以前、内幸町にいた頃から行っていた店にに『しんばし光壽』という名居酒屋がある。酒のレベルが高く、突き出しもかなりの種類がでてくるのでこれを食べてからつまみを頼むほど。その店の板さん夫婦が独立されてやっている店が新富町にある『つきじ左光』である。
なるほど、いずれの店もひらがなで地名、その後にいずれも光が入っている。行き方は築地駅からも新富町駅からも歩いて行ける。今回は日頃よりお世話になっている元同僚2人と飲みに来た。
ビールは地ビールのなぎさビールなど4種類とプレミアムモルツのため、まずはなぎさビールから。スッキリ爽やか、しかし、ビールが美味しい季節は嬉しい。しんばし光壽ばりのお通し3品、なすの揚げひたし、豆腐のウニあんかけ、酒粕で作ったディップ。私は茄子が気に入った。やはりもうすぐ夏になるかなと食べて実感。
酒に入るが、最初は九郎右衛門(長野県)、愛山の酒には目がない。単なる甘さではなく、最後の渋さが堪らない。ツマミは刺身盛り合わせ+わら炙りカツオ、塩で食べるカツオの香ばしさ、生にんにくは食べたいけど我慢はしました。他にもアジ、鯖、鰆、いずれも脂が乗って美味い。
2杯目はほしいずみ(愛知県)、知多半島の酒だが、芳醇な香りの良い酒。カリッと揚げた鳥の唐揚げによく合う。他にも筍と鶏肉の炊き合わせ、思ったよりしっかりした味噌味の煮物。
3杯目は黒松仙醸(長野県)の『こんな夜、鹿の声は弦のうなり』という酒。他にも『山椒魚』『雷鳥』などがあるが、この酒はフルーティで爽やかな柑橘系の香り。
4杯目は出雲富士(島根県)の無濾過生、しっかりとした濃い目の酒。これには青のり天ぷら。見た目よりサクッとして軽い。
さらに次の酒はラベルはあるが、何の酒だったのかは忘れた。確か高知県だったようなんだが。ツマミは豚角煮と大根、やはり若手と飲むと少しハード。
最後は墨廼江(宮城県)これは締めにはいい。キャベツのサラダとサッパリいただきました。そして、おかかのおにぎり、米もカツオも美味い。ツマミだけしかないが、それしかいらない私たち、満足いたしました。
つきじ左光
中央区入船3ー1ー5
05055947211