ヶ丘検車区の向かい側で営巣していて、つがいなのか、2羽がいる。写メでは1羽は木に隠れて見えないが、もう1羽はよく見える。
飼われていた鳥が逃げて野生化した姿も見る。シジュウガラや文鳥、セキセイインコが群れになっている。今日は大きめの美しい緑色をしたインコの姿が木の上にじっと止まっているのを見つけた。人に慣れているのか、私をみても逃げようとしない。
電信柱や電線にはヒヨドリ、オナガ、ムクドリが止まって鳴いているのをよく見る。さらに庭にやってきて咲いている椿の花びらやセンリョウ・マンリョウの実などをごっそり食べてしまう。
春近くなるとメジロのつがいがやってきて可愛らしい。ついに警戒心の強いウグイスまでくることもある。この時期、食べ物が少ないのかも知れない。
久我山は東京23区のはずれにあり、環八の内側に比べて3℃近く寒いという欠点もあるが、緑多く、川も流れていて、少し散歩するだけで野鳥に出会えるのは楽しい場所である。