遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

麦わら帽子

2009年12月01日 | 本心・・・真の願いを生きる・・・
 現代の宗教家と呼ばれる人たちのなかで、真に悟りの境地に達したという人はいったいどれだけいるのだろうか?
 まずは、悟りは知識の多寡深さとは全く別次元のことだということを知らねばならないだろう。もし、口先だけはもっともなことを言い、実態は、その生活においては全然真逆であれば、それは詐欺同然だ。ましてや、霊能力があると語り、超能力をもつと誇らしげに語るとすれば、それは人間のくずのようなものである。
 どんなに超能力があったとしても、人の痛み、気持ちをわが事として感じとることができなければ、「人間」未満の生き物であるとしか言いようがない。

 しかし、それは僕自身にも還ってくる言葉でもある。人間として同じ時代に生きる多くの同胞の想い、辛さ、哀しみを基盤を超えて感じとることができるのだろうか?常にそのことが頭から離れない。
 
 ふと、自分は歌が好きなことを知った。けれど、それが歌をうたうのが上手であることとは全然関係がない。上手になるためには鍛錬が必要なのだ。神理を学ぶということも、実は同じである。

 年が明ければ、また、一からの出発だ。そのためには、今年の到達点を明らかにする必要がある、と。

 麦わら帽子の小さな男の子が笑っている。それを望んでこの世界に生まれ出でたのだと。

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