遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

過去の山行から~1839峰

2013年09月22日 | 山歩き~

 最近はなかなか山歩きが出来ないこともあり、過去の山行からの写真を載せることとしょう。
 かれこれ5年も前になるのか・・・日高の1839峰、HPには未掲載のものである。



 この写真は、途中のヤオロあたりからの1839峰で、行くためにはピークを幾つか超えていかなければならない。この地点からも後何時間かかったのだろう。まだまだ遠く、前衛峰すらよくわからない・・・。



 正面の峰々の連なりは、日高主稜線・・・標高約1600m前後の猛烈な藪こぎのなかをペテガリに向かうルートとなる。果たして、僕にそのチャンスが与えられるだろうか?



 三日目の朝、山を降りる朝に撮った写真。右手に1823峰があり、その奥にカムエクが大きく広がっているのが見える。そこから、現在地のコイカクの夏尾根まで2泊3日のルートとなる。今では懐かしい思い出のルート。手前の稜線の藪漕ぎもそれなりにきつかったと思う。日高は標高1600mより低くなると、藪の濃さは本当にすごいのだ。 
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白旗山再訪

2013年09月15日 | 山歩き~

 いろいろと忙しく、山へはなかなか行けない。しかし、身体は動きたいというメッセージを盛んに寄せてくるので、今日、雨の中、白旗山を歩いてみた。
 やはり、人はいない。静かな山歩きとなる。身体のトレーニングが目的だから、急斜面を選んで歩く。
 やはり、秋の装いが目につく。落ち葉があり、雨にうたれている。大雪は紅葉真っ盛りだし、いつ雪が降ってきてもおかしくない時期なのだ。
 
 いろいろと想いを馳せる。母親のこと、甥っ子のこと。どう自分がサポートできるか・・・。

 そういえば、数年前の今頃は、日高の1839峰に行っていた。

白旗山の散歩は、自分の姿を振り返る時間として大切なときなのかもしれない。
 そうそう、エゾリスが2匹あらわれた。あまり、人を警戒していないようだ。
最初、僕の前で挨拶をしていったエゾリスは・・・そう、白旗山のしぃ子ちゃんとでも呼ぼうか。林道で僕の前を平然と横切っていった一匹は、たぁ坊として。

 「風立ちぬ」の荒井由美のうた・・・「飛行機雲」は、レコードも販売されている。限定枚数だが、僕も1枚購入した。
 
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静かなる日

2013年09月08日 | 山歩き~

 先週、今週と山歩きはお休みである。先ほど、母親の元から帰ってきたばかりである。
 幾つもしなければならない事が控えている。しかも、すべて終わったわけでもない。

 過去の山行の写真を載せようかと思ったが、明日にでもやろう。・・・そんな想いで、ニペソツなどの写真を見たのだが、どうも凛々しい姿の写真がない。北海道の山のなかで、急峻であり、惚れ惚れとする姿の山はそう多くはない。それらの山のなかで、ニペソツは本州の山と匹敵するほどの「かっこ」の良い山なのであるが、実際そのように撮るには場所の選定が鍵である。

 今、僕の部屋には一月前から、テン泊装備のザックが鎮座している。結局準備を終えたけれど、そのまま動くことはなかったのである。もう、9月だから、装備は大きく変えなければならない。大雪の朝は氷点下まで下がる時期となるからだ。

 もう、1~2週間で紅葉の時期となる。大雪の高原温泉あたりへ行くのもいいかもしれない。

 
 
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過去の山行から~芦別岳 旧道

2013年09月01日 | 山歩き~


 今週は山はお休み。天気も今イチだったが体調もすぐれず、夏風邪なのか、はたまた、加齢による疲労蓄積なのか・・・
 そのようなわけで、過去の山行の写真を載せよう。それは、芦別岳を旧道から登ったときのもの。
 聞くところによれば、今は更に道が崩壊しつつあるようで、ワイルドになっているそうな。まぁ、最初から道がないと思えばいいのだ。

 ここに載せる写真は、北尾根にやっとたどり着き、芦別のピークが見える頃からのものである。

 まずは。・・・ピークまではまだ遠いね~というあたり。


 次は、やや、やっと少し近くなってきた。


 そして、もう少しがんばればピークだね、と感慨深くなるところ。


 なにしろ、旧道は6~7時間はかかる。下山は新道を選んだ場合は、3時間半として、全行程は10時間。
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漁入沢支流2

2013年08月25日 | 山歩き~

 漁入沢支流の写真を数枚載せてみよう。


小さなゴルジュたが、見かけによらず深い。


この雰囲気がなんとも言えずいいのだ。


水の力
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漁入沢

2013年08月24日 | 山歩き~

 久しぶりに山岳会の仲間とともに、沢を歩いてきた。沢は定山渓の漁入沢の支流。
 さすがに沢。最後はヘロヘロになった。道のある山ではなく、沢を歩くことが目的である。
 滑滝や小滝など大きな難しい滝はないが、それらの滝が続く。へつりあり、ドボンあり、靴の所為で滑ってお尻をしたたかに打つなどあらゆる状況に直面する。
 通常の道のある登山で、「上級」の山を歩く体力があっても、不十分だろう。

