hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

桜上水付近の坂道

2022-09-21 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その166。名前のある坂道は坂全体からするとそれほど多くない。また、名前もいつ頃付けられたか、なぜその名前なのかが分からないものも少なくない。一方で地域が積極的にそこにある坂道や道路に名前を付けている地区もある。

例えば新宿区中井2丁目の落合崖線の坂道は中井通りに沿って一の坂〜八の坂、由来は分からないが地域の人が区別するために付けたのだろう。他にも杉並区上井草の坂道。碁盤坂と呼ばれる地区は区画整理事業でまっすぐとなった坂道に地元の人たちが名前を付け、さらに平成24年に木製の表示板を付けたものである。

(中井・ニの坂)

前置きが長くなったが、同様に京王線桜上水駅南側の桜上水5丁目にも5本の坂道、5本の道に自治会が『道の会』を結成、それぞれに名付けた。

『桜上水5丁目マップ』に坂道と通りの名前が載っているのでわかりやすい。

改札口を出て区画整理の関係でやや大回りをするが、次の道を左にいくと直ぐにわかる。一本目の坂道が『駅南坂』、由来はそのままである。



坂道とあるが、僅かに下っている程度の緩い坂となっている。



次は『細道坂』、名前のついた坂で最も細い坂道が由来。こちらも緩い下り坂。ネームプレートがいくつもあるのがありがたい。



『そよ風坂』、この坂道は今度は駅からみて緩い下り坂となっている。駅に向かうと後ろからそよ風が吹くという感じ?



一本とんで次の坂道が『タッピング坂』。この坂道の横に3階建ての洋館があり、通訳をしていたヘレン・タッピングさんが住んでいたからついた名前である。



最後が『花火坂』、寮の手前の坂道であり、先程のタッピング坂とこの坂道は駅から上り坂となっている。そのため、坂上から周囲の花火大会の花火がよく見えたので人が集まるからついた名だという。



東西の道にも『ゆうやけ道』、『ポスト道』、『つつじ道』などの素敵な名前がつけられていた。



全てにプレートがつけられており、町内の人が居住区を大切にしているのがよくわかる坂道である。