昨日見たもう一つの展覧会は山種美術館で開催中の「ザ・ベスト・オブ・山種コレクション」です。目的は速水御舟の代表作「炎舞」です。この絵、大正末の作ながら重要文化財(重文)です。ちなみに同じく御舟昭和の作「名樹散椿」も重文で、昭和のものとしては初です。この絵もここ、山種美術館が持っています。しかし株屋さんは儲かったんですね、この美術館は重文を5点も所蔵しています。私は国宝好きですが、特に重文マニアではございません。が、美術品を評価する基準として人前で披露するのは、はばかられる感じですが、私はとりあえず専門家がイイと決めたものは見るようにしています。まあここで私が絵画評を展開しても、作品を汚すだけになってしまいそうです。
フェルメール展は興味があったのは結局3点で15分かかりませんでしたが、1500円払ったので一応解説なども読んでみました。そうそう、ビデオも3分位見ました。そうでなければ10分位だったかも。私は見回して興味が無い絵はまったく見ません。でもこちらはそうは行きませんでした。まず別会場の「炎舞」からとも思ったのですが、順路通りに進むとこれが名品揃い。下調べなしで行ったもので、ちょっとした驚きの連続でした。展示はすべて日本人画家のもので、日本画が中心です。私はどちらかと言えば西洋絵画好きでしたが、最近、歳のせいか日本の絵に心打たれるようになってきました。まだまだ西洋絵画も好きですが、好みのジャンルが変わってきたりして...でもその話はまた別の機会に。
そして最後に「炎舞」を見ました。迫力とも違う独特の存在感で迫ってきます。
この展覧会、2月5日までです。「炎舞」は同館所蔵ですが、公開は不定期のようです。興味のある方はこの機会に行かれることをお勧めします。入館料はフェルメール展より安い1200円です。向こうは国際線で来たからね(^_^;)
画像は止めておきます。是非、実物をご覧になって下さい。