本日は小正月です。当然大正月もあります。元日から7日までです。ということで、本来「松の内」は小正月までを指した言葉です。昔、小正月に元服の儀を行なっていたことから15日が「成人の日」となりましたが、小正月も元服も何のこと?という時代となり、成人の日も第二月曜日となりました。
ところで「どんど焼き」をご存じでしょうか。左義長の地方での呼び方の一つです。両方ともなんのこやらという方の為に簡単に説明すると、小正月かその前日の夜に行う正月飾りを集めて燃やす盛大な「焚火」です。門松や注連縄で歳神を迎え、火で送るのです。お盆の先祖の霊を迎え、送るのと似ています。全国にある、あった習慣ですが、江戸では火災の危険から禁止されたので、東京の方はご存じないかもしれません。その火で団子を焼き、食べるとその年の病を除くとか、書き初めを燃やし、炎が高く上がると字が上達すると言われています。
私の祖父が住んでいた所の左義長は重要無形民俗文化財に指定されています。小さい頃に1度連れて行ってもらいましたが、その時の記憶が巨大で盛大な焚火でした。もう一つ覚えているのは団子がなかったことです。食べ物の恨みは怖い。
神奈川で売っていたどんど焼きで団子を焼くための枝。まだ、普通に行われているそうです。ただ、こちらも第二月曜日に行う地区が多いそうです。
去年の今頃、blogを始めようと、撮った写真があったのですが、iPhoneを替えたときにデータの保存、復元に失敗、消えてしまいました。m(_ _)mパッと見、本当にタダの枝です。