 暫くぶりの沢歩きで、やはり、バランス感覚が衰えていることを実感した。へつりも最初のうちは、さまにならない状態であった。

 とはいえ、夏のこの季節の沢は面白い。更に体力をつけて歩きたいと思う。
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振り返ると・・・

2013年08月18日 | 山歩き~

 日本の山歩き愛好家のなかで、おそらく北海道の山の一番人気はトムラウシ山であろう。その眺望の素晴らしさ、周囲の沼の美しさ、可憐な花が咲き乱れるロケーションは憧れの山といってもよいのではないか。

 この山頂に通じる道は、①トムラウシ温泉からの道②天人峡あるいは白雲岳方面からの道③十勝連峰のオプタテからの道とこれに合流する扇沼山からの道とあるが、沢から登る方法もある。
 それは、トムラウシ温泉を経由しての①ワセダ沢ルート②西沢ルート③ユウトムラウシ川の沢ルートであり、天人峡からは、あまりにも有名なクワウンナイ川のルート・・・これも化雲沢を歩くルートもあるという。

 ぼくはすべて歩いたわけでもなく、かのクワウンナイ川は歩いていずとても残念である。また、ユウトムラウシ川からのルートもかなり魅力的で、誘惑されたら、間違いなく say yes!

 しかし、美しさのうえでは、ワセダ沢に匹敵するところはないかもしれない。
2006年に遡行しているが、いまだに悔やんでも悔やみきれないのは、その美しさを撮れていないことである。まして、トムラウシ川の温泉を撮っていない。
 で、このブログの開始時にも何枚かの写真は載せたが、想い出深い数枚を再度載せてみる。
 
 ワセダ沢を登りつめると、水はもう流れていない。左手の高きところにトムラウシのピークがある。


 あの遥か下から登ってきたのである。


 あの稜線の上には、ヒサゴ沼からトムラウシへ通じる道があるはずだ。

 
 ヒサゴ沼が見えてきた。今日のテント泊の場所だ。


 翌日、カウン沢を降りる。この滝は右岸から懸垂下降で降りた。


 また、行かなければならぬ。
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登山靴

2013年08月17日 | 山歩き~

 夏道用の登山靴は2足持っている。メーカーはAKUとMEINDLである。今回の芦別岳へはMEINDLを履いたのだが、案の定、右足の親指の爪がダメになった。急坂の下りにつま先を岩にぶつけたのだが、そのときの衝撃による痛みから「爪は死んだ」と理解した。
 この2足とも古いものである。特にAKUの靴は泥道で滑りやすくて前回の空沼岳のときは難渋しただけにMEINDLに替えてみたのだが、この靴、やはり「爪殺し」の靴である。
 ただ、靴が原因とはいえないのだ。下山のときは、必ず靴紐を絞め直すのがセオリーなのだが、これをやっていない。ちゃんとやっていれば、そう大きなダメージを受けなかっただろう。
 爪が死んだからといって山歩きが不可能になるわけではないので、見くびっていた、つまり、僕に甘さがあったということだ。
 しかし、靴の選択にはいつも悩まされる。夏は沢・・・と割り切ってしまえばいいのだが、体力もまだまだであり、道のある山も歩きたい。

 有名ブランドの靴が良い靴だとは限らない。以前履いていた専門メーカーのスカルパは良かったのだが・・・。やはり、耐久性があり、足にしっかりと馴染む皮靴が欲しい。
 

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芦別岳

2013年08月12日 | 山歩き~

 芦別岳の写真を載せてみよう。

 半面山の先の雲峰山から見る芦別岳。ここからの標高差は約300mぐらいか。時間にして40分。


 山頂から、来し方を見る。


 深き谷を覗く。


 懐かしき旧道が見える。また、いつの日か・・・。
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熊も暑い暑い・・・芦別岳

2013年08月11日 | 山歩き~

 当初、大雪の旭岳から黒岳のお鉢廻りを計画していたが、天気がパッとせず変更した。
 芦別岳の新道である。土曜日の夜、太陽の里キャンプ場の駐車場に車を停め、車中泊する。そして、早朝出発。
 途中、雨が降り出し標高約千mあたりでレインを着るも、もうやめようかと思案する。暫く停滞していたが、雨もやみ不承不承歩きだす。まぁ、覚太郎分岐まで行ってみるか・・・が、半面山まで・・・となり、半面山に着くと芦別のピークまでは標高差にして約350m。ということでピークまで行ってしまった。
 ピークに着くとガスは次第に消え、素晴らしい眺望が広がる。1時間以上ものんびりして、降りることになった。
 
 芦別岳には可愛い花が咲き誇っており、写真も何枚か撮ってきたが果たして如何に?
 さて、何気なく芦別岳の南側の雪渓を見るとなにやら四足の動物が動いている。よく見ると、熊だった。距離にして約300~400mくらいか。しかし、雪渓の上の足跡がくっきり見えていたからもっと近かったかもしれない。写真を撮る間もなく陰に隠れてしまった。
 熊さんもこの暑さには堪えているのだろう。その雪渓はけっこう大きなものだから、暫くは熊さんの暑さを凌ぐ絶好の場所といえるだろう。

 それにしても、芦別岳は素晴らしい山である。
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