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風に乗ってきた手紙
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ようやく少し休憩時間が
仕事が長引いた
遅い食事に
少しだけお酒
眠い目で遅くおきると
誰もいないキッチン
コーヒーを飲み
あてもなく庭に
初夏の陽射しがまぶしい
でも命の輝きだ
ふとどこからか
二つ折りの手紙が
ひらひら~ひら
風に乗って
わたしのそばまで
二つ折りの手紙が
わたしの肩にとまった
黄色の蝶だ
誰からのメッセージを
持ってきたのだろう
しばらくじっとしていて
やがてまた
ひらひら~ひら
次の配達地へ
二つ折りの手紙は飛んでゆく
恋しい人へ恋文もって
かわいい色の花を捜して
飛んでゆけ
きっと
待ち焦がれているだろう
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今日の写真は
ポピーのシベのアップ写真
花全体はなんとなく見ても
シベの部分
花の芯は
あまり見ないでしょう~
まもなく花びらが落ち
種になる部分を残して
もやしのようにニョキニョキ残ります