遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

腕時計

2008年10月01日 | 暇つぶし~
 腕時計は何個か持っているのだが、それらは何かの景品でもらったものあり、千円で買ったものあり・・・なのだ。すべて使いはじめてから20年以上のものばかりなのだが、それらのなかの一つに1万円で買った外国製のものがある。これも、もう20数年たつのだが、過日、電池がきれた。
 この腕時計だけはとても愛着のあるもので、シンプルなデザインが好みなのだ。この時計の電池きれだけは、いつも、ある時計屋さんのおじさんのところへ行って電池交換してくる。ほぼ、2年おきだ。
 前回行ったときおじさんは、この次来るときは生きていないかもしれない、と言っていた。で、今回、訪れたのだ。

 いや、おじさんはとても元気だった。そして、この腕時計を誉めるのである。

 ---この時計は職人がしっかりと作っている。いまどきの3~5万円くらいの時計でも、中身はプラスティクだが、これは違う。一生ものだ---と

 つくりが違うから、錆びることもなく壊れないのだという。そして、最近の見た目はいいが、中を開けてがっかりするような造りとは違って、職人であるおじさんの心を昂ぶらせるなにかがこの時計のなかにつまっているのだという。

 - また、2年後にくるから、元気でいてね-と再会を約束した。
 おじさんも腕時計も元気で動いていて欲しい。